第7話 これってイチャモンってやつ!?
「皆さん。こんにちは。
今回のあらすじを担当させてもらうバウロスです。
さて前回は、秘密基地である2000年前のの飛行船に到着した光君たち。
小火騒ぎとかもあったけど、無事に拠点が確保できて、めでたしと思いきや、何かあった様子。
それでは、本編へどうぞ!」
ーーーーー
「いったい、これは…」
驚いた表情を隠せないサンティアゴさんとウィズ。
そりゃそうだ。僕も驚くよ。
あの後、僕はこのことを急いで伝え、現在、ある程度、工学や古代学にも精通しているアレンが調査しているが…。
「ダメだね。既存のやつと違って、まったく分からない」
「こんなこと、今までなかったのに…。
ホントに光くんは何もしてないんだよね?」
「やってないよ!ホントに勝手に反応したんだってば!」
「うーん…」
頭を悩ませる僕たち。
その時、サンティアゴさんがアドバイスをくれた。
「そこまで悩むなら、これから俺たちが行く予定だった国際自由連合と国際冒険者育成学園連盟のロドン共同支部に行った方がいい」
「な、なぜ?」
「このギルリード通商連合王国のロドン共同支部は、世界中で見ても名のある支部だ。
それなりの専門家が集まっている。
それに、ここの支部には“あの人”がいる」
「あの人?」
「風属性魔法最高顧問最有力候補のイーナ・フォン・デア・リンデさんだ」
「最高顧問最有力候補!?」
最高顧問とは、各自が担当する各属性魔法における最高指導者にして、国際冒険者育成学園連盟における理事会の理事でもある。
バウロス学園長も光属性魔法最高顧問だ。
ようは、魔法使いにおける最高名誉となる称号だ。
「あの人の知識量は、下手をすれば最高顧問を超えるぐらいだ。
きっと、他の専門家よりも詳しいはずだ」
「じゃあ、ひとまずロドン共同支部に行こう!」
「分かった」
こうして、僕たちは再び、ギルリード通商連合王国首都:ロドンに戻ってきた。
そして、ロドン共同支部のあるビルにやって来たが…。
「なんだ〜?テメェらは?」
ヤバイ奴3人に絡まれていた。
このヤバイ奴は、チームオーマン。
初心者パーティーに戦闘を仕掛けて、略奪する問題児パーティーとして知られている。
でも、実力は確かにある。
だからこそ、より一層厄介になっている。
(無視した方がいい。
さすがに、周りの人がいる中で仕掛けてこないはずだ)
サンティアゴさんに言われた通り、僕らは無視して素通りするが…。
「おや〜?これはこれは。ボッチで有名なサンティアゴさんじゃないデスカ〜?」
カチンときたが…。
(俺のことは気にしなくていい)
本当に僕たちを想ってくれる優しい人だ。
「お〜い?聞こえていまちゅか〜?」
無視だ。無視。
「無視するな!毒排出魔法!」
「!!!危ない!」
サンティアゴさんが咄嗟に僕たちを庇おうとするが、もう遅い。
なぜなら、僕らは既に動いていたからだ。
「広範囲一般防御魔法」
「武器変形魔法」
「毒性浄化魔法」
僕の魔法で毒は弾かれ、アレンの魔法で毒は浄化され、ウィズは魔法で反撃体制を整えた。
「大丈夫か!?」
「僕らは大丈夫です。
サンティアゴさんこそ、大丈夫ですか?」
「俺は大丈夫だ」
そして僕は、チームオーマンに向き合う。
「これは明確な犯罪となりますが?」
「お前らが無視するのが悪いんだよ!」
「…言葉は要りませんでしたね」
そうして、僕たちは杖を構える。
「お、お前ら」
「熱血先輩は手出ししないでくださいねー。
私たちの実力も見てほしいですから」
「いいだろ。正々堂々、一対一ずつ相手してやる」
そして、戦闘の火蓋がつく。
「生意気なやつだなぁ〜!毒排出魔法!」
「広範囲防御魔法。
その魔法、さっきも無効化されたの見えなかった?
頭悪いの?いや、悪いから分からないか」
「死にたいのか?クソガキ!」
ヤバイ奴ボーイが魔法で強化した拳を挙げるが…。
「がはっ!」
その前に光の強化拳が腹に叩き込む。
「拳の方が良かった?
だったら、そっちで相手してあげる」
一方のウィズの方は…
「あっちは始まったみたいけど、私の相手は巨大なハンマーを持っているあなたがしてくれるの?」
「そうよ!」
「だったら私も、武器変形魔法!
…このナイフで相手してあげる」
ウィズとヤバイ奴ガールが互いに猛スピードで迫り、武器をぶつけあう!
