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辺境伯の娘の武勇伝  作者: 茅野紗凪
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訓練 3

今回は少し短いです。

「そうそう、そのまま振り下ろして。腕だけでなく身体全体を使ってください」


今、私は剣の振り方を習っている。


「筋は良いですね。もう少ししたら、一対一の試合形式で打ち合いましょう」


「はい」




素振りを終えて、副団長と対峙する。


「極力、防具のある所に当てるようにしますが、ない所に当たってもいいように覚悟だけはしておいてください」


「あたりまえです。けがをせずにつよくなえるだなんておもってもいません。いたいからこしょよけたいとおもえりゅのでしゅかりゃ」


「良い返事です。では来てください」


「いきましゅ!」


私は副団長の方に向かって駆け出した。最低限の動きで、足を狙う。私の身長は副団長の腰までもありませんから、足が一番狙い易いのです。


副団長の前に出てきている左足の膝裏を払おうとして、副団長の木剣が下りてきたので、軌道修正して左前に出ながら右足を払う。しかし、これは避けられてしまった。

背筋が冷えた。今、左前に向かっている身体の力を利用して左に向かって思い切り飛ぶ。すぐに副団長の方に向き直り、足に向かって走る。副団長が驚いた顔をしていたようだが気にしない。とにかく、手数重視で小さい体も利用して足も使って攻撃をする。しかし全て防がれてしまった。

30分くらいたっただろうか。全力で動いた私は息が切れ、動きも鈍くなってきた。一度副団長から離れて呼吸を整える。次で最後にする。速さも重さも、今出せる最高の力を出し切る。副団長の胴に狙いを定めて思い切り駆ける。そして、副団長の胴を突く。しかし、今の私には見えない速度で私の木剣は払われ、首の後ろに木剣を当てられてしまった。私はそのまま意識を失った。

戦闘シーンは難しいですね。本当にこんなことができるかも分かりませんし。

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