白雪序章2
国は不明な長外套の軍服を肩に羽織る、青年的な白髪に赤眼と『縦長の瞳孔』です。
……縦長の瞳孔?
見間違いじゃない、彼れは確かに縦長の瞳孔でした。すると軍服の男性は剣がある手を右後ろに振りかぶり、突然と襲い来る。
男性を見た時点で剣が手にあるにも関わらず、反応する以前に警戒すら出来ずにいた。生存本能で避けようと背の方へと動き、体勢を崩した私は自分が死ぬ事を悟る。
男性は容赦なく私の体を深く斬りつけて殺す。それは生きてるなら何だろうと持っている物で、体の内側から心底冷えるようだった。
直前で私の目に映る光景は全て遅い動作になる。それは間際に起こりうる現象でした。
その時に周りを見て、死神がいた。
死神は右手で持つ黒い鎌を、左下から勢いよく曲線状に振り上げ、私達の間に割り込む。男性の剣と搗ち合い金属音が鳴り、死神は男性を弾き飛ばす。男性は剣を地面に突き立て、勢いを減らしきると立ち上がる。
男性は剣を振り死神を睨みつけた。私は尻餅を搗いてしまうも、上を向くと死神の正体が明らかになる。
死神は鎌に見えた太刀を持つ黒衣の人でした。
白肌に少年的で浮き毛のある黒髪で、下三白眼に黒い瞳の猫目や和洋折衷の中性的な女性顔です。
第二関節までの手袋が嵌めてあり、腰巻の左右には帯輪があり、大型で長方形の鉄鎖を二つ付けています。
左手の小銃と右手は太刀で、柄の部分にある鍔が、黒の逆十字と薄明るい刃を持ち黒い。左に鞘を鎖で巻き吊り提げ、二つの武器を両腰から引き抜いた事が分かる。
死神の様な黒衣の人を、私『スノウ・ホワイト』は、運命の相手だと確信した。




