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三十四話 イライザの行方

 村の周囲に張られていた結界を部分的に破壊し、村の中に侵入したセアレウスとエクシリユス。

彼女達が村に入った時点から数分後、村の広場にぽつんと佇む人影があった。

そこに立つのは、首から下をローブに身を包む者。

銀色の髪を持つ少女、エクシリユスである。

共に村に侵入したセアレウスの姿は、近くには見られなかった。


「すみません。遅れました」


しかし、程なくセアレウスは姿を現した。

広場から遠く離れた場所から、エクシリユスの元へと駆けてきたのである。

彼女もエクシリユスと同じく、首から下が身に着けたローブに覆い隠されていた。

現状は本来の目的である陽動とは異なる目的で動いているため、ローブについているフードを被り、その青い髪を隠している状態だ。


「どうでした? って、聞くまでもないようですね」


セアレウスを見るや否や、エクシリユスはそう言った。

村の中に侵入した目的は、結界により外へ出られなくなったイライザの救出。

そのイライザがセアレウスと共にいないのだから、聞くまでもないのだと判断したのだ。

二人は、村に入ってから二手に分かれてイライザを探していた。

そして、集合の時間になった今、結果としてイライザを見つけることはできなかったのだ。


「こうなると、もう村の中にはいない可能性が高いですね。まずいです。場所が分からなくなっちゃったのが非常に痛い」


「はい。ですが、手がかりのようなものを見つけました」


セアレウスは、ローブの中から何かを差し出した。

それは彼女の手に納まるほどの大きさの丸く平たい物である。

紋章などの装飾が施されていることから、エクシリユスはそれが貴重な代物であることは想像できた。


「それは……何でしょうか? 」


しかし、何であるかまでは彼女には分からないことであった。


「これはバッジです。この国の王家に認められたことを証明することができます」


セアレウスが差し出した物はバッジであった。

これはイライザがレナウスから貰ったバッジであった。。

彼女がこれを手にした経緯は、イライザを探している中で村の中の草むらに落ちていたとのこと。


「そうですか。それにしてもやはりと言うべきか、じっとはしていなかったみたいですね。それで、どう思いますか? 」


「……あえて落としたのだと思います。これに包まれた状態で落ちていたので」


セアレウスは、そう答えるとバッジと持っている手とは反対の手をローブの中から出した。

その手に持っているのは、白地に橙色の模様が入ったハンカチ。


「何か意味がある……そのはずだと思いますが、さっぱりです……」


セアレウスは困惑した表情を浮かべた。

イライザが貴重なバッジを残した意味。

今、彼女はそれが分からない。

しかし、重要な意味や役割が気がして、考えることを放棄することはできなかった。


「それはお嬢様のハンカチです。やりましたね、セアレウスさん。これでお嬢様の場所は分かりますよ」


ハンカチを見た途端に、エクシリユスの口から発せられる声音は嬉々としたものになった。


「え……? 」


対して、セアレウスは間の抜けた声を出した。

何が喜ばしいことなのか。

それがいまいち理解できなかったのだ。

口を半分開いた状態でいると、エクシリユスが不適な笑みを浮かべたまま手を差し出してきた。

セアレウスは訳が分からないまま、差し出された方の手に持つ物――ハンカチを手渡した。


「これはお嬢様が自分の居場所を伝えるために残した私へのメッセージです。もうこの村には用はないので、外に出ましょう」


ハンカチを手にしたエクシリユスは、結界が壊れている部分――村の外に向かって歩き出した。


「は、はい」


セアレウスもエクシリユスに続いて、村の外へと向かう。

結局、先ほどのエクシリユスの発言の意味を理解できないままであった。

しかし、その意味はすぐに理解できる機会が訪れる。

二人は村を出た後、特にどこかへ移動することなく、結界のすぐ近くの場所に立っていた。

エクシリユスは、先ほど受け取ったハンカチを手にしたまま――


「アランド」


と発した。

すると、彼女の手のひらに置かれていたハンカチは、フワリと浮き出した。

そして、風に吹かれてもいないにも関わらず、彼女の手から離れてゆく。

地面をフワフワと移動する様は、まるで生き物のようであった。


「あのハンカチが行く先に、お嬢様がいます」


「なるほど。先ほどの言葉の意味はこういうことでしたか」


セアレウスはようやく理解した。

アランド。

この魔法こそがイライザの場所を発見する手段であることを。


(最悪の状況でしたがなんとかなりますね。それにしても、エクシリユスさんは頼りになります)


イライザがどこかへ連れ去られてしまった。

今のこの状況は、彼女の言う通り最悪と言える。

なにしろ、セアレウスにはどうすることもできないからだ。

この最悪の状況を打開する術を持つエクシリユスを、彼女は素直に尊敬していた。


(イライザさんも……なんと言いますかすごいです。この子を含め、あの人には優秀な騎士が仕えているのですから。ただの貴族ではないような……)


