(72)調子に乗るとすぐにやらかす
遍歴商人ピーオの一行は、北東寄りの進路を取って街道を進んでいく。
荷物は冒険者たちが魔の領域で狩ったアイテム類で、装飾品や服飾などが多い。
特に服飾は一品物としては安価で嵩張るため、それが採れる【魔の領域】近くの街では比較的多く流通するが、他の街での流通量は少ない。
ピーオは象の召喚荷役獣という高い輸送力でそれらを専門に商っているという。
「他の商人が取り扱わないもので商わないと、私のような小資本の商人はやっていけないんですよ」
「隙間産業ですね」
「隙間……なるほど。面白い言い方ですね」
ピンクの象に揺られながら、小柄な商人ピーオとアリーシャがおしゃべりしている。
象の背には小さな屋根が設けられ、雪を防ぎ、また屋根の範囲に【暖気】の魔法がかかっているので、居心地がいい。
「エリー、できたよ」
ピーオの息子のクリフに偽名で呼ばれ、アリーシャはそちらに向き直る。
リーと名乗ったアリーシャにピーオ達はエリザベス……愛称はエリー……と名乗るように提案し、着ていた服も全て着替えさせた。
「このタイプの魔封じの首輪には【隠蔽】が掛かっています。首輪を嵌めた主人が死んだのなら魔法での追跡は無いでしょう」
しかし追手に与えられた服類に【位置発振】の魔法が掛かっているかもしれないので、それらは全て破棄している。
アリーシャはクリフに勉強を教えている。
文字は一通り読み書きできているが、まだまだ語彙が少なく、計算も苦手みたいだ。
アリーシャが基本的な語彙や、様々なパズルを織り交ぜて計算を教えていく。
特に計算は、どこで引っかかっているのか原因が理解できないとなかなか教えにくい。相手の考え方を理解するようにしながら教えていくことは、アリーシャ自身にとっても良い勉強になっていた。
また、豪族などの上流階級でも通じる仕草や言い回しなどは、ピーオや奥さんのコンスタンスもアリーシャの話を熱心に聞いていた。
* * *
野営の際に薪を拾ってくるのはクリフの仕事であったが、アリーシャも手伝っている。
その日の野営地の周囲には灰色の霧は無く、【適正化】されていないため、運んでいる最中に光となって消えてしまうこともないため気楽に拾える。
「【着火】」
魔法によって薪が燃え上がり、明かりと熱が周囲に広がる。併せて【暖気】の魔法をかければ、雪が降る真冬でも凍える心配がない。
アリーシャが屋敷から持ってきたナイフは既に処分してしまい、廃村で手に入れた三本は切れ味が悪い。
そこでコンスタンスからナイフを借りて、拾ってきた木片を削り始めた。
「何をやるんだい?」
「髪飾りを作ろうと思って」
器用にナイフを当てて形を整えていく。
「本当は専用の工具とかあると、もっと細かいものも作れるんですけど」
一年ぶりの細工に手間取りながらも、初めて作った思い出の髪飾りを思い浮かべながらナイフを入れていく。
右手の腫れはすっかり引いているので加工に障害は無い。ピーオなどは治りが早いことに驚いていたが、魔力循環のせいかもしれない。
木に魔力を通して目を読むことができないので、完全に技術頼りになるが、三日もするとかなり形が整ってきた。
雲がかかった山とリンゴの樹を意匠した髪飾り。アリーシャの右手の平について今も消えない黒いインクの意匠と鏡写しの同じもの。
「それが完成したら売ってくれないか?」
ピーオの申し出に少し躊躇う。
「でも……魔法を使えないものの作ったものが商品になりますか?」
「言わなきゃ判んないよ」
と、にっこり微笑む小柄なおじさん。さすが商人、そういうところは流石だ。
「……もう一個作りますから、そちらをお売りします」
「それはダメなのかい?」
「はい。これは……故郷の思い出なんです」
くっ、と変な声を上げてあっちの方を見る奥さん。笑われたのだろうか?
