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娘を悪役令嬢にはいたしません!!  作者: 愛羽真琴
番外編

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番外編_もし彼女たちが幼稚園児だったら。

ここはあきネット幼稚園。

今日も様々な子供たちが楽しそうに遊んでいます。


「わ~、今日もネコさん来てくれた~。」

キラキラとした笑顔で私を見上げているこの少女は、りかちゃん。

暫く見つめ合っていると息を切らした男の子が駆けてきた。

「りかちゃん、早いよ~。」

「ほたる、遅い~。今日はね!ネコさんの名前を考えてきたの!」

じゃ~ん。と言いながら幼稚園児らしい文字で すずね と書かれた紙を私に見せる。

「今日からあなたすずねちゃんね!」と言いながら私に向け飛び降りておいでと言わんばかりに両手を広げる。

私は優雅に彼女の隣に飛び降りると足にすり寄ってあげる。

「わぁ。可愛い。いい子いい子。」と言いながら遠慮なく私を撫でまわす小さい手に私はされるがままであった。

「おい、おまえ、また猫に触ってるのか。」

腕を前で組み偉そうに言い放つ男の子。この子はアランくん。

噂ではどこかの国の王子様だとか…

ただ、教育?の方針とかで普通の幼稚園に通っているらしい。

「いいじゃない、だってこんなに可愛いのよ。」そういうと、徐に私を抱き上げ、ずいっとアランくんに近づけた。

アランくんが少し後退りすると、すかさずガーネッツくんが間に割り込む。

「ガー、無愛想すぎ。」少しの不機嫌さのこもった声で言うと、トパーくんが私をひょいっと受け取った。

私の頭をなでながら「りかちゃん。ごめんね、アラン猫あんまりすきじゃないんだ。」

この二人は同い年の兄弟で兄のトパーくんとガーネッツくん。どうやら二人はあまり仲が良くないらしい。

しかし、アランくんの友達としてずっと一緒にいる。

トパーくんはそんまま後ろに振り向くと後ろの少女に声を掛けた。

「チェリちゃんも撫でる?」

この子はチェリちゃん。将来アランくんと結婚を約束しているらしく、とても大人しい子だ。

少女は控えめに頷くと恐る恐る私に手を伸ばした。

大人しく撫でられてあげているとチャイムが鳴った。

「そろそろ昼だ。いくぞ。」とアランくんがぶっきらぼうに言うと私をスッと降ろして彼らは校舎へ向かっていった。

少し残ったりかちゃんは、「すずねちゃん。またね。」と満面の笑みで手を振るとみんなの後を追っていった。


解放された私はいい寝床を探して歩いていた。

「お。こんな所に猫がいるぞ~。」そう言いながらひょいっと木の上から飛び降りてきたのはグンディくん。

さっきまでいた自分がいた所に向かって話しかける。

「なぁ、ガリ、こいつを使っていたずらしようぜ~。」笑いながら私の脇腹を人差し指で突っつく。

私は威嚇すると、降りてきたもう一人からも距離をとった。

二人の顔はそっくりだった。

「全く…そんな触り方するから、僕からも離れちゃったじゃないか。」

少し残念そうな顔をしてみせる。

「そんな事思ってない癖に~」今度はガリくんの脇腹を突っつく。

私は本格的にいたずらされる前に走りだした。


私がいつもこの幼稚園に来る目的、それは昼下がりの昼寝に丁度良い木陰があるからだ。

いつものようにその場所へ向かうと、今日は先客がいた。

白衣を着た彼はワイアー先生。この幼稚園で養護教諭をしている。

よくサボっている姿は見かけるがまさか寝床を奪われるとは…

仕方ないと引き返そうとしたとき、突然強風がふいて私の首元の鈴がなる。

その音に気がついたらしく、彼が目を開ける。

「やっと来た、いつも君がここで気持ちよさそうに寝てるから気になって試しに俺も横になってみたんだ。」

そういうと、私においで。と手招きをしてみせた。

暫く彼を見つめた後、大人しくそばで丸まって眠りについた。


「…イ先生、ワイ先生。起きて、転んで泣いちゃった子がいる。」

ワイアー先生の動きで目を覚ますと女の子が空を揺さぶっていた。

彼女の名前はテンプルちゃん。誰にでも分け隔てなく優しいと評判の子だ。

ワイアー先生は気だるそうに腰を上げると少女に手を引かれて保健室へ向かった。

その背中を見送り伸びをすると私は家へ帰った。


いつもの部屋にはいるとナイルくんが他のペットたちにごはんをあげている所だった。

「鈴音。君もごはん食べるかい?」そう言いながら手際よくご飯の準備をしていく。

私がご飯を食べ始めると、隣に来て私を優しく撫でた。



これは、もしかしたらあったかもしれないもしものお話。

お久しぶりですの方

 お久しぶりです、愛羽真琴(あいばねまこと)です。

初めましての方

 初めまして、愛羽真琴(あいばねまこと)です。


本日はエイプリルフールと言うことで、番外編として”もしかしたらあったかもしれない話”を書いてみました。

初めての試みなのですがいかがだったでしょうか?

実はエイプリルフールに合わせる為に、このタイミングで再開したのはここだけのお話です。


さて、日常では”ただの月初めの日”ですが、スマホゲームに身を染めていると当日限定イベントがあったりして何かと忙しい日に早変わりするのは僕だけじゃないですよね?

そんな特別か特別じゃない日かよく分からなくなり言いたいことがぶれてしまいましたが、楽しんでいただけますと嬉しいです。

それでは、また次回お会いしましょう。


次回の投稿予定

2026.04.15

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