それと同時に、イライザの正体に対する興味も強くなっていた。


「アルタルネ一族……聞いたことがないと思いますが、私はその一族の生まれでして、これは一族の術なのです」


エクシリユスはそう言って、アランドの説明を始める。

アランドとは、所持者の匂いがついた物体に追跡能力を付与する魔法。

魔法を付与された物体は行使者の魔力が尽きるか、魔法の解除を行うまで追跡を続け、

遮蔽物など行使者が目視できない位置に移動した場合でも、行使者は付与した物体の位置を感知することができる。

また、彼女の生まれであるアルタルネ一族に伝わる魔法であり、一族の者でしか行使することはできないとのこと。


「そのアルタルネ一族は、狩猟民族だったりするのでしょうか? 」


説明を一通り受けた後、セアレウスはそのようなことを訊ねた。

追跡を行う魔法。

使用する武器は弓。

放った矢を操る弓術。

以上の三点から、アルタルネ一族が狩猟が主な生活である民族であると推測したのだ。


「その通りです。今言おうとしたのですが、流石はセアレウスさんです」


「いえいえ。そういえば、矢を操る弓術……ですよね? 戦いもさることながら、追跡する魔法を持ち合わせているなんて、

エクシリユスさんは優秀な一族の生まれだったのですね」


このセアレウスの言葉に嘘偽りなどは一切ない称賛である。


「……ええ、まあ」


しかし、その称賛を受けたエクシリユスは、照れもしなければ喜んでいるような反応ではなかった。

セアレウスは、彼女に喜んでもらうと称賛したわけではない。

だが、この彼女の反応は意外であった。


「えーと……もう完全に暗くなりますね。急ぎではありますが、ここはこの辺で野宿でもしましょうか? 」


これ以上は話すことではない。

そう判断したセアレウスは話題を変えた。

彼女の言う通り日は完全に沈み、夜になっていた。

月が出ており若干は明るいものの、狭い視界の中で移動するのは危険であると判断したのだ。


「いえ、問題ありません。このまま追跡を続けましょう」


セアレウスの提案に、エクシリユスは首を縦に振るうことはなかった。


「月が出ているのであれば、私は昼間のように明るく見えるのです。さ、私の後に続いてください」


そのまま、有無を言わさず移動し続けるハンカチを追い始めた。


「はい」


セアレウスは、短い返事をすると同時にエクシユスの後に続いて走り始める。

月が出ている夜間では、昼間のような視界を確保できる。

恐らく、これも一族特有の能力であると思われるが、セアレウスは彼女にそのことを訊ねることはなかった。








 数時間後、セアレウスとエクシリユスの二人の姿は、ライウォールの町の中にあった。

アランドが付与されたハンカチが向かう先がこの町であったからだ。

二人は、町の周囲を取り囲む壁と越えて、町の中へと侵入していた。

今は深夜。

ライウォールの町も完全に寝静まっている時間帯である。

起きているのはこの町の騎士くらいで、彼らは松明を手にして町中を巡回している。

その騎士達に見つからないよう、二人は建物の屋根の上にいた。


「これはどういうことなのでしょうか……」


エクシリユスは、ぽつりと呟く。

彼女の手には、イライザのハンカチが握られていた。

追跡を中断したのだ。

この時、彼女が見ているものはハンカチが向かおうとしていた先。

自分達が立つ屋根よりも背の高い建物を見上げているのだった。


「騎士庁舎……」


エクシリユスに続いて、セアレウスも呟いた。

彼女達が見ている建物は、この町の騎士庁舎。

騎士達が詰める建物である。

建物の壁面に大きく騎士庁舎を示す看板があり、入り口には見張りの騎士が立っていた。

ハンカチは、この建物の中へと向かおうとしていたのだ。

何故、騎士庁舎の中にイライザがいるというのか。

エクシリユスもセアレウスも理解不能なことであった。


「単純に考えれば、お嬢様はこのライウォールの騎士に連行されたということになりますね」


「そうですね……」


「行き……ますか? 」


「いえ、ちょっと待ってください」


エクシリユスの言葉は、騎士庁舎への侵入を意味していた。

セアレウスは、それを容認できなかった。


「はい。やはり、このまま行くべきではありませんか」


提案したにも関わらず、エクシリユスはセアレウスと同意見であった。

自分は行くべきではないと思うが、セアレウスはどうなのか。

このことを暗に聞くような提案であったのだ。

もちろん、セアレウスが行くと言えば、その理由が納得できるものであれば従うつもりであった。


「入るのは危険ですね。わたしの力で中を確認することができますが、恐らくイライザさんは牢屋の中。脱獄という形で連れ出して良いものか……」