「母さん、泣いてるの?」
「泣いてないわよ!」
クリフの不思議そうな声に奥さんが大きな声で否定しながら行ってしまった。
「クリフ、気にしなくていいよ。母さん、ちょっと恥ずかしがってるだけだから」
「あんた!」
と離れたところから怒声が響くが、おじさんはニコニコしながら涼しい顔をしている。
そんな気のいい家族の団欒を見ながら、アリーシャはくすぐったそうに首を熊皮のコートにうずめた。
* * *
クリフは気の優しい素直な子で、アリーシャのこともすぐに受け入れてくれた。
旅から旅の生活で、同年代の子と遊んだ経験が少ないため、初めは恥ずかしがっていたが、すぐに一緒にお歌を歌ったりして打ち解けてくれた。
今日も二人で歌っていると、変な歌だね、とコンスタンスが聞いてきた。
「歌なのに、意味が通じないよ。まるで呪文みたいだ」
「あい。だってこれ呪文ですから」
とアリーシャ。小人さんを呼び出す【複写】の魔法が好きで、何度もねだってる内に覚えてしまったというエピソードを披露し、その話に奥さんも顔をほころばせる。
「クリフがこの魔法を覚えたらすぐにでも使いこなせるかもね」
呪文に習熟すると魔法の効果が上がる。
そんな風に言って、楽しそうに歌うアリーシャを、クリフは不思議そうに見ていた。
「どうしたんだい、クリフ」
アリーシャを不思議そうに見ていたクリフに父親が声をかけた。
「父さん、エリーって魔法が使えるの?」
呪文を真似して歌っているだけなのに、それを魔法と勘違いしてしまった息子の言葉に苦笑し、息子の言葉に父親は否定する。
「彼女は今の君と同じで、魔法は使えないよ」
「そう、なんだ」
父さんはいつも正しい。その父さんが言うのだからきっと僕の見間違いだろう。
エリーがあの歌を歌うと、彼女の頭の上に小人さんが現れ、踊りながら一緒に歌っていたけど、きっと気のせいだったんだろう。
* * *
エリーとして二週間ほど旅をし、四つ目の街『アンズーマリー』に到着した。
五日後には年が明ける。
これまでの町ではアリーシャとコンスタンスが町の外で留守番し、ピーオとクリフだけが町に入って商談をしていたが、今回は四人とも街に入るという。
荷物の大半は壁外に倉庫を借りてそこに収め、インベントリから取り出した荷車に幾ばくかの荷物を積んで四人は市門を潜る。
「あ、あの、入市税が。それに私は……」
アリーシャは手持ちの少なさと自らの境遇にピーオに意見するが、大丈夫だから、とそのまま門兵を待つ。
身分証を四つ提示し、まとめて入市税を支払うピーオ。
「遍歴商人ピーオ、妻のコンスタンス、息子のクリフ、それに姪のエリザベスか」
「はい。それと補足事項があります。エリザベス、首輪を見せなさい」
事前に説明を受けていたが、やはり緊張する。
エリザベスは兵士の前に立ち、マフラーを解いて首輪を見せる。
「魔法を使えないものか」
「いいえ、まだ年齢が満たないのでステータス魔法を習得していませんが普通の子供です。実は少々タチの悪い者に付きまとわれて、無理やりその首輪を嵌められてしまったのです。今は商売の傍ら、外す方法を探している最中なのです」
ピーオの言葉に、そりゃ災難だったな、と労りの言葉と共に通行証に補足事項を書き込む兵士。
「見た目じゃサイレント奴隷と区別がつかないから、気をつけろよ」
「はい。そうさせていただきます。ほら、エリザベス、君の分の滞在許可証だ。肌身離さず身に着けておくんだよ」
