009 帝王の真性
死んだ生命は体をガラス片に変えて四散するはずだったのに、ハンドレットシャーク達は焦げて死体が残っているという不備を発見しました(^_^;)
それと、ルシウス支部長のレベルにも不備がありました。
不備が多いです(;_;)
≪覚醒リヴァイアサン Lv225 ランクⅩ≫
リヴァイアサンが怒りによって覚醒した真の姿。攻撃力が通常状態の5倍ほど上昇すると言われている。覚醒したリヴァイアサンと相対して帰ってきたものがほぼいないので確かな情報は得られていない。
≪完全解析≫した結果を見て驚愕する。ランクⅩだと…。確か魔物のランクはF、E,D,C.B.A.S.SS.SSS.X,Zだったハズだ。確かSSSとXの壁はとても大きいらしい。XとZと間はもっと大きいらしいが。つまりこの蒼き龍はこの世界で2番目に強い部類になるのだ。それに、侮っていい相手じゃないのは見ただけでも分かる。
怒り狂った蒼き龍は先ほどの倍の声量はあろうかという大きな咆哮を上げた。空気が揺れ、海に波紋が広がる。そして、口をおれに向けた。
発射されたのは、黒い雷を纏った水だ。先ほどより速いといえど、まだおれに当てるには足りないな。
余裕をもって回避したと思った、しかし、黒い雷は拡散した。
【スウェットプリズム】の上位互換か。黒い雷は檻のように広がり、中央に水が超速で落ちてきた。なるほど、これは水魔法と雷魔法の合成魔法か。
水雷合成魔法である【ライズムストリーム】の水をおれはまともにくらった。
「…いてえな。やられたらやり返す!」
黒き雷の檻など関係ない。おれの【宵時雨】は破壊不能属性付与なのだ。雷の檻を切り裂いて脱出し、刀の切っ先を蒼き龍に向ける。
「雷属性剣・雷鳴啼堕」
ワンパターンだが、今度は速度を上げた。蒼き龍は回避せずにまともにおれの攻撃をくらった、ように見えた。
しかし、違った。蒼き龍は雷を喰らっていた。おれの堕とした巨大な雷を口で受け止め、溜めていた。
そして奴は自身の氷属性魔法とおれの雷鳴啼堕を合わせ、放ってきた。
全力で跳んだ。今のはさすがにくらったらまずい。
が、跳んだ先に、蒼き龍の体があった。1㎞ほど離れていたはずなのに、一瞬でおれに気づかれずに移動してきていた。体長200mを考えたら当たり前なのかもしれないが、おれが気づかないとは…ッ。
蒼き龍の体当たりを一身にうけた。巨大な体躯は簡単におれの体を弾きとばした。そして周囲の森に落とされたおれに、さらに氷属性魔法の追い討ちがあった。巨大な氷の塊が蒼き龍の口から放たれ、おれに直撃した。氷属性魔法【アイスロック】だ。
…数秒ほど意識を失っていたらしい。骨が何本かイカれたな。あの巨体の体当たりを受けて骨何本で済んだおれは化け物だな。
視線を≪リヴァイアサン≫に向けると、なにやら体に黒い雷を纏わせているのが見えた。見ただけで分かる。これから蒼き龍は自身のもつ最強の一撃を放とうとしているのだ。明らかに魔法の雰囲気が先ほどとは違う。
…アレをくらったらおれは死ぬな。まあ、くらわねえけど。
おれは起き上がると、上に跳んだ。
「おれも本気でやらせてもらうぞ。」
蒼き龍は、跳びあがったおれに口を向け、魔法を放った。
その一撃は、蒼い龍の形をした水であり、その周囲には黒い雷が纏われている。そして剣状の氷も纏われていた。さながら、≪覚醒リヴァイアサン≫を魔法に具現化させたようである。
≪覚醒リヴァイアサン≫の化身は一直線におれに向かってきた。
「闇属性剣・黒全吸収」
おれの刀は、≪覚醒リヴァイアサン≫を喰らった。
刀は蒼き龍の化身を吸収し、魔法の跡形も見えなくなった。
驚愕したような表情を見せた蒼き龍は、隙だらけだった。そしておれはその隙を見逃すほど甘くはない。
重力に従っておれは地面に降り、もう一度、今度は≪覚醒リヴァイアサン≫向けて全力で跳んだ。
慌てたように蒼き龍は対応しようとするが、もう遅い。
刀の切っ先を蒼き龍に向け、詠唱する。
「空属性剣・神羅」
蒼き龍は真っ二つになり、体をガラス片に変えて四散した。
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