「正当な理由があれば……ですが、そんなものは思いつきません。それにしても、一番気になるのは何故あの結界の中からこの騎士庁舎に移動させられているかです」


エクシリユスの発言に、セアレウスは大きく頷いた。

騎士庁舎の中に入ることが現状の大きな目標である。

しかし、その前にやるべきことが何故イライザが騎士庁舎の中にいるのかということだ。

へたに動けば騎士達に敵視され、最悪捕縛されて身動きの取れない状態になるだろう。

敵対すべき勢力である以上、慎重に動くべきなのだ。

まず、状況が分からないまま動きべきではなく、情報を集めることが優先である

これは二人の総意であった。

そして、この総意を優先すべき理由については、もう一つ存在している。


「あと、グリーンローブですね」


その理由は、エクシリユスの口から発せられた。

総意の理由と言うべきかは、懸念事項である。


「……考えたくはないですが、ない可能性ではありません」


これにもセアレウスは同意見であった。

騎士達の中にグリーンローブがいる。

その可能性は捨てきれないものであろう。

何故なら、グリーンローブは騎士達を洗脳していたからだ。

騎士達の中に内通者を送り込む、洗脳したまま従来と同じ行動させるなどして騎士達の中に溶け込んでいたも不思議ではないからだ。

グリーンローブに自分達のことが伝わることも、大きな懸念事項と言えよう。


「なんにせよ情報集めを優先すべきです……と、あっ! もしかすると! 」


なにかに気づいたかのように、セアレウスはバッジを取り出した。


「このバッジが役に立つのではないですか? 」


「……と、言いますと? 」


「このバッジはわたし達が王家に認められたことを証明できます。きっと重要なことでも聞き出すことができるでしょう」


「なるほど……ですね。そのバッジをお嬢様が残した意味は、そういうことですか」


エクシリユスは頷いて答えた。


「そうなると、聞く相手を選ばないとですね。下っ端では、グリーンローブの可能性がありますし……一番偉い人に聞くのはどうでしょう? 」


「それで行きましょ……うっ!? 」


突如としてセアレウスが呻くような声を上げた。

彼女の視線の先は、手にしたバッジ。

そのバッジにXのように見える傷があること。

月の光を反射して煌めいた時の今、気付いたのだった。

どこで傷がついたのか。

セアレウスが若干呆けながら考えていると――


「うん? 傷……ですか」


エクシリユスもバッジの傷に気づいた。


「え、ええ。貴重なものにこんな傷が……一体どこで傷が付いたのでしょうか」


「へ? 付けたのではなく、ですか? 」


「えっ!? 」


セアレウスは、驚いた声を出した。

それは声は大きく、思わず自分も驚いたのか――


「い、いえ、何でもないです」


エクシリユスは、自分発言をうやむやにしてしまう。

それから、二人は今できることはないとして、イライザが買った家で就寝することにした。

情報集め、および騎士庁舎の最も偉い身分の者に会いに行くことは、明日することにしたのである。







 ――翌朝。


セアレウスとエクシリユスは騎士庁舎へと向かった。

その途中、二人は歩きながら――


「聞くまでもないと思いますが、シャルのやつはどうしているのですか? 」


「シャル? ひょっとして、この町にいる……とされていた人のことでしょうか? 」


「ああ、はい。その様子だと、やはり会えなかったようですね」


というような会話をした。

話題はもう一人の助っ人でこの町でセアレウス達と、共に同行するはずであった人物についてである。

ちなみに、今のセアレウスは全身をローブに包んだ状態で、頭にはフードを被っており、青い髪を露出しないようにしている。

今、騒ぎにあんれば騎士庁舎へ行くどころではないため、当然といえば当然のことである。

彼女に対して、エクシリユスはローブを身に着けてはいなかった。

ローブを身に着けている二人では流石に怪しいということになり、イライザが買った家に置いてきたのだ。

袖の無い白いワンピース、その上に丈の短い青いケープ、両手に皮製のグローブ、靴には膝上丈の皮製のロングブーツ。

今のエクシリユスはそのような服装であり、騎士というよりかは冒険者のようであった。

動きやすさを重視した服装とも言えよう。

彼女の腰のあたりのワンピースの上から巻かれたベルト。

その後ろ腰側には、矢筒が固定されており、数本の矢と弓が入れられていた。


「やはり……って、シャルさんという人は奔放な方なのでしょうか? 」


イライザといい、エクシリユスといいシャルという人物に対する発言から、セアレウスはそんな人物像を思い描いていた。


「奔放すぎますよ、あいつは。大方、食べ歩きとかハープを引くのに夢中になってたり、クソ長い昼寝をしていたり、あわよくば外で魔物を追いかけまわしているのではないでしょうか? 」


