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タンゴ / 時間 / 家 / 影 / 幻

《 お題 》

〔手を取る〕です。〔二次元ネタ台詞の引用禁止〕かつ〔「黒」の描写必須〕で書いてみましょう。


色の描写~


【タンゴ】

黒代理石の艶々とした床の上を滑り舞う君の手を取りタンゴを躍る。真紅のドレスを情熱的に翻し、タン、タタンと靴音も高く響かせて。天が割れ雷鳴が轟く。くるりくるりと君が廻る。度に世界は移りゆく。竜巻が起こり地が割れる。君が砕く世界を僕が繋ぎ巻き戻す。終わりのない破壊と再生のタンゴ。





《 お題 》

『残された時間』をお題にして140文字SSを書いてください。



【時間】

残された時間を逆算してみる。僕は後何回、君の手料理を食べられる?君の笑顔を見られる?後何回、君を喜ばす事が出来る?君に愛してるって言える?例え、まだ百年の時間が残っていたとしてもとても足りない。全然足りないよ。僕の思いを語るには。だから一分一秒さえ惜しんで君を見つめていたいんだ。





《 お題 》

『白昼夢』と『家』を使って140字SSを書きましょう!



【家】

白昼夢に見るのは小さな温かな家。戸が開く。向けられる優しい笑顔と労いの言葉。賑やかな食卓。囁かな、昼の光の中でしか見られない夢。夜になると悪夢に変わる小さな家。降ってくる拳。罵りの言葉。それは繰り返される牢獄の夢。朝日があれを追い出してくれるまで。安らかな眠りのない冷たい闇の中。





《 お題 》

〔どこまでだって、追いかける〕です。

〔三人称(彼、彼女等)の使用禁止〕かつ〔「夜」の描写必須〕で書いてみましょう。


このセリフ使ったばっかりww


【影】

宵闇に残る薄明かりが僕の後ろに長い影を作る。深遠なる森の中に足を踏み入れると、影は闇に溶け静寂に消えた。手探りに闇の中を突き進む。どこまでだって追い掛けてくる孤独という名の化物から逃れる為に。微かに輝く灯を目指して。その灯が形を成した時、影は僕に覆いかぶさりその灯さえ吹き消した。





《 お題 》

「早朝の海辺」で登場人物が「見つめ合う」、「罠」という単語を使ったお話を考えて下さい。



罠、多いよ…


【幻】

海は朝靄に包まれ重なり合う白に不透明に澱んでいた。ゆるりと近づく波間に現れたそれは、艶やかな髪を持つ碧眼の乙女。時が止まったかの様に見つめ合う。銀の鱗が跳ね、白い腕が手招きする。これは罠だ、と引き止める声が聞こえるのに、細やかな砂に裸足の足が沈み込み、いつしか飛沫を感じていた。






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