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……勝負?
「勝負…って何するんだ?」
俺は意味が分からずそんなことを聞いていた。
「戦って勝てばいいんだ」
簡単だろ?とリータは言う。
「いやいや、俺のだけなんかハードじゃねーか」
俺はそう言い、別のものを求めた。
「いや?そんなことはないぞ?1日私と戦うだけだ。簡単簡単」
あっはっはと笑ってリータは言った。
簡単じゃねーだろ!!
「……じゃあ、その勝負とやらで勝てば何かあるのか?」
俺は半ば諦めたように聞いた。
「勝ったら?そりゃあ、勝ってから言うんだな」
ムッ、なんかムカつくな。
「詳しい勝負内容は?」
「よくぞ聞いてくれた!やっとやる気になってくれたか。面倒な奴め」
呆れるようにリータはため息をはく。
……ムカツクッッ!!!
「本気の殺し合いをするんだ。使うものは自由。剣なり銃なり持ってくるといい。それで殺し合いをする。まぁ、そんな難しいことじゃないだろ」
うんうんと軽くうなずくリータを見て、今すぐ殺してやろうかと思った。
「勝負は一回ってことはどちらかの勝ち負けが決まった場合、それで終わりってことだな?」
「そういうことだな。奈々と柳は今日からはじめてもらう。龍牙は明日からだ。いやー、いいテストになってよかったよかった」
いい仕事をしたーという風に机においてあった水をごくごくと飲み干した。
特にってかほとんどなにもしてねぇだろ。ちょっと指令を出しただけじゃねーか!!
「……はぁ……もう疲れた…俺は今日はもうなにもないなら、そのまま寝るぞ」
俺はそう言って自分の部屋のほうへ足を向ける。
「え、もう朝が来るのに?」
柳はそのまま起きればいいのに…と続けて言う。
「俺は疲れたんだよ。それに……」
龍にも聞きたいことがあるからな……
「?それになんだ?」
「いや、それにお前といると疲れが増しそうで……」
柳にそうごまかし、嘘だろ!?なんて叫んでる柳に奈々がげんこつをしているのを背に俺は部屋に入った。
「ふぅー……なんか驚いたことだらけだったな……」
俺は独り言をポツリとこぼす。
『そーだなー。毎日運動できて最近の運動不足が解消されるんじゃないか……?』
おい、待て。俺は断じて運動不足じゃない。断じてだ。
『おいおーい、湖に行くまでにすぐバテてた奴の言い分とは思えないぞー?』
バカにした言い方しやがって!だが、あれはバテたんじゃない。……あれだ。疲れたフリをしたんだ。
『……苦しい言い訳とは思わないのか……?』
……言われなくても分かってる……。
…あっ、そういえばお前に聞きたいことがあったんだ!!
『あー、俺、もう疲れたから寝るわー』
おい!寝かさねーぞ!!
『ヤダわ、龍牙ったら恥ずかしいじゃない~』
やめろ……!!気持ち悪い口調で気持ち悪いこと言うな!!
『あはは~、お前からかいがいがあるなー』
んだとっ!?
『柳もからかいがいがあるよなー。反応がいいよな』
そーだよなー。面白すぎてやめられねーんだよなぁ。
『そういうところ、Sっ気あるよな、ははっ』
笑いながらそういう龍に俺はそろそろ真面目に返すことにする。
さて、龍。聞きたいことがある。しっかり答えてもらうぞ?
誤字、脱字はご了承ください。
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