真祖吸血鬼(ハイ・デイライトウォーカー)の頼み事
連絡を全くしないでいると、余計な心配を掛けてしまう事がありますよね。連絡の頻度は相手との関係性にもよりますが、この世界では命の危険が多い為に、連絡ができるのにしないでいると、かなりの心配を掛けてしまうようです。
第三章 第二十二部<真祖吸血鬼の頼み事>是非最後までお付き合いくださいませ。
翌早朝。早めに寝たおかげで、久しぶりに早起きができた。目を開くと、すぐにセレアが舌を絡ませてくる。
「おはようございます。ご主人様。」
「おはよ。セレア。」
軽くキスをすると、今度はリアが舌を絡ませてきた。
「タカシ様。おはようございます。」
「おはよ。リア。」
リアにもキスを返すと、2人して抱きついてきた。
完全に日課と化してはいるんだけどね?いろんな意味で完全に起きるから、体を擦り寄せるのは出発前はやめよ?鋼だった理性と自制心も、最近は豆腐以下の強度になってんだから。
で、やっぱり豆腐以下の理性と自制心はあっさりと瓦解。でも、1回ずつで抑えたのは偉いと思うのは間違いでしょーか?
その後、朝食を済ませて、荷物をまとめる。
「リア。昨日の双子の様子はどうだった?」
「あ、はい。やっぱり戸惑ってました。私が部屋に入った時もまだ腰を下ろしてもいなかったみたいでしたし。」
「マジか。休めたのかなぁ?」
「大丈夫だと思いますよ?私が部屋を出る前には少し気が抜けた様子でしたから。」
うん。それは多分、君がダッシュでこっちに向かってったからだと思うよ。凄い勢いで帰ってきたし。まぁ、それで少しでも肩の力が抜けたんなら、結果オーライだけど。
「そっか。まぁ、それなら大丈夫かな。」
「今日はシャーネさん達の装備と服を揃えられてから、出発という事でよろしいですか?」
「おう。ここには予想外に長居したからな。まだ余裕はたっぷりあるけど、先に進んでおきたい。途中で何があるか分からないし。」
「「はい。」」
「んで、道中とか街中ではシャーネ達のフォローをしてやってくれ。俺のやる事とか言う事は基本的に困惑させまくるみたいだし。」
「「はいっ。」」
「お会いしたばかりの頃は、本当に驚きと混乱の連続でしたから。恐らく、よく理解してあげられると思います。お任せください。」
「シャーネさんはシャーンさんを守る為にいろいろ考えちゃってるみたいですからね。深読みし過ぎて、誤解してしまっていそうな部分は察しが付きますから、ちゃんとフォローしてあげられると思います。」
俺の頼みに、それぞれ頼もしい返事をしてくれる。
これなら安心ではある。安心ではあるんだけど、なんだろう?2人の言葉に微妙に釈然としないものがあるのは。2人共、そんなに混乱とかさせちゃってましたか?
