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これって異世界ってやつ!?  作者: ポンコツ創造主
これって異世界ってやつ!? 第一章
6/7

第6話 これって火事ってやつ!?

「皆様、こんばんは。

今回の軽いあらすじを担当させてもらうユウでございます。

前回の内容としては、いきなりパーティー結成ピンチを迎えた光様方ですが、D級冒険者のサンティアゴ・グアダルーペ・ゲレーロ・モンテス様のご協力もあり、無事に解決したところまででございます。

それでは、本編へどうぞ!」



ーーーーー



無事に問題が解決した僕らは、山の中を通って秘密基地に向かっている。そうして、歩いて数分後、開けている場所に着いた。


「やっと、着いた〜」


「疲れたぁ。でも、秘密基地なんて見当たらないけど」


「それは、僕の幻影魔法(ファラージュ)で隠しているからね。今、解除するよ」


そうして、幻影魔法(ファラージュ)が解除されたことによって、さっきまで草原しか無かったところに、突如、湖が現れ、その真ん中には船が浮かんでいる。

しかも、普通の船ではなく、プロペラなどの様々なパーツが付け加えられていたりしている。船というよりかは、SFの宇宙船をイメージさせられる。


「これって…」


「もしかして、“飛行船”か?」


「よく分かりましたね。そうです。これは、今から約2000年前ほどに造られた飛行船の一種だそうです」


「歴史の授業で習った内容では、確か、2000年ほど前に、地中海全域を支配したアルカディア帝国の初代皇帝が空中浮遊魔法(エアグラダ)の原型を開発し、空を開拓したことで、その時に数多の人工空中島や飛行船が研究・生産されたんだよね?」


失礼だけど、ウィズが歴史の授業のことを覚えているのは意外だな。

…うん?アルカディア?

どっかで聞いたことがあるような?


「そうだよ。そして、この飛行船は、当時の最先端の飛行船のプロトタイプで、用済みとなって、破棄されたものだと考えられているよ。

実際、世界中でこの時期の破棄された飛行船は見つかっているし。でも、ここまで完璧に保管されているのは、めちゃくちゃレアなんだって」


「ここで話すのもなんだし、秘密基地に案内するね」


「ありがとう」


そうして、歩きだそうとしたら…


「…はっ!」


「ウィズ?」


「ちょっとアレン!」


「な、何?」


なんか急に、ウィズがアレンを端っこの方に連れて行った。


(アレン。ど、どうしよ。“あれ”放置したままなんだけど…)


(えっ。マジ?)


(大マジ)


会話までは聴こえないけど、何か喋っている。


「ごめん。実は、秘密基地の中を散ら放題の状態だから、ちょっと整理してくる」


「別に大丈夫だよ。手伝うよ」


「だめぇぇぇー!」


「えっ?」


「そ、その…。えっと、あの…。し、下着とかも散らかしているから…」


「あっ…。ご、ごめん!」


「全然いいよ!ていうことだから、寒いけど、ちょっと待ってね」


そう言って、ウィズとアレンが飛行船に入っていった。


「…。暇つぶしにしりとりでもするか?」


「いいですね」


「じゃあ俺からで、りんご」


一方、飛行船内部では…


「ヤバい!急いで“お見合い一覧”を破棄しないと!」


「ウィズ!後、この“王女印”もどうにかして!」


「ちょ、どうしよ!このままじゃ、私の正体が、ユリネットってバレじゃう!」


そう実は、ウィズ・ブレイクというのは偽名であり、彼女の本名は、ユリネット・ギルジャーマル。

このギルリード通商連合王国の王位継承順位第1位の王女なのである。

なんで王女様が冒険者をしているのかという理由は、ヤンチャすぎたから。

例えば、パーティーでドレスのまま木に登ったり、新人衛兵の訓練に紛れ込み、新人をその圧倒的なパワーでボコボコにしてしまったなど。数えたらきりがないほど。

父王(ふおう)は“愛する娘にこんなパワーがあるなんて最高じゃないか!”と親バカであるが、母である王妃はこの事態を重く感じており医師に相談。

その結果、ウィズが冒険に憧れていたのもあって冒険者をやらせ、エネルギー消費を狙う方針を決定。

ウィズの護衛兼ウィズが変なことをやらかさないように見守る監視役として、ウィズの幼じみにして実力の高いアレンが選ばれ、王妃自らの必死の懇願を受け、アレンは保護者役を引き受け、グレイス魔法魔術学園に入学して、今に至るのである。


