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母との別れ

お別れ回(会)です。

あと、妹ちゃん視点です。

「あの馬鹿二人を治してあげて。」

「ひゃい」


お姉様達のお仕置きを終えたお母様が私に声をかけてきます。私はつい情けない声が出てしまいます。

ですが、お母様は笑って、


「貴女には何もしないから大丈夫よ。」


そう言うと、お母様は返り血を落とし始めました。

私も、お姉様達“だったもの”に回復魔法をかけます。すると、お姉様達“だったもの”は徐々にお姉様達に戻ってきました。


「う、う〜ん。」


いつも一緒にいる方のお姉様が先に目を覚まします。

お姉様は辺りを見回し、お母様を見ると、


「ひっ」


小さく悲鳴を上げました。


「目を覚ましたようね。」


「は、はい!お母様!おはよう御座います!」


よほど怖かったのか早口になるお姉様。

確かにあれは怖かったです。

あれを自分が受けていたと考えると・・・怖すぎですね。


「これでよく分かったでしょう?」

「は、はい!分かりました!」

「何が分かったの?」


突然の質問、確かにお母様は何が分かったかは言ってません。


「言葉を選ぶときは慎重に、ということです!」

「さすが、貴女は本当に賢いわね。」


お姉様は目に見えてホッとしています。


「でも、」

 

お母様は続けます。


「そんな貴女がどうして、あんなことを言ったのかしら?」

「そ、それは…」


お姉様はかなり慌てています。そして、


「コイツが悪いんです!。」


あ、お姉様それは…


「貴女は、頭は良くても記憶力はあまり良くないようね。」

「え?」


お姉様は少し考えた後、顔がみるみる青くなっていきます。


「理解できたようね?」

「あ、あの、その、えっと、それは…」


お姉様、全然喋れてませんよ。

結局、このあとすぐに目を覚ました一番上のお姉様と一緒に叱られていました。





「さて、そろそろ人間達が来るわね。」


その言葉に、落ち込んでいたお姉様達も顔を上げて真剣な表情になります。


「さあ、貴女達は逃げなさい。」


誰も、何も言いません。


「ふふ、最期ぐらい私に甘えてもいいのよ?」


その言葉に一番最初に動いたのは、やっぱり私でした。


「あらあら、さっき沢山甘えたのに、貴女は本当に甘えん坊ね。」


私は、数秒お母様を堪能すると、離れました。

次に動いたのは、1つ上のお姉様です。


「お母様、本当に申し訳ありませんでした。」

「それは、今言うことじゃ無いでしょう?」

「そうですね。」


そして、お母様に抱きつくと、

「ありがとうございます。」


すると、お母様も嬉しそうにお姉様を抱きしめて、


「妹を、大切にしなさい。」

「はい。言われなくてももとからそのつもりです、お母様。」

「そうね、貴女は妹が大好きだものね。」


そして、お姉様はお母様から離れる。

次は…誰も動かない。


「貴女達はいいの?」

「はい、私は大丈夫です。」


強がっているらしい。


「私も大丈夫です。」

「私もです。」

「そう…」


お母様は寂しそうにしたあと、


「じゃあ、私のわがままを聞いてくれないかしら?」

「構いませんが、どうするのですか?」


お母様は、「ふふ、」と笑った後、


「抱きしめさせて。」

「はい?」

「私はね、一度も貴女達を抱きしめた事が無いの。だから、最期ぐらい貴女達を抱きしめておきたいの。」


確かに、私も抱きついたのは今日が初めてです。


「分かりました。」


そう言いうと、お母様は3人を抱きしめた。


「ありがとう。」


そして、お母様は寂しそうに、


「さようなら。」








私は、お姉様が忘れ物をしたらしく、一緒に取りに帰って来ていました。

そして、忘れ物を回収したあと、

「見つけたぞ、女王候補。」

一人の人間に出会いました。

ついに人間と遭遇しました。遭遇した相手はもちろん…

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