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心臓が攣る
わずかな言語化だけで、完璧にイメージが伝わる。
言葉を使う上での理想であるが、タイトルはまさにそれであった。
「Aさん、××××って実際、どんな感じになるんですか?」
「足やのうて心臓が攣るんや。あんなもん、二度と経験しとぉないわ」
筆者の質問に対し、こう答えが返ってきた―― 「心臓発作」の話である。
筆者は、目を見開いた。
完璧にイメージが出来たからである。
そして、これまで見て来た役者たちの演技の、ほとんど全てが失敗であったということにも気付いた。足ではなく、心臓が攣った場合「うっ!」などという演技では済まされないからだ。
それにしても「心臓が攣る」。
イメージするだけでも恐ろしい。
話を聞いただけで、心臓がキュっとなり、背中もギュっとなった(言語化ヘタか)。




