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父の命日の翌朝

私は新幹線に乗り福岡へと戻った


明日からまた仕事かと思うとため息がでてしまう。

しかし、そんな日常もあと一ヶ月でしばらくお別れです。

契約期間も満期も迎えタイミングもよかった。

私は母と一緒にいたい。

残りの時間一緒にいたい。

私は母との時間を何よりも優先することに決めた。


母に残された時間は約半年。


生きてるうちに伝えたいことや話しておきたいことを全部全部悔いが残らないよう母に捧げる半年にしようと思っていた。


一ヶ月後、私は実家に戻り、母と二人で毎日墓参りに行き毎日お父さんの話をしていた。


三カ月後、母は食欲がなくなってきて病院で点滴をすることが多くなっていた。それでも、毎日お父さんの話をした。


四カ月後、母は歩いてお父さんの墓まで行くことができなくなった。私は、毎日お母さんの分まで線香をあげた。

「お父さん元気やったね?」

毎日のお父さんの話の始まりはここからになった。


五カ月後、私が父の墓から家に戻ると母は台所で倒れていた。

入院することになった。

母はもう長くはないと先生に言われた。


それから一週間後、母は星になった。


母は最後に笑顔で私に言った。

「ありがと」と。



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