うん。させてたな。セレアは、時間は短かったけど、混乱と困惑の極み状態だったし、リアもとんでもない誤解をさせてたせいで、警戒心最高潮って感じの期間があったし。
しかし、そう考えたら、セレアもリアもデレてくれたよなぁ。美人度と可愛さとエロさが日々急上昇してるし。それに比例して、俺のデレデレ具合の上昇と理性強度の劣化が大変な事になってますが。
「あ、そだ。ジェラルリードちゃんに新しい奴隷が増えた事だけ報告しとこっか。アドバイスくれたんだし。」
「そうですね。お久しぶりですし、ジェラルリードさんもお喜びになると思います。」
「だな。」
セレアの同意を受けて、遠話の腕輪に意識を向ける。
「ジェラルリードちゃん?今、大丈夫?」
『あ!?タカシ!?無事に生きてんの!?リアとセレアは!?』
なんか凄い勢いで心配されてしまった。
考えてみれば、冒険者なんて普通は明日をも知れない身の上なんだから、10日以上も連絡がなけりゃ心配もされるか。
「元気元気。セレアとリアも元気だよ。」
「はい。お久しぶりです。ジェラルリードさん。」
「ジェラルリードさんもお元気ですか?」
『あ~、良かった。こっちも変わりないわよ。ったく、タカシくぅ~ん?もうちょっとマメに連絡寄越しなさいよねぇぇぇ?』
ジェラルリードちゃんの声がちょっぴり怖い。相当に心配してくれてたらしい。
「ご、ごめんごめん。元の世界じゃ10日やそれくらい連絡してなくても普通だったもんだから。」
『本当にぃ?』
「ホントだって。この世界みたく、街の外みたいな場所もないしモンスターなんかもいないから、そうそう命の危険なんてのもないんだから。」
嘘ではない。ただ、マメな奴とか恋人がいる奴らとかの例外がいるだけで。俺みたいに、プライベートで頻繁に連絡を取る相手が極端に少ない奴の方が例外かもしれないけど。
『まぁ、そういう感覚なら仕方ないから今回は許したげるけど、次からはもうちょっとマメに連絡寄越しなさいよ?』
「りょーかいっす。次の街に着くか、もしくは3、4日に1回は連絡するようにするよ。」
『ん。素直でよろしい。で?何かあったの?』
「あ、うん。今、スクラヴォーヌにいるんだけど、新しい奴隷を買ったから報告しとこうかと思ってさ。アドバイスもらったし。」
『そっか。買ったのね。どんな子?』
「双子の有翼族の女の子。」
『へぇ~。その辺りで有翼族なんて珍しいじゃない。しかも、有翼族って空が飛べるから偵察向きな筈よ。あんた達のパーティーにはちょうどいいんじゃない?』
へぇ。有翼族はそういう特徴のある種族なのか。道理で、ジライさんが感心してた筈だ。全くの偶然ですが。
『ん?でも、あんた、有翼族なんて知ってたの?』
「いんや。全然。」
『はぁん?さては、単純に見た目で選んだわね?』
うぉっ!?いきなりバレた!?
『しかも、その辺りじゃ有翼族なんてかなり高かったでしょ?それを双子揃って引き取ったって事は、離れ離れになったら可哀想だとか思ったんじゃないの?』
何故にそこまで分かるんですか!?エスパーか何かか!?ハズイから、そういうトコはスルーしといていただけませんかね!?
「いやいやいや。そりゃ買い被りってもんだよ?単純に見た目で興味引かれたし。実際、セレアとリア級の可愛い子達だし。」
『ふぅん?ま、恥ずかしいみたいだし、そういう事にしといてあげようかしらね?』
ジェラルリードちゃんの愉快そうな声に、顔が熱くなる。
こ、こいつっ、トドメ刺しやがったぁぁぁぁっ!?ハズイと思ってる奴に恥ずかしそうっていうツッコミはダメだろ!?しかも、それを分かってて言ってる確信犯とか最悪だぁぁぁぁぁっ!!!
「お、覚えてろよ。今度、前の登場のセリフのダメ出ししまくってやる・・・」
『ちょっ、ちょっと!?そういうのってアリ!?せめて今のにしなさいよ!!』
「甘いわ。練りきったつもりがまだ拙かった頃の古傷をエグられる方がダメージがデカいのは経験済みなんだよ。」
『こ、こいつ、サイッテェだわ・・・仮にも真祖吸血鬼相手にそんなやり返しを考える?』
「ジェラルリードちゃん相手だから考えるぞ。んで、実行する。」
『プッ、あはははははっ。そんじゃ仕方ないかぁ。あ、それで?その子達にはあんたが異世界人だってのは教えるの?』
何故か妙に嬉しそうに笑って、ご機嫌な感じに話を変えるジェラルリードちゃん。何がそんな嬉しかったんだろ?
