表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
占い師の殺人予知  作者: 雅 優人
8/10

第8話「守れなかった」

「密室殺人が起きる…」

有名占い師、心屋和香留は田中ショッピングセンターのイベントで密室殺人を予知した

しかしそれが、実現してしまった!

そして遂に犯人は、和香留本人だと推理する蒼探偵。

和香留は、犯行を認めた

そして、犯行動機を話し出す

「これは、1年前の今頃のことでした…


私には、2つ下の妹の護留(まもる)がいました

護留は、結婚して苗字は布屋になりました

そして、妊娠していました

ですが、ある会社の勤め先からのマタハラ(マタニティーハラスメント)によって自殺してしまいました…」



「それが、この田中ショッピングセンターなんですね」


蒼探偵は言った


「はい、そーです…

妹は、この田中ショッピングセンターで店員として働いていました

辞める気はなく、元気に働いていたのを覚えています

ですが、妊娠すると働くのが難しくなり、産休を貰うことにしました

産休届けを出して、1週間働くことを妹が決めていて妹は悔いのないように働きました


しかし、この田中ショッピングセンターの従業員は『忙しいときに休むなら、辞めて欲しい』などのマタハラの発言をしていました

死んだ、清貴副社長は当時レジ係の係長で、1番マタハラをしていた人でした


〜「あ、痛い…」

レジで待っていた客が、変化に気付き従業員を呼んだ


「護留さん、大丈夫?裏で休んでて良いから」


若い、レジ係の係長時代の清貴副社長が言った


「すみません…」


清貴レジ係長は、耳元で小声で言った


「仕事ができないなら、もーこなくていいから…」


護留は悲しい顔で、裏の従業員の部屋で休んだ


その後、清貴レジ係長が帰ってきた


「さっきは、すみませんでした…」


「あー、いいのいいの

こっちはもー終わったし

でもさー…

『そんな中途半端にいられても、こっちが困るんだよね〜。別に護留さんがやめてもやめなくても、どっちでもへーきですし笑笑

とゆうより、一層の事やめてください

邪魔です』」


護留は、涙は流さなかったが悲しい顔で田中ショッピングセンターからでた

仲が良かった同僚に相談したが冷たく、霧雨現社長に相談しても相手にならなかった


そしてその夜、涙を流しながら首を吊って自殺した〜



「妹が自殺するときに、私宛ての手紙を書いていました



『和香留お姉ちゃんへ

私は、死にます

会社の人からのマタハラ受けてしまって、死にます

ずっと、仲が良かった同僚達も冷たくなって我慢の限界です

ですが、清貴レジ係長が私にマタハラを多くしていて、ずっと謝ってたけどもー無理…

社長は、見て見ぬ振り

お姉ちゃん、もし私が死んでこの手紙を読んだなら、お姉ちゃんも冷たくしないでね

お姉ちゃんは、私の味方だよね?

今までありがとう 護留より』



私は妹を守れなかった…

この手紙を読んで、清貴副社長に復讐しようと決めました」





全員は黙り込んだ

また、時計の音が今まで聞いたことない大きさに聞こえるぐらい静かだった


「私は、妹と同じで相手の心が見える能力があって

占い師を通して、復讐する計画をたてました

そして、もともと働いてたセキュリティー会社が造った、最新セキュリティーのドアが田中ショッピングセンターにあることを知りました

私はそこに、前働いていたとゆうことで会社の中に入り、資料がある場所を見つけました

その夜、私の知恵を使って忍び込んで資料をコピーしました


そして、すぐに、あの密室トリックを考えました

真ん中のパネルの鍵だけ暗記して、問題は持ってきました

何回か、この店に来て店の設計を見て田中ショッピングセンターでの計画をたてました


遂に、田中ショッピングセンターでイベントをすることになって計画を実行するときになりました」


話はいよいよ、大詰めになった


この物語はフィクションです

実際の名前、団体は架空のものです


作者の雅 優人です

動機は、会社からのマタハラでした…

そこから、和香留の復讐心が芽生えたんですね

次回は、遂に犯行を実行します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