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轍 草稿


   (わだち) 草稿



 (わだち)は 何でも

 知っているのさ

 泣いていたよね 君は

 辛くて 悔しくて

 悲しくてさ

 僕らは 君の

 足の下さ

 アスファルトの 上だよ

 見えないさ 僕達ちは

 僕達ちは 存在しているんだよ

 僕達ちは 見えなくても

 感じられなくても

 僕達ちの 残す軌跡の跡を  軌跡の跡は

 見れば 分かってもらえる

 筈さ じゃあ

 泥濘んだ導くを 走って

 御覧よ 砂浜の

 海岸を 走って

 御覧よ 降り積もる

 雪の上を 走って

 御覧よ 僕達ち

 (わだち)の 軌跡の跡が

 残るから 水溜りを

 踏んづけて 乾いた

 アスファルトの 上を

 走るのも 良いね

 ははははは……

 だから 車に乗る時は

 何時も 一緒なのさ

 僕達ち (わだち)はね

 最初の年は 若葉マークで

 失敗するのは まあ

 良いさ 2年 3年

 慣れて来た頃 危ないよ

 自分の走れる スピード

 きちんと 見つけて

 自分の曲がれる スピード

 きちんと 見つけて

 走りなよ

 踏み込み過ぎない 切り過ぎない

 通り過ぎない様に 走りなよ

 多少の無茶と 失敗は

 誰でも 経験する事

 だからね

 そんな時は 落ち込まなくたって

 良いんだよ 何度も繰り返さない

 ならね

 慣れても 油断は

 大敵さ 余所見せず

 眠らず 走りなよ

 何時も 僕達ち

 足下なついて 見ているからね

 忘れ無いで 君は

 一人で 無いって事を……

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