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現状確認とスキルゲット

続きを投稿します。今回は主人公のステータスを紹介します。ですが、前の話同様今後の展開次第でステータスの項目や数値を少しいじることになるかもしれません。ご了承ください。


「はい。確かにゴブリンの討伐部位を確認しました。こちらが報酬の銀貨5枚と銅貨10枚です」

「じゃあここはあたしが受け取るね。行くよコジロー、イレーネまた明日な」


 イレーネに討伐部位を確認してもらい、アイーダは報酬を受け取るとカウンターを後にする。コジローは、カウンターのイレーネに向かい軽く手を振って別れのあいさつを済ませた後アイーダの後を追いかける。


(あの二人上手くパーティーとしてやっていけてるようね。)


 任務を無事に達成して来る度に仲良くなっているのが分かったイレーネは、弟がとられた姉のような心境に襲われ少し寂しい気持ちになりながら仕事に戻った。



 いつものように人気のない所で、二人は報酬について話し合うことにした。


「じゃあ今日はどのように報酬を分けようか?」

「今回もアイーダさんの取り分が多い部分は譲りませんよ。アイーダさんが銀貨3枚と銅貨5枚です」

「あたしは嬉しいことだけど、またそれでいいのかい? 理由を聞いてもいいかい?」

「今回もアイーダさんが前に出る危険な役割をして貰いました。その結果、今回アイーダさんの綺麗な顔に傷を付けることになってしまいました。それが理由です」

「きれっ・・。そうかい。そういうことなら貰っておくよ。じゃあコジローの分の報酬はこれだ」


 容姿を褒められ頬を赤くしているアイーダから銀貨2枚と銅貨5枚を受け取り袋に入れるとアイテムストックに入れた。アイーダはコジローに声をかけた。


「コジロー、今日はこの後予定あるかい? よかったら今日も食事をして行こうよ」

「良いですけど、昨日の今日ですからお酒はなしですよ」

「それでも良いさ、さあ行くよ」


 酒を飲めない辛さよりもコジローに断られなかったことが嬉しい乙女モードのアイーダがそこにいた。



 食事を終えたコジローはアイーダを家まで送ると宿泊施設に帰ってきた。

 ベットに腰を下ろしてステータスを見るために意識すると、ステータスウインドウが出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    コジロー・コウヤノ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レベル:4     冒険者ランク:E 


称号:ボーダー



HP: 110/110

MP: 110/110

物理攻撃力: 90 アイアンロッド+20効果

物理防御力: 540 異世界のスーツ+10効果

魔法力:   65

魔法防御力: 530

敏捷性:   526 レザーブーツ+2効果


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル    スキルポイント:150/150

    

    アイテムストック

    状態異常耐性:  5/5   ステータスサーチ:  5/5  

    対熱耐性:    5/5     鍛冶:      1/5

    対寒耐性:    5/5     錬金:      1/5

      

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ステータスの数値を確認しつつ、どの様にスキルアップポイントを使うかを考える。


(まず、アイーダさんが怪我した時に回復の必要性を感じたから回復魔法は絶対必要だな。次に転送魔法? これも面白そうだ。攻撃魔法も覚えておくと打撃が効かない相手に有利だろうな。)


 買い物感覚でどんどん新しいスキルを覚えていくコジローは次にスキルのレベルをアップさせるかを悩む。


(エウノミアーさまの言った通り、鍛冶ギルドや錬金ギルドも無いレーネで鍛冶や錬金のレベルを上げてもしょうがないから新しく獲得した魔法のレベルを上げておこう。)


 コジローはポイントを使い、魔法のスキルレベルを上げることにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル    スキルポイント:10/150

    

    アイテムストック

    状態異常耐性:  5/5   ステータスサーチ:  5/5  

    対熱耐性:    5/5     鍛冶:      1/5

    対寒耐性:    5/5     錬金:      1/5

    転送魔法:    2/5    回復魔法:     2/6

    火炎魔法:    1/10   氷結魔法:      2/10

    風魔法:     2/10   雷撃魔法:      1/10  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(とりあえずこんなところかな。詳しい効果は明日以降にしてそろそろ休もう。)


 疲れた様子で、スキルの実験を先延ばしにしたコジローは倒れる様にして眠りについた。




 一方、その頃アイーダは一人で悶々としていた。今日コジローのとった行動が頭から離れない。


(なんだってコジローはあんなにあたしを構うんだ? そんなにあたしのことを……? あいつ、あたしの子供を育てるってまで言い切ったし。でもあいつは駆け出しで明らかにあたしより弱いはず……)


 女性扱いされることが久しぶりで嬉しい部分があり、頬を染めつつも自分が決めた誓いが足かせとなると今一歩が踏み出せないでいた。しばらく答えが出ないで悩んでいると、やがて一つの考えが浮かぶ。


(ちょっと待て……? 今あたしは何て言った? あいつは駆け出し……そうだ!! あいつをあたしよりも強い男に鍛え上げれば問題解決じゃないか。んふふ、待ってろよコジロー直ぐにあたしに相応しい強さに導いてやるよ。)


恋する乙女モード全開のアイーダはベットの上で悶えながら寝落ちするまで過ごすのだった。



最後まで読んでいただきありがとうございます。キャラを段々と魅力的にすべく頑張っているところです。つたない文章力で何とか伝わってくれるといいなと思いつつ・・。

ご意見・ご感想もお待ちしています。

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