「あ~、それはまだ。これからもずっと一緒とも限らないしな。」
『どっかで解放するかもって事?』
「事情と状況によってはな。」
『高かったでしょうに、ホントにあんたは変なトコでお人好しねぇ。慎重だから別に問題無いだろうけど。』
「心配してくれてありがと。さすがに自分の身の危険度が上がるような事はしたくないから、そこは大丈夫だよ。」
『ん、んん・・・ホントに変なトコは素直なんだから・・・』
「そうか?」
『そうよっ。ったく。あ、そうだ。ちょっとお願いがあるんだけど。』
「何?」
『リブラレールの手前の街で、ルウィーナスって街があるんだけどね。そこから3日くらいのトコだったかな?まぁ、そのくらいのトコにある遺跡の1つに行きたいのよ。』
「うん。」
『でも、そこってちょっと冒険者の出入りが多くてね。あたしが見つかったら、大騒ぎになって討伐隊とかが組まれると思うのよ。』
「だろうなぁ。でもまぁ、別に問題無いんじゃないのか?ジェラルリードちゃんを追い詰められるような奴がいるとは思えないし。むしろ、語り部作りにはちょうどいいんじゃないのか?」
『いつもならね。ただ、今回はそこの奥にあるらしいっていう魔核が欲しくってさ。』
「「魔核ですか!?」」
何やら新しいアイテム名が出てきたと思ったら、セレアとリアが驚きの声をハモらせた。名前からして、魔晶石の上位アイテムって感じかな?
『そっ。昨日、そんな話を街で聞いたのよ。でも、討伐隊が来てたりしたら面倒じゃない?』
「確かに。小蝿を払うのも鬱陶しいもんな。」
『小蝿って、あんた・・・・仮にも同族でしょーに。』
「ジェラルリードちゃんの実力からすれば、腰抜けの冒険者なんかどれだけ集まってもそんな程度だろ?」
『まぁね。なんか、あんたの中の人間族の冒険者って評価低いのねぇ。腰抜けってのには大いに同感だけど、何かあったの?』
「この街の2つ名が付いた流れを聞いた。胸糞悪いったらないぞ。マジで。」
『あぁ。なるほどね。あ、話が逸れちゃったけど、まぁ、とにかく鬱陶しいのはナシで行きたいの。でも、1人で遺跡に入ってくなんて、いくら人間族に姿を変えてても不審極まりないわけ。』
「つまり、俺達も一緒にって事か?」
『うん。新人ちゃん達はビビっちゃうかもしんないけど。』
「まぁ、それは慣れてもらうとしてだ。」
『慣れるって・・・』
「俺達の友人なんだ。遅かれ早かれどっかで顔を合わせる事にはなるんだから、そこはとっとと慣れてもらわないと。害意がないんだから、別に怯える必要もないわけだし。」
「いえ。あの、タカシ様?もう怯えていない私達が言っても説得力がないとは思いますけど、普通は真祖吸血鬼なんて出会ったら死を覚悟するって言うよりも、確実な死の顕現って言ってもいいくらいの存在なんです。普通は恐怖に失神するか固まっちゃいますよ?」
『そうそう。リアの言う通り。』
「でも、それってイメージで、だろ?実際に会って話せば変わるものもあるよ。実際に、レンシディオさんは最後にはかなりマシになってたじゃん。完全に、とは言えないけど。」
『ん~。まぁ、タカシの奴隷でリアとセレアの後輩になるわけだから、優しくは接してあげるつもりだけど・・・まぁ、いいわ。タカシがそう言ってくれるんなら、甘えさせてもらうわ。』
「うん。だけど、1つ聞いていいか?」
『安心しなさいって。リアにもセレアにも、それに新人ちゃん達にも危ない目には遭わせないから。当然、あんたもあたしが守ってあげるわよ?』
メチャクチャ察しがいいな。俺ってそんなに分かりやすい?元の世界じゃ何を考えてるのか分からんって、よく言われてたんだけどなぁ。