ヤバイ奴ガールはスピードで攻めるが…
(こいつ。速い上に強いわね)
ウィズはパワーが強みだ。
しかし、そのパワーを腕だけでなく足にまで入れているので、スピードも同等、いや、超えている。
(毎朝、1分1秒を争う遅刻ギリギリの朝で磨き上げだ脚力を舐めたら良くないよ)
「ぐっ!」
「おっ、あいつ凄いな!
ミーシャよりも速い上に強いとは。
ボコして、我々に加えてやろう」
「ウィズとお前らを一緒にしないで」
「なんだ〜?この小さいやつが俺の相手k」
「聖性魔力弾発射魔法」
オーマンのリーダー:グマが話している間に、アレンは、聖性魔力弾を数十発放つ。
グマは咄嗟に防御魔法を展開するが…。
バリン!
「なっ!?」
防御魔法は容易く破壊され、聖性魔力弾がグマに的中!
大きな音を出しながら、グマは壁に叩きつけられた。
「な、なんで防御魔法が…」
「それはお前が勉強していないからだよ」
アレンは歩きながら解説する。
「光属性の神聖魔法は、いわゆる、神の力を行使する魔法。謎の多い魔法で、扱える人も限られている人類の魔法が通じない魔法。
神聖魔法で攻撃されたら、直ぐに避ける。
これは常識だよ」
その後もオーマンたちは戦闘を続けるが、怒った光たちの前では無力だった。
オーマンたちも強い冒険者だ。でも、相手が悪かった。
ウィズはパワー。アレンは神聖魔法。光は“あの力”でオーマンをボコボコにする。
しかも、裏でポップちゃんが強化魔法で強化しているので更に強くなっている。
もう、サンティアゴの目は点になっている。
そして…
「く、クソが…」
グマが倒れた。
KO!
勝者は光のパーティー。
もう相手はボコボコ。
「終わったみたいだね」
「口ほどにも無かったよ」
「私たちのことをしっかり刻み込んだよ!」
そして僕は、目が点になっているサンティアゴさんを見て
「それじゃあ、行きましょうか」
「あ、あぁ」
「サンティアゴさん?どうされたのですか?」
「…いや、すまねぇ。
俺は何もできなくて」
「そんなことないです」
そう話していると
倒れたはずのグマが起き上がり
「今だ!」
「「「失禁誘発魔法」」」
!?
突如として、あらゆる方向から尊厳破壊魔法で有名な失禁誘発魔法が発動された。
まさか、敵を潜ませていた?
いや、そんなことを考える暇なんてない。
「広範囲防御m」
「竜巻防御魔法」
謎の女の声がしたと同時に、僕らを目とする竜巻が発生し、失禁誘発魔法を全て跳ね返した。
グマは驚きの表情を隠せず
「な、なんだ!?」
すると
「私、こういう不意討ちは嫌いなの」
と言いながら、ローブを深く被っている背丈の高い女性が歩いてきた。
「正々堂々と言っておきながら、あなたたちがこういうことをするなら…」
そう言って、その女の人は僕たちの前に立ち
「私はこの子たちの味方をさせてもらうわ」
と僕たちを庇うのだった。
ーーーーー
『いきなりですが、ナレーションルームによるおまけコーナー!!!』
「さて始まりました、おまけコーナー。
おまけコーナーとは、いつもよりも短い内容の時に設置される尺稼ぎコーn」
「松様」
「間違えた。
物語を盛り上げるのを支えるコーナーです。
決して、尺稼ぎ目的ではありませんよ?」
「…。まぁいいです。
さて、本日は作中に登場した用語の解説を行います。
まずは、国際自由連合及び国際冒険者育成学園連盟の支部について」
「結論から言うと、この支部は、冒険者ギルドみたいなものだよ。
正規冒険者を管理するのが国際自由連合。
自由生徒を管理するのが国際冒険者育成学園連盟。
今回は、ポップちゃん、D級冒険者のサンティアゴに、光、ウィズ、アレンの自由生徒3人がいるから、国際自由連合と国際冒険者育成学園連盟の共同支部に行かないとパーティー申請は通らないよ!」
「次に作中の魔法について
毒排出魔法は毒の液体を相手にかける魔法。
毒がかかると痺れて動けなかったり、気分が悪くなったりします。
他にも、失禁誘発魔法はどっかの悪戯好きの子が開発した魔法で、失禁させて矜持を木っ端微塵に破壊する魔法です。
この魔法の二つの魔法は、この地域の条例で使うことは禁止されてますが、拘束力の弱いルールなので、破る人がいるのです」
「これを、いつも裏で使うからオーマンは悪名高いパーティーになったんだよね」
「最後に竜巻防御魔法について」
「この魔法は、風属性防御魔法で、守りたい対象者を中心に竜巻を起こさせ、風の壁をつくり魔法を跳ね返す高度な魔法ですな」
「という感じで、これからも時間が余ったらおまけコーナーを置いていくよ!
それじゃあ、バイバ~イ!」




