第11話 午後の喫茶店?
ところで、なんで俺ってこんなおこって言ったらアレだけど切ないんだ?ww
心配性が仇となった?
これから聞くのも少し重い話だろうけど、でも聞きたいって本能が俺を動かす。
「で、あすみん。なにがあったの?」
「そんな重い話じゃないよぉ?」
「昔、大学入るまでだけどねそんなに人に優しくされなかったの。忌むべき存在だって両親の会話から聞こえてきたの。」
かぁ〜、辛いw
俺の胸がキリキリ痛むw
「だからね、大人になってからだけど、こんなに人に優しくされたの初めてで、なんだか暖かかったの。」
そういう事かw
それが泣いた理由かw
「え、それだけ?w」
「そうだよ?w」
なんだよ!ホントに重たいの一瞬だし全然じゃんw
「あっ。ありがとね。しょーちゃん、このコート返すよ、暖かかった♪」
ってぎゅーってされた
上映中の冷たさなど遠くに消え去り、今はあーちゃんの温もりが感じれる。
明らかに俺より暖かい。
「ハイハイ、場所を弁えて下さいね?w」
するとむぅーって拗ねたような表情を見せて席に戻った。
「あすみん、俺に向けてこんなにスキンシップしてくるけど他の人にもしてるの?w」
「唐突〜!なにそれもしかして妬いてる?w」
違うわ!w
「他の人にもしてるんだったら迷惑じゃないかなぁってw」
「ざーんねん♪こんなにスキンシップが激しいのはしょーちゃんだけだよ♪」
少しホッとしたのと同時になんだか安心感に似たようなものが俺を包む。
恋は盲目になる。
いつだろうか、英語の授業で見た覚えがある。
そうなのか、俺は気付いていなかった。
いつ間にか好きになっていた。
だからなのか、最近あの人にじゃれてないと少し心が虚しいのは。
だがこの気持ちは抑えておこう。
多分相手も同じ気持ちだろう、でもコレがきっかけでろくに仕事が出来なくなったらいけない。
あくまでオフはオフ!しっかり切り分けないとそれ以外が厳かになる。
それはダメ、ゼッタイ。w
「今日はありがとうございましたw」
「楽しかったです!」
「うん、私も楽しかった♪」
「もう夜も近いですし、1人なので充分にお気を付けて帰って下さいね!?」
「何かあったら心配しますし、危ない人にはついて行ってはダメですよ?」
「なんかなめられてる気がするけどw私も大人なんで大丈夫ですぅ〜!」
「じゃばいばーい|・x・)ノシ」
「ハーイさよなら〜( ・∇・)ノシ♪」
ふぅ。さて、明日からまたおバイトです!
切り替えて行きますよぉ〜!
いつから好きになってたのかも分からないまま、でも気付くのはいつでもいい。
お付き合いまでいってしまってはホントに集中出来ないと思う
ココは心を鬼にしてお付き合いはしません、今はね。
なんで俺がこのバイトをするようになった?
俺は俺の意思で
変わりたい
ってそう思ったからしてるんだ。それを恋のせいにしてやめたくない。
ここだけは譲れない、謎のプライドが許さないw
バイトが足枷になってると思う。将来のためにとは言えね
でもバイトし始めたから恋愛しますは違う
俺の目的はなんだ?自分を律して誰の助けも受けずに生きること。
まぁ、平たく言えばなんでも1人でこなせる様になるってこったなw
「ただいま〜」
玄関の時計を見る。
時刻は18:26分を指している
奥からおかえりの声が聞こえてくる。
「姉さんは今日何か買ったの〜??」
「バイトの時にあんたに付けさせようと皆でアクセ買ったのよ〜♪」
まぁた趣味が悪いw
人に付ける癖に自分にはしないやーつじゃんw
「コレコレ!見てこれ可愛くない?」
ノンホールピアス、だけどそれには猫の肉球の様な物が付いてる
ヤバイこれは萌える。
「可愛い!!!」
「あっ…」
本音が思考を上回った…!?
コレが脊髄反射…!!!!
「なぁーるほど〜??w」
「かけるは可愛いものに目がないのね?ww」
「うっ…」
そう、俺は男だけどそういった可愛いものが好きなんだ
女々しい?知るか!wwwww
だから今の仕事もストレスなく出来るのはそういった趣味があるからなんだろうw
「他の子達も買ってるから次のバイトが楽しみだね〜♪」
なんで姉さんって時に小悪魔になるのかなぁw
イタズラっていうかなんて言うか…ww
あっ、次は楽しみネ!
色々な家具(冷蔵庫)とか新調したいのです!
それの理由としてもお菓子を作るのにとっても大事なの。
お菓子作りたいけど、まずオーブンを新調しないと…温度調節出来ない超絶旧型なの。
あたしンち。




