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透明なうた  作者: 檸檬
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透明な肺

眠りに眠った肺の底で鼓動を聞きながら


しろい息がしんしんと部屋の隅々に満ちて


いつだって本気だったから黒くても白くても


俯く必要なんてないんだ


もう、囚われた意識は眠りの中で溶ける


眠りに眠った肺の中で聞いた鼓動は


あなたの温度


何故か懐かしくて涙が出た


肺の底の痛みをずっと抱きしめて


白いいきを抱きしめて


思いを抱きしめて、言葉にして、それだけを

、なにもかもを、飲み込むきみに甘えられていた


散らかった部屋を片付けて


肺の底から這い上がり、見上げた空


ああ あなたのやわらかな歌声が聞こえる


少しずつ、歩めばいいねと


どこまでも、自由な春の光が広がっている



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