26/53
気むずかしい?
その時々の思い付きをノンフィルターで、そのままに書く、このショートエッセイ集。ある程度、エピソードも溜まってきて、あることに気づく。
「あれ、ひょっとしてこれ、読者に普段から気むずかしい人間と思われるんじゃないか、俺?」と。
毒舌は毒舌だが、気むずかしいわけではない。
誰とでも話を合わせ、一定のレベルでは仲良くもするのが、筆者の日常。
むしろ、自分の方から友好的に向かい、先に距離を設定する。
「敵意はないけど、ダルいことには関わらない」
これを最初に明確にすることによって、それなりには巧くやってきたつもりだ。
だが、文章では、どうにも毒が強く見える上に、読者の「顔」も見えない。リアクションのつかないエピソードでは、特にその不安が大きくもなる。




