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髪の毛

髪を切る。


毛先を整うと、気分も整う。

バッサリと切れば、心も軽くなる。


髪の質量は、たかが知れている。

だが、重さ以上の「何か」が、おそらくそれにはある。


髪は頭と繋がっている。

思考から「漏れ出した何か」が、髪に宿る。

―― などという新定義が、頭に浮かぶ。


だとすると、長い髪は、冗長な思考のおりともいえる。

艶でもあれば、美しいが、潤いのない残骸は、無残にも映る。



思い切って、髪を短くすると、必要以上にさっぱりとするのは、ひょっとすると毛先が「アンテナ」の役割も果たしているからだろうか?


外界の情報を脳に伝えるアンテナ。

それが毛先なのだとすれば、短いに越したことはない。

(いったい何の話をしているんだ、これ?)



スキンヘッドのひとは、どんな気分なのだろうか?


フィルターなしで触れる世界?

だから、坊さんは頭を剃るのか?


或るいは、脳から漏れ出した「煩悩」との、こまめな決別が目的?

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