↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/26

№6 闇騎士ボールス戦に助っ人現る

 二丁拳銃の使い手対ヲタ芸。

 

「よしっ!」

 パロミデスを撃破したアリエルは2人へ振り返りVサインを見せる。

「次の宮へ」

 3人は最初の宮を抜けた。


 闇の宮では、一人の円卓の騎士が、しなってジョジョ立ちしていた。

「・・・ボールス」

「ようこそ、第2の宮へ、アーサー様」

 不敵に笑う闇騎士。


「ちょっと待った!」

 そこへ駆け寄る一つの影、アーサー達の頭上を軽々と飛び越えると、空中で二回転半し、ボールスの眼前に立つ。

「あなたは!」

「呼ばれて、飛び出てローリアン只今、参上っ!」

「呼んでないけど」

 アーサーは(呼んだ?)と確認の為アリエルを見るが、彼女は首を振った。

「あ、いえ、いけずう・・・じゃなくて、エルフ萌狩隊隊長ローリアン助太刀に参った!」

「貴様・・・ローリアン!」

「ボールス卿久しいですな」

 ボールスは激しい怒りの瞳を見せ、ローリアンを睨みつける。


「姫様、アーサー様、ケイ殿、先に行かれよ」

 ローリアンは毅然と言う。

「ローリアン殿、お言葉は嬉しいが・・・」

「そうよ」

 アーサーとアリエルは不安気に言った。

「心配には及びません。今は先へ行くのです。バーン・・・ひいてはこの世界の為に」

「・・・・・・」

「行くのだ!」

 ローリアンは一喝する。

 3人はその言葉に弾かれたように踵を返し、次の宮へと走る。

「ご無事で」ケイ。

「頼んだ」アーサー。

「無理はしないで」アリエル。

 ローリアンは右の手の平を広げ、左胸にあてると深く一礼をした。

「さあ、はじめましょう」

 ローリアンは両手にサイリウム十手を持ち構える。


「あの死合い(拙作での話)、脆弱なエルフの騎士に引き分けという屈辱を受け、私はいつか雪辱を晴らしたいと願っていた」

「それは・・・どうも」

「萌狩隊隊長ローリアンよ。貴様はここで我が二丁拳銃の銃弾でハチの巣にされ、息絶えるのだ」

「果たして、出来ましょうか」

「何だと?」

「私はかつてあの時のローリアンではありませんぞ!」

「それはこちらとて同じこと、だと思わぬか」

 互いに不敵な笑みを浮かべる。


「では」ローリアン。

「戦うのみ」ボールス。

 ボールスは、目にもとまらぬ速さで、拳銃をクロスして引き金を引く。

「ダーク・グランド・クルス!」

 無数の闇の銃弾がローリアン目掛け、正確無比に放たれる。

「はあああっ!円舞桜華天翔っ!」

 ヲタ芸よろしくローリアンの激しい円舞により、発光するサイリウムがことごとく、闇騎士の銃弾を弾いた。

「№1タイガっ!」

 すべての攻撃を払いのけたローリアンはドヤポーズを決める。


「おもしろい。貴様の言ったことまんざらでもないようだな」

「お褒めに預かり、嬉しいです」

「ふざけろっ!ダーク・グランド・クルス連弾!」

 ボールスは天井に目がけ、鳴りやまぬ銃弾の雨を降らす。

 計算され尽くした銃弾の軌道は、壁にめり込むこともなく弾かれ、予想だにしない方向からローリアンへと襲いかかる。

 エルフの騎士は天井目掛け飛びあがった。

 しかし銃弾は寸分の狂いもなく、彼へと。

「ヲタレベルE発動!」

 ローリアンの瞳が朱色へと染まる。

「これぞヲタを極めし領域・・・早く終わらせないと、まもなく推しアニメがはじまりますので・・・そんな焦りと希望が成せる業っ!」

 金色のオーラを纏い、銃弾は彼に行きつく事は出来ず、手前で失速し落ちる。

 反転、天井の壁を足で蹴り上げ、ボールスへと直降する。

「奥義!神威っ!」

 ローリアンは最大奥義を眼下のボールスに見舞う。

 撃震。

「ぐはっ!」

「成敗っ!」

 エルフの騎士は闇騎士ボールスを倒した。


「ボールス様・・・あなたは強かった・・・だが、私もまた強かった・・・行かねば」

 ローリアンは3人を追い駆けだそうとする。

 背を向けた、そこに油断があった。

 瀕死の状態で、ボールスは最後の銃弾をローリアンに向け撃つ。

 彼の右足を貫いた。

「・・・シビレ弾だ・・・動けまいて」

 ボールスはニヤリと笑い、気を失った。

「・・・またしても痛み分けですか・・・」

 苦い笑いを浮かべ、ローリアンはその場に膝まづいた。



 戦いは続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 展開早!伊藤美馬のピンポンのような躍動感?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。