「あはは……」


エクシリユスの口から出た出来事は、すべて経験した迷惑エピソードなのだろう。

そう思うと苦労していることが伺えて、セアレウスは苦笑いを浮かべるのだった。


「シャルさんとは仲が良いのですね」


その後、セアレウスはそう言った。

エクシリユスの顔は、口では迷惑そうに言ってはいたものの、嫌悪や不快などといった表情はしていなかったのだ。


「……一応、友達ですから。不本意ではありますが、その奔放さがあったからこそ、今の私がいますし……」


「友達ですか……心配ですか? 何か不測の事態が起きているのではないですか? 」


続いて、セアレウスはそのようなことを言う。

今のエクシリユスの表情が若干曇っているように見えていること。

察しているにも関わらず、わざわざ口に出して聞いてきたこと。

それらのことから、シャルという人物について心配しているのだと思ったのだ。

シャルに対する悪態については心配の裏返しだと捉えていた。


「……いえ、あいつなら心配ありませんよ。不測の事態なんて……ただ、こういうときは真面目にやる……はずのやつなんですが……」


エクシリユスは、そう言った後に首を左右に振るう。


「いやいや、心配無用です! さ、あいつのことは一旦忘れて、今は私達がすべきことに集中しましょう! 」


この言葉を最後に、騎士庁舎へ向かうまでの間に交わされたシャルという人物の会話は終わりを迎えたのだった。

それから数分後、二人は騎士庁舎の前に到着する。

早速、騎士庁舎の中へ入ろうとするのだが、二人の足は止まった。


「離せ! いいから、ここを通さないか! 」


騎士庁舎の前で、一人の男性が荒げた声を出す。


「それは許可できません」


「お引き取り願います! 」


騎士庁舎の前に立つ騎士が、その男性を中に入れまいと止めに入っていた。

このようにして、入り口前で揉め事が起きており、何事かと二人は思わず足を止めて様子を見ているのだった。


「所長に会わせる。これだけのことも許されぬというのか! 」


「あなたも存じていることでしょうに。所長は忙しいのです。あなた一人に割く時間は……」


「私とて今はこの町の一人。町民だ! その町民の声が聞けぬと言うのか! 」


男性は騎士の声に聴く耳を持たない様子である。


「迷惑な人はいるものですね」


男性を見ながら、エクシリユスが呟いた。


「どうします? っと、考える必要はなくなったようですね」


そう言うエクシリユスが見る方向には、走る複数の騎士達。

彼らは、怒鳴る男性の方へ向かっていた。


「またか。あなたも懲りない人だ」


「離せ! また力づくか! ここまで落ちぶれるか! ええい、離せ! 」


男性はやってきた複数の騎士に羽交い絞めにされてどこへ連れていかれる。

その時になって、男性の顔をセアレウス達は目撃する。

顔からして男性は初老。

服装に関しては特に変わったところは見られない。

騎士庁舎に怒鳴り込む以外は、普通の町民のようであった。


「前の所長さん。今日も庁舎に怒鳴り込んでるのか。毎日毎日よくやるよ」


「仕事熱心で働き者、町民には優しく良い人だった……が、今は見る影もない……」


「立派な人でも職が無いとああなっちまうのか……怖いねぇ」


騎士に連行される初老の男性を見ながら、通りすがりの町民達はひそひそと呟いていた。

全部ではないが、この呟きの数々をセアレウス達は耳にする。


「どうやら、所長というのが騎士庁舎で一番偉い人のようですね。良いことを聞きました。さて、これで……おや? 」


一歩前に足を踏み出したところで、エクシリユスは足を止めた。

エクシリユスが振り返る先には、セアレウス。

そのセアレウスはエクシリユスはおろか警視庁者の入り口にさえ、顔をむけてはいなかった。

彼女は、じっと初老の男性が連行された先を見つめているようであった。


「どうしました? セアレウスさん。何か気になることでも? 」


そんなセアレウスの様子から、エクシリユスは考え事をしているのだと思った。


「……ええ……まあ……」


心ここにあらずと言った様子で、セアレウスは返事をした。

実際に考え事をしているようであった。

それにしても、いまいち要領を得ない返事である。

一体何が気になって、何を考えているのか。

エクシリユスは、そのことが気になっていた。

しかし、直接聞くことはなく、彼女の考え事が終わるを待つことにした。

それから、少し経った後、セアレウスはエクシリユスに顔を向けて口を開くと――


「……すみません。ちょっと寄り道をしても良いでしょうか? 」


と寄り道なることを提案してきたのであった。

この寄り道が何であるか。

エクシリユスにとっては、だいたいの予想がついていること。

それが意味のあることであると理解し、提案に対して異議を唱えることはしなかった。




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