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俺と不思議少女の一年間!☆  作者: 蒼空
俺と不思議少女の一年間 波乱の混浴温泉編
41/44

俺と不思議少女のテスト期間

今回は少々短いです。

どぞ(/・▽・)/

テスト期間が一週間後に控えたある日、部内に衝撃は走った。


「悪い!俺ヤバいかも!」


今、部室で幸也が土下座している。

理由は当然、今度の期末テストのことに関してだった。

部室に入るといきなり土下座を始め、赤点を取る宣言を言い始めた。

女性陣(美奈除く)は完全に固まり、硬直が溶けるやいなや、美奈を除いた癒菜と冬が幸也を罵倒し始めた。


「・・・と、そんなこと言ってる場合じゃないわ。幸也覚悟しなさい!?」

「お、俺、どうなるんですかあ!?」

「来なさい!」


癒菜は罵倒が終わると、幸也の襟元をつかみ、引っ張っていった。


「な、なあ美奈、お前は大丈夫・・・だよな?」

「うん!」


恐る恐る聞くと、ブイサインが美奈から帰ってきて、ほっとした。


「まあ、癒菜に任せておけば大丈夫だろう、俺達はいつも通り部活をするだけだ」

「・・・そうね」

「今日もがんばろー!」


今の部室には、少し不安げな冬と、気分爽快な美奈がいる。

なんかすっごい空気になっている。

・・・幸也のやつ、なんつー空気残していってくれたんだ。

俺はその空気の中、部活に取り組んだ。




「さあ美奈、これを解いてみてくれ・・・」

「はーい」


美奈は俺から一枚のプリントを受け取ると、黙々と書き始めた。

手が止まったりしてないところを見ると、このプリントの問題は大丈夫みたいだ。


「わからないところがあったら言ってくれ、テストじゃないから聞いてくれて構わないよ」

「・・・できた!」

「はやっ!」


A4プリント片面と言っても、問題は完全な試験の模擬の模擬問題だ。

それなりに難しいはずなんだけど・・・。


「・・・・・・お、おおっ、すごい、合ってる・・・」


この数日で、美奈は飲み込むようにテスト範囲の問題を覚えていった。

このペースだと、近いうちに俺がヤバくなるかもしれない。


「どおどお?」


美奈がお手が上手くできた子犬のような無邪気さで聞いてくる。


「上出来だよ。・・・そう言えば、美奈は昔から物事を覚えるのが得意だったな」

「うん!」


俺は美奈の頭を優しく撫でる。

それをされると、美奈は決まって嬉しそうに綻ぶ。

もしも猫だったら、目を細めて気持ちよさそうにしているだろう。


「それじゃ次はこれだ」

「はーい!」


さっきよりも、さらに元気よく答える。


「・・・・・・・・・・ってあれ、あれ?おかしいなあ」

「ん?どうした、わからないところでもあったか?」


開始直後、名前を書き終えて第一問目で手が止まって悩んでいる。

もう少し放置してたら、たぶん頭を抱えて唸っているだろう。


「この数式解けない~!」

「ああ、これか・・・」


今の美奈の頭なら、解けるはずなんだが。


「ちょっとやってみて」

「うん・・・。ここが、こうでしょ?それでここから・・・あれ?」


答えは単純だった、美奈が変に難しく考えすぎていて、数式の解き方を間違えていた。


「あ、そういうことか。ここは・・・こうだろ?」

「あっ・・・そうそれ!」


美奈は思い出したように表情を明るくさせ、その後は問題をすらすらと解いていった。



「ま、今日はこれくらいか」

「でも、私ってもう癒菜さんのだされた範囲終わってるんだよね?」


確かに、点数も知識も十分。


「甘く考えたり、気を抜いたりしてると、足元を救われるぞ?」

「・・・そうだね!」


一瞬考えたあと、「確かに」といった表情でそう返したくれた。

美奈は意外にも、やればできる子なのかもしれない。

いや、昔から負けず嫌いなだけかもしれない。

出来ないことをとことんやり続ける性格だから、今もそれが残っているのだろう。


「明日は休みにして、どこか行こうか」

「やった!久しぶりのお出かけだあ!」


美奈は前世は犬よりもうさぎを連想させるように、今にもピョンピョンと跳ねるような気持ちで喜んでいる。

跳ねることのできない変わりに、言葉と身体全体の大きな動きで、その喜びを表現している。

勉強ばかりしていても、気分は上がらないし、下がるかもしれない。

自分では気づいてなくても、ストレスだって溜まるだろし、気分転換が必要だろ。

明日は美菜には、存分に楽しんでもらいたい。

ちなみに私の後期試験は全然勉強だめでした!(笑)

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