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髪の毛
髪を切る。
毛先を整うと、気分も整う。
バッサリと切れば、心も軽くなる。
髪の質量は、たかが知れている。
だが、重さ以上の「何か」が、おそらくそれにはある。
髪は頭と繋がっている。
思考から「漏れ出した何か」が、髪に宿る。
―― などという新定義が、頭に浮かぶ。
だとすると、長い髪は、冗長な思考の澱ともいえる。
艶でもあれば、美しいが、潤いのない残骸は、無残にも映る。
思い切って、髪を短くすると、必要以上にさっぱりとするのは、ひょっとすると毛先が「アンテナ」の役割も果たしているからだろうか?
外界の情報を脳に伝えるアンテナ。
それが毛先なのだとすれば、短いに越したことはない。
(いったい何の話をしているんだ、これ?)
◇
スキンヘッドのひとは、どんな気分なのだろうか?
フィルターなしで触れる世界?
だから、坊さんは頭を剃るのか?
或るいは、脳から漏れ出した「煩悩」との、こまめな決別が目的?




