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第1話 トヨキとミイナ
彼女はミイナと言う少女だ。
22年前に設立されたシンフィールド境界線上で迷ったところを、トヨキ青年が手を差しのべた。警察能力私設『ガードベルト』からの労働条件の被害から救ったのだ。
境界線上の迷子は、幼い女子供無関係に働かせる方針だ。見つかれば労働地獄から逃げるのも不可能。
それを知識してるからか、トヨキは妹のように扱って彼女を魔の手から守ったつもりでいた。
シンフィールドは、トヨキの家そのものである。
ミイナもシンフィールドという家の一員に……家族にすると決めて、シンに彼女を紹介した。
「よし、じゃあ……家族にするためなら父会を開くからトヨキ招集を頼むぞ」
「え~!! 俺が?」
「つべこべ言わずにさっさとせんか」
「はぁ~い」
トヨキはみんなを集めさせて父会に参加させた。
「なんだ、緊急の父会だから、また迷子の新入居者紹介か?」
「ウワサではさ、飛びきりの可愛い娘らしいぜ」
「マジ!? 可愛いなら、父会参加してやる、してやるぞ!!」
招集かけられた若者たちの不甲斐ない会話が大会場で賑やかになった。
トヨキは、この招集係が苦手だった。新入居者紹介のために係役される身を考えれば苦手なのも頷けよう。




