第7話 覚醒
「さあ、行こうか。」
「ああ。」
2人は武器を構えなおした。
グゥオォォォォォーーー!!!
突然の咆哮―――
空気が震える。
レッドグリズリーだ。
奴はその大きな爪で、目の前の邪魔なブラッディウルフ2頭を薙ぎ払った。
ウルフたちは一瞬で複数の肉塊になり、魔石と化した。
レッドグリズリーは、もう1体と息を合わせ、こちらへ突進してくる!
「真白!!」
美桜は真白を突き飛ばした。
ドンッ!!
レッドグリズリーの体当たり!
美桜は大きく吹っ飛び木にぶつかる。
「ゲホッ!」
血を吐き出すと、そのまま動かなくなった・・・
「美桜ーー!!」
美桜に突き飛ばされた真白は、転んでいた。
スカートが捲れている。
魔物たちは、こちらを見ている。
「・・・見ましたね?」
魔物たちは、全員、こちらを見ている。
「見ましたね。」
木立が揺れる―――
鳥や小動物たちが一斉に逃げ出した。
真白を淡い光が包み込む。
髪が揺れシルバーに輝き、瞳には金色の光が宿った。
「パンツを見たら殺しますよ?」
魔物たちは一斉に身構える。
「雷迅!」
一筋の稲妻が走り、一瞬で美桜のもとへ。
「ライトニングリバイブ!」
胸への電撃。ドンッ!
「グフッ!ゴホッゴホッ・・・」
美桜が息を吹き返す。
「サンダーグレイス!」
美桜を雷光が包み込み、超回復。
「プラズマベール!」
プラズマのバリアが美桜を守る。
「真白?」
「ちょっと待っててね。終わらせてくる。」
真白はゆっくりと振り返り、魔物たちを睨みつけた。
「雷霆!!」
ドドーーンッ!バリバリバリバリ!!
激しい雷が降り注ぎ、辺り一面を焼き払った。
そこには魔石の山。
「えへへ、大漁大漁♪」
ドサッ
真白は糸が切れた様に倒れた。
「真白!真白!ましろ・・・」
・・・・・
気がつくとベッドの中だった―――
「あ~、良く寝た・・・」
タラタッタタッターン(爆音)
「ギャッ!何??」
レベルが上がりました。
ステータスウインドウが開く。
「・・・Lv5?やった♪」
「まぁ死にかけたしね。」
「でも、よく倒せたなぁ・・・何だったんだろう、あの力。」
「あれ?何これ?ボイスチャット??」
・・・ポチッ
「はーい真白!神様じゃよ♡」