「はい、おじさま。兵士様もお心遣い、感謝いたします」
背筋を伸ばした少女の礼に、わずかに残っていた兵士の疑念も解消された。
「……姪っ子は随分育ちがいいみたいだな」
「ええ、妹は豪族の下で働いていたこともあるので、そのせいでしょう」
「なるほどねぇ」
と、兵士はピーオ一行の入市を許可してくれた。
市門から少し距離を置いてからピーオが、
「エリー。少々やりすぎです」
と、先ほどのやり取りの反省を促す。
「ごめんなさい。気負いすぎました」
気合を入れて兵士に返答したが、遍歴商人の姪っ子としては不自然だったようだ。
ピーオが荷車を引き、それをコンスタンスが押す。アリーシャとクリフもコンスタンスの手伝いに入り、荷車を押しながら混み合う街を進んでいった。
「この街は交通の要衝にあってね。新年に合わせて大市が立つのさ」
その市にピーオ達も出店するという。
「エリーにも手伝ってもらうぞ」
「もちろんです!」
「僕も手伝います!」
負けじとクリフも張り切り、笑いを誘う。
一行は商人ギルドを訪れ、サンプルを見せながら出店場所の交渉を行い、目抜き通りではないが、人通りの多そうな場所を確保できた。
「近くに飲食店がないのがいいな」
商品への臭い移りを気にしてピーオが言うと、
「それはいい場所ですね」
と、アリーシャも空かさず同調する。
「エリー、どうして?」
「だって近くに食べ物屋さんがあったら、匂いでお腹が空いちゃうじゃないですか」
「そっかぁ!」
と納得する二人に夫婦は顔を見合わせ苦笑する。
その後、一行は宿を取って、この街にいる間の拠点を定めた。
「わたしは馬小屋でいいです!」
「姪っ子をそんなところに泊めるわけないでしょう」
という一悶着はあったが、腰を落ち着け、出店場所を見に行くことにした。
「商品が足りなくなれば、外の倉庫と何度か往復することになります。場所をしっかり覚えておいてくださいね」
市壁内に倉庫を借りれば、そうした苦労も少ないが、やはり割高らしい。その分を労力で補うのが小規模商人の生き方だ。
様々な様式でありながら同じようなデザインの建物が立ち並ぶ、相変わらずな街並み(第二十四話参照)を懐かしげに見ながら、アリーシャは周囲の露店に目を走らせる。
手持ちは川沿いの洞で見つけたマナ貨と不思議な宝石が二つ。宝石の一個はピーオへの報酬だし、もう一つは虎の子だ。
「そういえばエリー。例の髪飾りはもうできたのですか?」
他の商人の服飾や装飾類の販売状況をチェックしていたピーオの質問に、一応は、と取り出した。
一つ目の作品は既にアリーシャの髪を飾る山と樹を意匠した髪飾り。
取り出したのは、花を意匠したペンダントであった。
「仕上げが荒いですけど」
と満足のいく仕上がりでは無く恥ずかしいので、言われるまで出すつもりは無かった。
「確かにこのままでは売り物になりませんね」
ささくれ立っており、指に棘が刺さる。なにより意匠が単純だ。
「これ以上は無理ですか?」
「……はい」
そう認めるのは口惜しい。道具さえあれば……でもそれは無いものねだりだ。
「そうですか。では約束通りこれは買い取ります」
そう言ってインベントリからマナ貨を取り出してアリーシャに渡す。
「いいえ、受け取れません。売れるレベルのものじゃありません」
「約束だからね」
そう言ってマナ貨をアリーシャの手に押し付ける。ピーオさんにしては少々強引な気がして、奥さんも意外そうだった。
当てが外れたせいかな?
