15 思考と決意
「くそっ...考えろ...考えろ...」
学年2位の頭を動かせ...!!脳を回転させろっ...!!仮に、連続犯なら裏で繋がっているはずだ。1人でも分かれば、芋ずる式で分かる...だけど仲間が口を割るとは限らないし、分かったところで狙われるリスクが高すぎる。
単独犯だとしても、学校全体を揺らすほどの事件を起こせるのか?何年も計画を練っていたなら出来るかもしれないが...。
ここにもし居るのなら、別の計画か?もしくは、犯人候補に外れるように?
先生が犯人だった場合は?生徒が犯人だった場合は?複数犯?単独犯?目的は?もう分からん...!!
「先輩っ!?だ、大丈夫ですか!?」
「...うん」
いつの間にか癇癪を起こして頭を掻きまくっていた俺は、颯斗からの一言で我に返った。そして、両手を下ろし、落ち着くために深呼吸を何回も行った。
「まずは...ここにいる先生たちは白としてみよう」
「白...って?」
「安全って意味だ。だとすると2限目に授業があった先生が怪しくなる」
「だったらその先生達が...」
「だけど、仮に複数犯だったと考えた時にはこの中に居る可能性があって、囮かもしくは犯人候補から外れるように動いているんじゃないかと思って」
「なるほ...ど?」
颯斗に思考していた内容を共有していた...が、イマイチよく分かってなさそうだった。自分でも何言ってるか難しいと思っている。
「だから、先生達のアリバイを聞いてみよう」
「アリ...バイ...」
狙われるリスクとかどうでもいい。仮に複数犯だとしてこの中に居るのなら、探し出してやる。先生達だったとしても、徹底的に話をしてもらう。この事件を解決するのは、俺達だ。




