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詩全集4

ただ一人の愛

作者: 那須茄子

何度つまずいても

君の笑顔を探す


暗がりが空けたこの街で

僕はまだ君を見つめていたいから


柔らかな光が差すように


たとえそのために 

星が

それら他の願いを

いたずらに架け違ったとしても

自分だけの一番星を抱きしめれば

僕はいい


君と寄り添い逢えるなら

自分勝手に

夢の理想を

横暴に置いていこう

悪者になる覚悟はできている

君と分け合えるなら

それで十分だと思う


未来は不確かで

夢は儚く消えて

君と笑い合える瞬間さえ

小さい時間しか与えられないけれど

人の目に縛られた昨日今日


明日の世界がどんな背け方をしたって

君と歩けば虹になる

不器用に繋いだこの手は 

もう離さない

星の降る

雨が上がりきらない

夜へ







「何度泣いても、大丈夫だよ」と

君がこぼした 

淡く温かい強がり

その頬から流れた綺麗な一滴で 

僕は胸を締め付けられ

優しさに溺れるほどに揺さぶられた


君に逢いに行く

途中で聞こえた

罵倒

叫び

嘆き

嗚咽

呼び止める

声さえ 

見ないふりで

僕は進む

赦されないことだと分かっていても

決して止まるわけにはいかない


さよなら皆 

ありがとう君へ

せめてもの罰に

僕が一人で連れ出した大切な

今という罪だけは

最後までこの手で導く

迷わず守る



未来は不確かで

先は修羅の道

夢は儚く消えて

君と笑い合える瞬間さえ

小さい時間しか与えられないけれど

人の目に縛られた昨日今日


明日の世界がどんな背け方をしたって

君と歩けば虹になる

不器用に繋いだこの手は 

もう離さない

星の降る

雨が上がりきらない

夜へ


愛してるを交わす


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