そう思うと、期待を裏切ってしまったという思いがムクムクと沸き起こり、居ても立ってもいられなくなった。
「日のある内に宿に戻ります」
と言って、受け取ったマナ貨を握りしめて、止める間もなくアリーシャは人ごみに消えていった。
ちょっとぉ、という奥さんの叫びが背後でしたけど、一度暴走し始めたアリーシャを止める力は無かった。
「まったく、せっかちな子だねぇ。どうすんだい、あんた」
「まあ、服に【位置発振】を仕込んでいるから心配ないだろう。しかし女の子は難しいね。男の子のつもりで相手にして失敗したかな」
「いや、あれは男女がどうこうじゃないだろ」
「そうかい?」
「父さん、母さん、エリーさんが行っちゃったよ。いいの?」
のんきな夫婦の会話に息子が慌てる。父は息子の頭を撫でながら、使い魔を召喚しアリーシャを追わせた。
アリーシャは約束通り日が暮れる前に宿に戻り、言葉少なに無礼を詫びたが、どこか気もそぞろであり、食事もそこそこに宿の部屋に籠ってしまった。
とはいえ相部屋なので部屋に行くと、買ってきたらしい奇妙な形のナイフとヤスリで、木片を一心に削っていた。
「あ、寝られますか? じゃあ」
と明かりの魔法石を手元に置き、コートを被るようにして周りに明かりが漏れないようにして作業を進めていた。
そんな彼女の様子に、困り顔の三人だったが、言っても聞かないのでそのまま放って寝ることにした。
そして翌朝。
* * *
ピーオは夜明けとともに自然に目覚め、ベッドから起き上がる。妻と息子はまだ寝ているようだ。
偶然と気まぐれで同行者になった少女には困ったものだ。普段は社交的だが、ふとしたキッカケでこんなにも気難しくなるとは思いもしなかった。
まあ、例の宝石を売り捌く当てがあって儲けは見込める。そして少女との契約を破るつもりもない。
同年代の同行者に息子も喜んでいるので、雰囲気が悪くならないように適当におだてておくか。
そんなことを思いながら、コートを被った少女に近づく。どうやらあのまま眠ってしまったようだ。
その可愛らしい寝顔に思わず笑みがこぼれる。
ふと、彼女の手元にあるものに気が付き、思わず二度見する。
わずかに開いた左手に乗った木の板を、彼女を起こさないように気を付けながら、そっと摘まみ上げた。
それは小さな木の板である。表は花と少女の横顔が意匠されたデザイン。裏は細かい文様が刻み込まれていた。穴が開いているので紐を通せば首飾りにできるだろう。
「う゛、あ?」
よだれを垂らしたしまりのない顔が、ピーオを見上げる。
「ぬぁっ、ピーオさん!」
と変な声を上げてアリーシャが覚醒する。
「ああ、すまないね。起こしてしまったかい?」
内心の動揺を隠してピーオが微笑む。
「あ、その、昨日は失礼な態度をとって申し訳ありません」
立ち上がって頭を下げた後、よだれに気が付いて赤面しながら手で拭った。
「こちらこそ、すまなかったね。これならば十分に商品になる」
そう言ってアリーシャの手にあった木の板を掲げて見せる。
「いいえ、それはまだ完成ではありません。材料が一つ足りないんです」
背後から欠伸の声が聞こえる。奥さんとクリフもこの騒ぎで目覚めてしまったようだ。
「これを売ってくれるなら、私にできる範囲で提供しよう」
「では、【適正化】されていない黒檀のインクを譲ってください」
* * *
アリーシャの魔力は、彼女の身体の外に出すことができない。
彼女の首に嵌められた魔封じの首輪が彼女の身体の表面に障壁を張っているせいだ。
だが彼女の魔力は莫大だ。それを一つのマジックアイテムが持つ魔力で、いつまでも封じ続けられるのだろうか?
