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アウトキスブレイク!  作者: Ry77


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14/14

14 停電と時間

「停電...してる」


太陽はまだ沈んでいない。が、照明はいつも使うのが学校のルールともいえる。なのに今、人間の命綱とも言える電気が、消えた。


「先生たちは気づいてなかったんですか?」

「今も明るかったしな...電気つけなくていいやって思ってたんだが...」

「普通はそうですよね...」


普通はそうだ。当たり前だが、昼間には電気を付けない。また、仕事に集中していたから、時計を気にしていなかったのかもしれない。


「スマホとか、使えますか?ネットが無くても通信出来ると思うんですが...」


先生はそれを聞いて、慣れた手つきでポケットからスマホを出した。すると、先生の顔が段々曇っていく。


「...圏外になってる」

「圏外?」


スマホが使えない。助けも呼べない。完全に、隔離されている。さっき逸れた颯太達とも合流したい...。顎に手を当て、俺は思考を始めた。


「そういえば、いつから閉じ込められてたんですか?」


先生は自分の額に手を置き、数秒経ってから質問した颯人に言った。


「確か...2時間前か?」


今の時間帯が12時くらいだとすれば、10時からということになる。10時といったら一限目が終わって休み時間の間だ。

仮に誰かが閉じ込めたとするのなら、2限目に授業があった先生達が怪しくなる。じゃあこの場に居る先生達は怪しくないのか...?


「ん...?」


考えている間に、何かが引っかかった。これは単独犯なのか?単独犯に囚われて、複数犯の可能性があるのではないか?


「いや...それより何故こんな事を...」


時間は止まらず進む。一刻も早く、この事態を収拾する為に立ち向かうしかなかった。

天城、体力お化けだよな

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