№4 開戦、覇道暗黒宮
いざ、暗黒宮へ。
城門にはアーサーとアリエルそして、レオナルドの姿があった。
「レオナルド留守を頼む」
彼は宰相の手を握りしめる。
「アーサー様、アリエル様、どうかご無事で」
「ああ」
「はい」
アーサーは聖剣エクスカリバーを抜き、父の霊廟に代わり聳える覇道暗黒宮に掲げ、アリエルの手を握った。
「シャイニング・バスタード」
剣を一閃する。
硬質化した剣圧が唸りをあげる。
2人は大きく飛びあがり硬質化した剣圧の上に乗った。
アーサーの金色の髪がたなびく、アリエルの瞳が輝く、覇道暗黒宮目がけ風を切る。
そびえ立つ暗黒宮の門に人影が見えた。
「姉上」
「ケイさん」
男装の麗人は、そっと目を伏せて手をあげた。
2人は門の前で飛び降りると、剣圧は弧をえがき空高く上昇して消えた。
「待っていた。遅かったな」
ケイは2人に言った
「・・・すいません」
彼は姉に謝った。
「・・・アーサー」
アリエルは彼の名を呼ぶ。
「いい、迷いは・・・消えたようだな」
「はい」
「ならば行こう」
ケイはそう言うと、三叉の槍を身構えた。
「アーサー、アリエル、他の騎士達に説得を試みたが、みな決意は固く、先王に従うと言った。ここから先は円卓の騎士達・・・我らの同朋が敵となり襲いかかるだろう」
2人は頷き、
「それでも」アリエル。
「それでも行かねば」アーサー。
「よし」
ケイは槍技を放つ。
「煌流星槍極!」
閉ざされた門が星の煌めきのごとき槍の一撃で破壊される。
「いこう!」
3人は暗黒宮へと進む。
アーサーとアリエルの後ろを、歩くケイは決意の眼差しを暗黒宮へと向ける。
だがケイの石床に映る影から、闇の粒子が静かにたちこめていた。
ゆかん。