答えは否であり是。
魔封じの首輪の内封魔力ではそのような障壁を張り続けることはできない。しかし魔封じの首輪は被装着者本人の魔力を使って障壁を張っていた。これはセザールが魅了された『応援の剣』と同じような理屈であった。
それ故に、被装着者の魔力がどれほど多かろうと、その魔力で障壁を張るため、破ることはできない。
しかしアリーシャは身体中に魔力を伝わせて、体力の補助をするなど、体内では自由に魔力を扱うことができた。
外に発散できない分、その魔力は全て魔臓の底から抜けていってしまうが……。
アリーシャは黒檀のインクを口に含んだ。
「ちょいと!」
驚く奥さんだが、夫に止められ、そのまま見守る。
インクは毒性を持つ。いきなり死ぬほどではないが、体調を悪くするだろうし、長期的に身体に蓄積されれば中毒症状もでるだろう。
そこまでの知識がなくても、身体にいいとは思えないインクを小さい子が口に入れる様子は、子を持つ母として落ち着かない。
アリーシャは口の中、つまり自分の身体の中に入れた黒檀のインクに魔力を込めていく。
さらに口に小さな木の板を含み、魔力を込めたインクを、魔力を動かす要領で板に定着させていく。
十分な魔力を含ませ、板にインクを染み渡らせた頃合いを見計らって、アリーシャはインクごと木の板を吐き出した。
「お客様にはとても見せられない製法ですね」
とアリーシャは笑いながら、水で口をすすいだ後、黒く染まった木の板も水で洗っていく。
そして黒く染め上がった木の板に革ひもを通し、自分の首にかける。
「ピーオさん。私を殴ってください」
全く理解不能な言葉に困惑する夫婦。
「父さん! エリーをぶっちゃダメ」
クリフまで怒り出す始末だ。
「あー、私には無理だ。コニー頼むよ」
「あたしだっていやよ」
愛称で妻を呼んでねだる夫に、コンスタンスも首を横に振る。
「実験なんです。軽くでいいですから」
仕方がなさそうに、コンスタンスがアリーシャと頭をペチンと叩く。
パシン、とその手が弾かれた。
「せ~こ~」
呆然とした三人の前で、くるくると回りながら成功の踊りを踊るアリーシャ。
「ちょっと待って、なに今の?」
「すごーい、エリーってやっぱり魔法が使えるんだ」
「そのペンダントなのか まさか!」
ピーオがペンダントを、いや紐で下げられた木の板を手に取りまじまじと見つめる。
「まさか……魔法の品を作り出したのか? たった一晩で……」
「そんな大層なものじゃありません。ただの呪術紋です」
呪術紋は通常、紙などに魔力を込めて描かれる。紙以外に描かれた(この場合は彫り込まれた)呪術紋の存在を、装飾品を専門に扱う商人の彼ですら知らなかった。
「……効果は?」
「所有者に【防護】の効果を発揮します。使用回数は込められた魔力に寄りますが、どの位かはわかりません。許容量以上の攻撃を受けるとペンダントが割れます」
額に手を当て、もう片方の手でちょっと待て、というようにアリーシャに平手を向けて考え込むピーオ。
そして深呼吸して自分を落ち着かせる。
「母さんと私は出店の準備をしよう。エリーはろくに寝ていないだろう。寝ていなさい。昼ぐらいには一度迎えに来るからそれまでクリフはエリーと一緒に留守番だ」
クリフは留守番に不満そうな顔をするが、昼までということと、エリーと一緒ということで納得した。
そしてアリーシャも、びっくりしたピーオの顔を思い出しては、むふふふぅ、と気持ちの悪い声で笑って満足感に浸りながら眠りについた。
* * *
「どーすんだい、あんた」
「いやはや、想像以上の厄種だったね。下手につつくと災いが降りかかってきそうだよ」
「笑い事じゃないよ。使い魔は?」
「大丈夫、ちゃんとつけてるよ。あの子の髪、黒く染めてるけど地毛は赤だね」
「ああ、色落ちしてるとこがあったね」
「赤毛、底抜け、そして魔力が使える頭のいい女の子。以前西方王国の商人から聞いた話なんだけどね……」
次回更新は週末の予定です




