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僕はこの世界を救えるのだろうか?  作者: ゾロメ
第三章
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今度こそ

第四の世界~1日目~


目が覚めると、見覚えのある家具、そして隣には俺が大好きな女の子がいた。

「ふわ~!あ、おはようございます雅也様!」

これで3度目か・・・

俺は大好きな女の子、コリンに優しく。

「おはよう、そして・・・」

俺が言おうとすると口を塞がれた。

「駄目ですよそれ以上言っちゃ。」

涙が出てきた。俺はコリンに向かってあんなことを言ってしまった・・・

その自分が憎い。

「大丈夫ですよ雅也様。もうあんな苦しい思いにはさせませんから・・・」

コリンにまるでマフラーに包み込まれたように、温かいまなざしで俺は抱かれていた。

「コリン・・・俺は・・・俺は・・・!」

「もう大丈夫ですから、私は雅也様を頼っていますから。」

俺は1時間くらい泣き続けた。


「ふぅ、ありがとな。コリン」

俺はすっかり元気になっていた。ちょっと恥ずかしいけど。

「いえいえ、私は雅也様を愛していますから」

なんか照れくさいな・・・

「コリン、俺もお前のことが好きだ!改めてこれからもよろしく!」

「はい!よろしくお願いします!」

コリンと俺は服を買いに行った。


そして家の前、キャロが腕相撲の相手を探していた。

「お、そこのお兄ちゃん!私と腕相撲やってかない?」

「たくっ、しょうがねぇなぁ。」

周りから歓声が上がる。コリンも周りの大人たちに負けず声を出している。

「レディーゴー!!」

俺は負けを確信していたが俺が勝ちそうになっていた。

まずいぞ。このまま勝ってしまったらあんなことを俺が言うのか?キャロならまだ大丈夫だが俺が言ったらもうこの町から追い出されちまう。どうしたらいいか・・・

その時思いついたのは魔法だった。

「魔法使えるのかな?」

俺がボソッと言うとキャロが、

「ちょっ!あんた私のこと舐めてんの!?」

今の発言によって馬鹿にされてると思ってしまったらしい。しょうがない!イチかバチかだ!

「ふぅぅぅ!入れ替え!」

俺はキャロの姿になっていた。

俺の姿のキャロは驚いたようで口を開けたまま動かない。

「よし!今がチャンスだ!!」

俺の姿をしているキャロが我に返った。

「あんた魔法使ったわね!!私の本気を見せてやる!!」

そういうと俺の体の周りから・・・何も出てこなかった。

「あ、あれ!!?そうか!私の体じゃないとあの力は使えないのか!」

「隙あり!!」

カンカンカンカ~ン

「勝者!キャロ選手!!」

周りの声がめちゃくちゃうるさい、ていうか体戻さなきゃ。

・・・

はい戻りました。

「ということでキャロ選手。雅也選手に叶えてほしいことを言いなさい。」

ん?こんな司会進行の人なんていたっけか?

「私を仲間に入れてください!!」

はい完了。


~2日目~


「次は団長からの手紙が来るまでまたなきゃな~」

「なによそれ?団長から手紙なんて来るはずが・・・」

「団長さんからの手紙届いてますよ~。」

次は団長の城へ行きますか。


「ハイ着きました。」

俺のちょっとしたトラウマがあるここ、騎士団の城。

俺が門番に声をかける。

「あの~こういうものなんですが~」

俺が出した手紙を読んで門番が、

「ハハッ!あなた方が雅也様ご一行でいらっしゃいますか。団長様からはもう聞いています。案内しますのでついてきてください。」

いつみてもでっかい門だな~。


団長の部屋の真ん中には椅子がある。そこに腰を掛けているのは・・・

「は~いどうも皆さんこんにちは~!!」

くそ変態団長、マリエ様でございます。

「私の性癖をご存知ですか~??私は~、雅也さんの女の子の姿が好きなんで~す。あんまり男の姿はすきじゃないんですよね~。」

やばい。ここから逃げなきゃまたあんなことやそんなことをされてしまう。

その前に、

「あのさマリエ。俺も一応魔法使えるから。」

こういっとけば大丈夫だと思っていた。完全にマリエを甘く見ていた。

「瞬間移動~」

次の瞬間、マリエの姿を見失ってしまった。

「は~いタッチ」

あれ?なんだ急に、目の前が真っ暗になって・・・


俺が目を覚ますとそこはベッドの上だった。

あ~なんか嫌な予感がしますね。

「では雅也さん、私と最高の夜を過ごしましょうね~」

あぁ、2度目の初体験だ・・・


朝になり、俺はもう疲れて歩けない状態になっていた。

「はぁはぁ、もういいよね。マリエ」

「う~んそうですねぇ。私も疲れてきたことですし、もう終わりにしましょうか。」

あ、あぁ、長い夜がやっと終わった・・・

なんか下の方がムズムズする・・・

まぁあんだけやられたらこうなるよな・・・

「あら~どうしました雅也さん?」

「ぜ、全身に力が入んないんだ。おんぶしてくれないか?マリエ?」

「は~い。いいですよ~」

俺をおんぶしているマリエが扉を開けると、そこにはキャロとコリンの姿があった。

「だ、大丈夫ですか!!?雅也様!!なにもされてないですか!!?」

いや、大丈夫じゃない・・・

「大丈夫雅也!!?どこか悪いところがあったら私がヒールをかけてあげるよ!!」

2人ともやさしいなぁ。

「二人は何をしていたんだ?」

「私たち?朝起きたら外にいたのよ。びっくりしちゃった。」

それだけですむのか・・・俺なんて・・・

「初めてを奪われたんだぞ!!」

俺の声は城の外まで響き渡ったらしい。門番に聞いたらそう言っていた。

「え、ええ~~!!!?」


「ああもうほんとひどい目にあったわ。」

俺たちが家に帰ると、そこにはマリエがいた。

「あら~お邪魔してま~す。」

マリエってこんな緩いしゃべり方だったっけ?

まぁいいや。

「よしこれで全員そろったな。」

「ん?なによ全員って?」

キャロのことは無視し、

「これからお前たちを守ってみせる!命を懸けてもな!!」

俺はもうあんなヘタレじゃないんだ!!俺はもうできる男なんだ!!

「な、なにを言ってるかわからないけどまぁ頑張ってね?」

「はい!私は雅也様に一生ついていきます!」

「頑張ってねぇ~」

兄をぶっ倒して、平和な世界にしてみせる!!

「だからお前らも俺を守ってくれよな!!」


珍しく平日に投稿してみました。う~ん眠い!!

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