「うん。それなら構わないか?セレア。リア。」
「「はいっ。」」
『さんきゅ~♪』
「あ、でも、俺の事よりもセレア達を優先してくれよ?俺はチート炸裂しまくってて、未だに掠り傷一つ負ってないんだから。」
『マジで?<ちーと>ってホントにムチャクチャねぇ・・でもね?タカシくぅん?あたしの力を見縊るんじゃないの。そんな心配がいらないトコたっぷり見せたげるから、大船に乗ったつもりでいていいのよ?』
「ごめん。そういうつもりで言ったんじゃないんだ。」
『ふふ。分かってるわよ。あんた、過保護っぽいもんね。んじゃ、ルウィーナスに着いて、準備ができたら呼び出して。』
「了解。」
『んじゃ、またね~。』
「おう。またな。」
遠話の魔法が切れた感覚がした。
ジェラルリードちゃん、礼を言うとテレるよな。心配してくれてるんだから、礼を言うくらい別に普通だと思うんだけど。
しかし、ジェラルリードちゃんはなんかホントに俺の事をよく分かってると言うか、見透かされてると言うか・・・セレアとリアはずっと一緒だから分かるけど、これが年の功ってヤツなんだろうか?敵う気がしねぇ・・・
それから、リアにシャーネ達が朝食を済ませている事を確認してもらって、こっちの部屋へ2人を連れてきてもらった。すぐに宿を出る予定だから、全員立ったままで話を始める事にする。
「おはよ。シャーネ。シャーン。昨日はよく眠れたか?」
「「はいっ。」」
「このような良い所で休ませていただいたのは初めてです。本当にありがとうございます。」
「ありがとうございます。主さま。」
まだやっぱりガチガチだなぁ。ま、その内に慣れるかな。焦らせても仕方ないし。
「それならよかった。んじゃ、これからの予定なんだけど、それに関する事で2人に質問。正直に答えてくれよ?」
「「はい。」」
「戦闘はできるって話だったけど、前衛と後衛、どっちが得意?あ、ちなみに、俺より圧倒的に強くない限りには最前列は任せませんので、よろしく。」
「え?え?」
いきなり大混乱な様子のシャーネ。シャーンも目を白黒させてる。
「・・・ご主人様。よろしいでしょうか?」
「ダメ。まだ俺の方が強いし。」
「しかし、いつもご主人様ばかりが・・・」
「そんな事言って、数がそこそこでもリアとのコンビネーションに磨きがかかってるから、最近は俺の出番がないじゃんか。スピードだけはどうやっても敵いそうにないし、動き出しもメチャクチャ早いし。リアはリアで、俺が動こうとしたら先に魔法でまとめてブッ飛ばすし。」
「タカシ様とセレアさん、それに私自身の安全を最優先にしてるだけです。」
「はい。お約束を守る為にも危険が大きい事は絶対にしません。」
「むぅ。頑固な奴らめ・・・ハァ。まぁ、そんな感じだから、ぶっちゃけた話、どっちに回ってくれても問題無いんだ。むしろ、火力があるんなら後衛で頼みたい。数が多い時とかの火力が不足気味だし。」
「え、えっと・・・屋外でしたら、複数の敵を相手取るのは得意です。空から羽根を打ち出して一掃できますので。屋内だと使いにくい技なのですが・・・・」
「おぁ。マジか。それって屋内じゃ使えないとかなのか?」
「あ、いいえ。ただ、攻撃範囲が狭くなってしまいます。」
「よし。んじゃ、後衛だな。セレア。護衛対象が増えるけど、頼んだぞ。頼りにしてる。」
「はいっ。お任せくださいっ。」
嬉しそうに力強く頷くセレア。それを見て、ブスッと不満顔になるのリア。
そう不満そうにしてくれるなよ。ポジションの違いはどうしようもないだろ?