「ヤバい、ヤバい、ヤバい!」


「なんで、毎回そのまま放置するの!」


「だってめんどくさいだもん」


「これが一国の王女なんて…」


「ちょっと!気にしてることを言わないで!」


「よし、まとまった!後はこれを処分するだけ…」


「だったら任せて!小火球生成魔法(ファボ)!」


「ダメ!そんなところで火をつけたr」


一方その頃、船の外にいる光とサンティアゴは…


「スケート」


「トルティーヤ」


「何ですか?そのトルティーヤというのは?」


「これは俺の故郷、アサテカ三重同盟連合王国(※現在のメキシコ)の料理、タコスの生地だ!」


しりとりをしていた。

平和な光景。しかし、次の瞬間、平和は崩れ去る。


「何だ?この焦げ臭い匂いは?」


「匂いは船の方から…。え?」


光たちが見たのは船の一室から上がる煙


「何あれ!?いやそんなことはどうでもいい!ウィズたちが危ない!」


光は走ったが。


「だめぇ!入らないで!」


「ウィズ!?大丈夫!?いや、入らないでってどういうこと!?」


「えっと、それは…、あっ、まだ掃除が終わってないから!」


「でも、煙が!」


「気のせい!」


「え?」


「だーかーらー!気のせいだよ。火事なんてない。きっと、幻覚魔法によるものだよ」


「火事!?」


初期消火魔法(ウォーファプロ)!ウィズ、墓穴掘らないで!」


「ほら煙が収まりつつある。火事なんてないよ!」


「今、アレンが消火したからだよね?

それに、幻覚魔法って言っているくせに、そっちも煙見えてるよね!?幻覚じゃないよね!?」


「いや、それは…」


「悪いけど、強行突破させてもらうよ!」


そうして、僕は無理矢理入って、匂いを辿って煙の元の扉まで来た。

念のため、熱防止結界を張って、その扉を開けた!

けど…


「あっ、あれ?」


そこには何もなかった。

煙の元と思われる場所もなかった。


「ほ、ほら、何もないじゃん」


「うーん…」


「まっ、無事だったら何でもいいじゃねーか!」


「しかし…」


「大丈夫だよ!ちょっとした小火だったから」


「…わかった。でも、気をつけてね」


「大丈夫!」


(ふー、危なかった!アレン、ナイス!)


「何か言った?」


「な、何でもないよ!

それよりも、ようこそ!秘密基地へ!」


慌てていたから気づかなかったけど、僕のいる部屋はかなり広い部屋だ。

机やソファーなどがある。


「すご!」


「ここはリビング。

あそこにあるのはテレビ。こっちにあるのはカウンター。ちょっとしたものならこっちでつくれるよ。

他には調理室や調薬室、温室なんかもあるよ!」


「もはや豪邸じゃん」


「後、ここは土足厳禁だから靴を脱いでくれると助かるな」


「え!?ごめん!」


欧州にしては靴を脱ぐ習慣は珍しい。

いや。元の世界とこの世界とを比べるのはよくないな。


「後はたくさんの個室があるから、それぞれの部屋にも使えるよ!案内するね!」


そうして、僕らは自分の部屋を確保した。

ベットや細かい道具とかはないので、明日から買いに行ったり、国際自由連合と国際冒険者育成学園連盟が共同で使っているロドン支部にパーティー結成の申請をしたり、ここを拠点に活動していくことが決まった。


「それじゃあ…。

パーティー結成を祝って乾杯!」


「「「カンパーイ!」」」


こうして僕たちは、拠点を確保したのだった。



ーーーーー



パーティー結成記念パーティーが終わって、各自が自室で寝ている頃、光は目が覚めた。


ジュースを飲み過ぎたせいで、トイレ行きたくなったな…。


光は自室を出てトイレに向かうが…


「いて」


壁にぶつかったりしている。

寝ぼけてるみたい。

しかも、広いから迷子になってるし。


「…あれ?何この場所?」


光は完全に迷子になっていて、トイレとは逆の方向に進み続ける。

そして、なんかヤバそうな結界魔法が貼られている扉の前まで来てしまった。


「何ここ?」


未だに寝ぼけてる。

しかし、次の瞬間、光の目は完全に覚める。


[ピピッ。認識センサーに反応がありました。

カメラを起動します]


「!!!何!?」


光は直ぐに魔法の杖を構える。


[顔を認証します。

認証中…。認証中…。認証が完了しました。

おかえりなさいませ。“マスター”]


アナウンスが終わると、結界魔法が解かれ、重い扉が自動で開かれる。


「なっ、なにこれ」


その先にあったのは、SFのような超未来的な電子操作パネルであった。

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