聖騎士アルス
聖騎士アルス、わたし的には結構好きなキャラなんだけどな〜
俺の名前はアルス。冒険者をしている。
俺は小さい頃、お伽噺に出てくる様な聖騎士に憧れて剣を習った。俺に剣を教えてくれたのは、村に住んでいた、引退した元冒険者の男だ。
彼に教えられ、剣を覚えた俺は冒険者になった。
最初こそ上手くいかず、挫折することも何度もあった。
それらを乗り越えて、もう10年。周りからは“聖騎士 アルス”と呼ばれ尊敬される存在になった。だが、俺は知っている。この世界には、俺よりも強くて、すごい奴が沢山いるということを。
「アルス様、ようこそ冒険者ギルドヘ。本日は、どのようなご要件でしょうか?」
「準備がどの程度進んでいるかを聞きに来た。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
そう言って受付嬢は、ギルドの奥へ入っていく。
しばらく待っていると。
「お待たせしました。」
受付嬢が帰ってくる
「準備の進行度合いは概ね順調で、2日後には準備が終わる予定です。」
「そうか…今の所、何か問題はあるか?」
「問題と言いますと、偵察チームのリーダーである『風の雫』様が行方不明ということですね。」
「何?」
『風の雫』というと、将来有望なCランクのパーティーだった筈だ。
「詳しい理由は分かっていませんが、女王候補と遭遇した可能性が高いと思われます。」
女王候補、か。
マンイータービーの女王。
危険度、個としての強さ、共にAランクの怪物だ。
その候補ともなれば、Aランクに近い力を持っているはずだ。既に閃光弾の存在は知られている。遭遇すれば間違いなく死ぬだろう。
もし本当に女王候補に遭遇したのなら、彼らは、運が悪かったとしか言いようがない。
「私としては、女王候補と遭遇した説、を推しています。」
「それは、どうして?。」
「『風の雫』とおぼしき遺体が見つかっているからです。最も、遺体かどうかすら怪しいのですが。」
遺体かどうかすら怪しいとは、一体どうしたらそんなことになるんだろうか?
「ある冒険者が、肉が焦げた様な臭いがするということで、臭いがする方向に行って見ると、大地の一部が焼け焦げ、その中央に炭と灰の塊が4つあったそうです。」
炭と灰の塊、そんなことになるまで焼かれたんだろうか?
「女王候補の中には、火魔法が得意な個体がいるそうです。その女王候補にやられたのではないでしょうか?」
火魔法が得意な個体、女王候補の存在が知られる理由になった個体も火魔法を使っていたらしいな、厄介な奴だ。
「分かった、ありがとう。『風の雫』の仇は必ず討つ。」
「ありがとうございます!」
『風の雫』のためにも今から、荷物の最終確認をしておくか。
俺は、荷物の最終確認をするため、宿屋に向かった。
聖騎士アルスを一言で表すなら、『真面目』です。
出発前に2度も3度も持ち物確認をする慎重なタイプです。




