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21話 残された時間

大変お待たせ致しました!

久しぶりの最新話投稿です。

思ったより改稿に時間がかかってしまったのと、パソコンがぶっ壊れるという事件が発生しまして、投稿が遅れてしまいました。ごめんなさい……

ストーリーに大きな変更はないのですが、かなり変わっていると思いますので、ぜひ!読んでください!

矛盾点や質問がありましたら、教えてください!

新エピソード(⒔話)もあります。

 わたしには夢があった。


 それは魔女になって、この世界の救世主になること。


 あれは三才のときだろうか。


 わたしの住む町に魔女がやって来た。


 その魔女が村に滞在していたのは、ほんの数日だっただろう。


 しかし、その数日で村は豊かになり、人々の生活は一変した。


 ――魔女は家、橋、道路に水路など、あらゆるものを数日で作ってしまった。


 わたしは強烈にあこがれた。私は魔女になるために、この世界に生まれたのだと確信した。


 そして、あこがれと同時に、わたしにもいずれ同じことができるようになるという感覚もあった。


 あったはずだった……


 

『夢』『夢を叶えるための才能』『夢を追うための肉体』


 この三つのうち、どれかを奪われるとしたら――


 あなたなら何を選びますか?



「――ここは、どこですか?」


「目が覚めたか、よかった。ここは私たちが泊っている宿だよ。魔物はすべて討伐された、心配せず寝ていていい」


 目の前にいたのはグラズオーガを倒すのに協力してくれたお姉さんだった。


「――時間は? あれからどのくらいの時間が?」


「半日ほどね、あの後すぐにあなたの仲間が来たわよ。黒髪、黒目の」


 ソウマが……


「なにか言っていましたか?」


「うーん、色々言っていたが―― まとめると、よくやった!かな?」


「そうですか……」


「いやぁ、残念だったな。うちのパーティに誘おうと思っていたんだがな」


 ――え? 勧誘? わたしが?


「お、その反応。脈なしというわけではないのかな?」


「あ、いえ! 冒険者パーティに誘われたことなんて、なかったので……」


「そうなのか、でもあの子ごと仲間に入れるというのも――」


 あれ? あんまりわたしの話きいてない。


「わたしたちは勇者一行ですから! 仲間になりたいなら、あなたがうちのパーティに入ってくださいよ!」


「そうだったのか、勇者の仲間だったとは。じゃあ旅の邪魔をするわけにはいかないな。残念だ」


 自分がうちのパーティに入る選択肢はないらしい。


 それにしても、このお姉さんと話していると師匠を思い出す。


 見た目も性格も違うのに、なんでだろう。


「じゃあ、そろそろ。この部屋は行進祭まで借りているから好きなだけいてくれ」


「あの、わたしの名前はユフィナといいます! あなたのお名前は?」


「そうか、まだ名乗っていなかったか。すまんな、私はルシイナだ。行進祭、楽しみにしているよ」



 ――アルミラの森――


「ソウマ様、よろしかったのですか? ユフィナさんに会わなくて」


 エルナが心配そうに聞いてくる。


「会った方が良かったんだろうがな、俺たちには圧倒的に時間が足りない」


 俺はクロ隊と共にアルミラの森に来ていた。


「ルシイナは信用できそうだし、サワ――遠距離攻撃隊の護衛もついている。あいつの修行も邪魔したくないしな」


 もちろん修行をしなくてはいけないのは、俺も同じだが――


 そんな、俺は修行と並行してアルミラの森の調査に来ていた。


 魔獣バルグの手がかりを調べに来たのだ。


 まあ、その調査はほぼクロ隊に任せているので、俺は森の魔物相手にひたすら実践訓練をしている。


 倒しても倒しても魔物が襲ってくるので、訓練には最高の場所だ。


「そういえば、魔物ってどうやって増えてるんだ? 子供の魔物とか見ないから自然発生なのか?」


 俺はふと疑問に思ったことをエルナに聞いた。


「自然発生とされていますが、詳しいことは分かっていません」


「調査とか研究とかされてないのか?」


「魔物の研究は王によって禁じられています」


 王によって禁止か…… 何か裏がありそうだ。


「エルナ、ノエ――情報部隊の調査内容に魔物の発生原因も加えてくれ。あ、でも優先するのは今やっている国の調査で頼む」


「わかりました」




 ――背後の魔力が揺らぐのを感じる。後ろを振り返るが何も見えない。


また(・・)、透明系のやつか。


「クロ隊!」


 俺の合図と共に魔物はクロ隊に瞬殺された。やはり、シェイドスコーピオンのようだ。


 正直、まだ姿がみえない敵は苦手だ。


 俺は魔力の揺らぎを感じ取ることができるようになったが、敵の位置が分かるくらいの精度だ。


 相手に宿ってる魔力量が分かったり、魔力の流れを感じたりすることはできない。


 そして行進祭までに、俺が今以上の技術を身に付けることは不可能だろう。


 だから、俺は一緒に戦う予定のクロ隊との連携の訓練をしに来ている。


 複数人をサポートするのにも、かなり慣れてきた。


 行進祭までには間に合うだろう。


 俺とユフィナ、もちろんクロナミ隊も準備はほぼ整っている。


 あとは、ヴァリディアとの直接対決をどうやって実現するか。


 あいつはおそらく勇者を狙っている。


 ヴァリディアとミトハが接触する前に俺たちが倒さないとならない。


 そして、そのミトハがどのくらい強くなって帰ってくるか。


 そもそも帰ってこれるのか?


 残された問題はこの二つだ。


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― 新着の感想 ―
投稿ありがとうございます! パソコン大丈夫ですか...? ユフィナちゃんはどれを奪われたのだろうか..... 才能はある, 夢はまだ不明, 肉体ですかね? 魔力が少ないですし. まあ後々出てくるでし…
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