「え?え?あ、あたしたッ!!私達は後衛でよろしいんですかっ?」
また慌てて口調を正すシャーネ。
むぅ。セレアよりも頑固だな。崩していいって言ってんのに。
「シャーネ、シャーネ。」
ちょいちょいと手招きをすると、強張った表情で俺の側に来るシャーネ。そのシャーネの頬を両手で軽く引っ張ってやる。
「ふぇ?」
「口調、崩していいてっば。無理に堅く喋んな。そんなので怒ったりしないし、扱いが変わったりもしないから。妹へのとばっちりを心配してんなら、余計に無駄な心配だぞ?」
「ふぇ?ふぇ?」
「ちょっと解してやるから、普通に喋れ?」
頬をそのままフニフニと掌で押してやると、シャーネは顔を真っ赤にしてしまい、手が離れると俯いてしまった。
あれ?そんな恥ずかしかった?セレア達と接し慣れてきたせいで、距離感狂ったかな?ちょっと自重しないと、余計な誤解させるかも。気を付けよう。
「は、はははは、はいっ。」
動揺しまくりのシャーネを見て、セレアとリアが抱きついてくる。
「口調を堅くしていたら、私も先程のようにしてもらえますか?」
「私、あんなのしてもらえませんでした。狡いです。」
「わ、分かった分かった。3人の時にな。」
膨れる2人の頭を両手で同時に撫でる。瞬間的に機嫌を直して、表情が緩むセレアとリア。それをポカンとした顔で見ている双子。
最初のリアの時みたいに、これを見るのが鬱陶しくなってくんだろうなぁ。ごめんね?俺も嬉しいから、抑えさせられないんだよ。そこだけは我慢してくれ。
それから、装備を整えた後、双子の着替えの服を買い揃えて、食糧等の準備を整えた。双子のパーティー登録も忘れずに行ってから、スクラヴォーヌを出発した。
装備品は双子お揃いで、魔力銀の短剣《109600エニー》とアダマンタイト製のバックラー《8500エニー》、アダマンタイト製の脛当《7550エニー》を購入。羽根の動きの邪魔にならないように、体を覆う防具は無い方がいいらしい。どっかの街で時間を作って、羽根の動きを妨げない防具を作ってもらわないとな。
ついでに、セレアとリア、ついでに俺も防具を新調。セレアは鋼鉄製の胸当と脛当をアダマンタイト製の胸当《12000エニー》と脛当《7550エニー》に、リアは鋼鉄製の鎖帷子とバックラーをアダマンタイト製の鎖帷子《9900エニー》とバックラー《8500エニー》。セレアとリアに身を守る為に必要な物は最高の物にしとくべきだと言ってしまった手前、俺のはいらないとも言えずにセレアと同じアダマンタイト製の胸当《12000エニー》を購入。
ちなみに、防具の素材としては、魔力銀よりもアダマンタイトの方が優秀らしい。魔力銀の防具は魔法の威力を軽減はしてくれるけど、魔力銀が覆っている部分に限った話らしいので、防具としてはあまり意味を成さないんだと。それなら、強度の高いアダマンタイトの方が良いってので、資金に余裕がありまくる事もあって、防具はアダマンタイト製に統一したのだ。
まぁ、双子の恐縮の仕方は凄かったけど、命を守る物だからと納得させた。ついでに、着替えを買い揃えるのも、セレアとリアのもあるし、風呂上がりには着替えた方がさっぱりして気持ちがいいからと、強引に納得させた。
なんだか、シャーネはいろいろ諦め始めた感じだったな。いい傾向だ。その感じで慣れてってくれ。いやまぁ、諦めないと慣れられないってのもどうかと思うけど、俺の行動はこの世界の奴隷にとっては常識外らしいから仕方がないと思う。でも、セレアみたいな慣れ方はしないでね?全部<ご主人様ですから>だけで納得できるってのは行き過ぎだと思うから。
ジェラルリードちゃんの頼み事ですが、実は隠された理由があります。わざわざ事前にジェラルリードちゃんが誘ってきた理由は、人間族と揉め事を起こすのが面倒などという理由ではありません。主人公が言った通り、ジェラルリードちゃんの実力ならば邪魔なものは簡単に一掃できるのですから。さて、その理由とは?
では、これにて第三章 第二十二部の幕を下ろさせていただきます。最後までお付き合いいただいた皆様に感謝です。また次もお付き合いいただければ幸いです。




