あとがき
本作は、先に公開していた「比翼の鳥」の第一部「天狗と鼠」の部分を(けっこう大幅に)加筆・修正したものです。
この「天狗と鼠」は、もともと別サイトに「新選組余話」というタイトルで独立した作品としてアップしていたものなんですが、その後、このサイトで「黒船と白旗」を書き始めるにあたって、直接的な話の繫がりはないものの、「天狗と鼠」の設定を踏襲しているようなところもありまして、だったらページ稼ぎにこれも前段としてくっつけておけみたいな感じで二部構成の作品にしてしまいました。
しかし、その第二部ですが、現在中断したまま「中沢琴の冒険1&2(未完)」みたいな体裁で宙ぶらりんになってまして、なーんか気持ち悪いというか、なんとかしたいなあとずっと思ってたわけです。
一方で、もうひとつのタイトル「幕末カタナ・ガール」が、事実上のパート3のような内容になってしまい、書き進めるうちに1・2・3の整合性が取れない部分も増えてきました。
ならいっそ、「天狗と鼠」だけでも一篇の物語としてきちんと完結させよう――
と、まあそんな経緯で、今回、他作品とのつじつま合わせも含めて「レストア版」として書き直した次第です。
なお、既存の「比翼の鳥」については、「黒船と白旗」と改題して、「天狗と鼠」の部分を削除、Pt.2部分を切り離したいと思います。(どうでもいいですよね。誰に言い訳してんだか)
あと、登場人物の名前について少し捕捉を。
この話の登場人物たちは、あまり耳馴染みのない名前を使っているので、もう少し一般的に知られている方の名前を書いておこうと思います。
作中人物のモデルは、以下の通り。
•下村嗣次
→ のちの新選組筆頭局長 芹沢鴨
•新家粂太郎
→ のちの新選組局長 新見錦
•鈴木大蔵
→ のちの新選組参謀 伊東甲子太郎
•鈴木多聞
→ のちの新選組九番隊組長 鈴木三樹三郎
•清河正明
→ のちに浪士組を結成した幕末の志士 清河八郎
原題を「新選組余話」としていたのも、少しでも取っかかりになるよう、実在の人物との対応関係をタイトルで匂わせたつもりだったんですが、
結果的に「新選組と何の関係があるの?」みたいになってしまったという…、
変なところで凝りすぎたなあと反省しています。
えー、言いたかったことは、だいたい以上です。
ありがとうございました。




