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「……え?」
リータの倒れた姿をみて、俺はそう発した。
……勝っ……た?
状況がよくわからない。
それは見ていた、凛香、奈々、柳、佐奈、は呆然としている。
ハッとしたようにリータのほうへ行ったのは凛香。
「…リータ?…リータ!!」
そんな大声で俺たちはハッと目が覚めた。
「え、おい、リータ?」
俺は、ズキッと痛む体をなんとか動かしながらリータのもとへ行く。
「……ん…ぐっ」
顔をしかめながら目を覚ますリータ。
「…ったく、驚かせんなよ……死んだかと思ったじゃねーか」
はぁ、と俺はそう言った。
「…いや、おそらく一回死んだな。だが、不死身だし、死んだとしても生き返るし……あー…、痛い…」
フラりと立ち上がり、体を動かすリータ。
「大丈夫なの?傷は治ってきてるみたいだけど……」
凛香は心配そうな顔つきでリータをみる。
「ん?ああ、大丈夫だ。幸い、威力は最大じゃなかったしな」
最大じゃないにもかかわらず死ぬほどの力って……
「あー……悪い、どうにか攻撃しようと思って使ったんだが……」
申し訳なくいう俺に、リータは少し険しい顔で見て言う。
「今の技……どこで覚えた?」
そう聞くリータに俺は内心少し困った。
夢でみて…なんてなんか中二病っぽいような……。
「どこで…って……あ、頭の中?」
うっわーーーーーーー
そっちのほうが中二病っぽいーーーーーー。
……やっぱり言い直そうかな…今からでも間に合う……ことなかったーーー。
リータは難しい顔で考え込んでる姿を見て言い直すことは無理だと判断する俺。
「ちょっと兄貴……なに中二病じみた事言ってんの?どこで覚えたか言いなさいよ」
佐奈は苛立ったように言う。夢って言っても同じ反応だろうしな…
「龍牙」
静かにそう呼んだのはリータ。それもいつになく真剣な顔なので、俺もつい身構えてしまう。
「な、なんだよ……」
「誰に、教えてもらった?」
それは確信めいた言葉。そして、リータは……俺の何かを知っている……?
それも記憶に関して。しかし、龍と同じくその情報にも縛りがあり、それを指定したのも俺……ん?俺が記憶を失ったのは確か事故だったような……
…それは仕組まれていた…?それを俺は知っていて……じゃあ俺は誰だ?(・・)
このなんとも言えぬモヤモヤを、俺は感じながら、リータの言葉の返答を考えることにした。




