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「拾われ怯えている少女、ヘタレ当主、そして執事を踏む母親の3本立てです。」

「お初にお目に掛かります。

私はメイナーと申します。」


「っ、ぁ………」


「お前はもう下がれ」


「はい、主様」


主様、もといこの辺境の地であるセイセナを治める辺境伯家の当主、ルマーセ・ハン・グラニア・セイセナに言われて部屋を出た。


―主様だけで大丈夫かな?

 裏は知らないけど表は強面だし………。


主様は黒髪に青目だ。

それも目付きが悪く、威圧感も半端ない。


イケメンと言われそうな顔立ちだが、威圧感と目付きを見て逃げ出す人が多く、イケメンかつイケボであるという事を殆どの者が知らない。


「メイナー、どうだった?」

「ん?、私に1言も喋らなかったし今頃白眼向いて倒れてそう(・∀・)」

「呑気ねぇ〜あんたは」

「テレテロ」

「早くあんたも手伝いなさい、明日は奥様がくる日何だから」


―時間外労働だ…………。


「残業代くれるかな〜◉‿◉」

「何か言った?」

「な〜んにも、早く行こうか〜」

「だからそう言ってるじゃない」


私達は少し薄暗い廊下を早歩きで急いだ。


――――――――――――――――――――――


ルマーセに言われてメイナーは部屋を出た。


その部屋には2人いる。


ベッドの上で怯えている、黒ずんでいる足首まであるピンク髪の少女は前髪が長いせいで瞳の色も見えない。

そして破れて汚れて原型が分からない服を着ている。


もう1人は耳程のある黒髪に鋭い眼球で冷徹な目の青の瞳をしている。

服はこいつ絶対貴族だなと分かる身なりに立ち振る舞いだ。椅子に座って足を組んでいるその証拠。


「名は、何と言う………」


山賊みたいな怖い顔で、強張った顔を見せながらルマーセは少女に問う。


「ぁ………ぃ、なぃ…………」

「そうか………ナイというのか。

いっ、良い名前だな…………。」


男は言い慣れていない褒め言葉を使う。

それを言った顔は、まるで親敵でも見つけたような顔だった………。


(-_-;)・・・←これに苦笑い


少女は首を振る。

「なぃ、名前、なぃ……………」

「ぁっ…………………………………」


―…………………………。

 えっ、どうしよ。

 あぁ、穴の中に入りたい………。


ルマーセはそんな情けない姿を見せたと同時に、齢20を越えてもこんな事“情けない”事を思った。


「キョッ、キョウハモウオソイ。

ハヤクネルコトダ………。」


逃げるように、いやルマーセは少女とこの冷たい空気から逃げた。


―……ふっ、俺の威厳は終わったな


部屋を飛び出した辺境伯当主は、心の中でそっと涙を流したのだった。


――――――――――――――――――――――


「そういえばあの子、そろそろ結婚の時期だからこうガツンと言ってあげなきゃね。」

「奥様、そういう事をおっしゃると嫌われるのと同時に反抗なさって結婚なんてしないと言い出してしまいます。」

「チッ、五月蝿いわね。

聞いても居ないのに勝手に喋るんじゃないわよ」

「あぁん!」


ルマーセの母親であるバレナーレ・グラニアは1人の執事の上に思いっ切り乗った。


「はぁ、汚い声を出すんじゃないわよ」

「はっ、はひ」

「まぁ良いわ、今日は許してあげる。

早く部屋に戻りなさい。」

「はい、奥様」


バレナーレは執事の背中から離れ、執事は立った。

そして、服やニヤついている顔を直してから部屋を出て行った。


「早く会いたいわ、私の愛しの1人息子♡」

書き溜めなしの完全不定期ですが、レビューやコメントをもらえると作者のモチベーションが爆上がりして、次の更新がちょっと早くなるかもしれません(チラッ)


それとサブタイトルも暴れ散らかすので全然統一なしですテレテロ。

楽しんで頂けるとと光栄です(*´ω`*)


書き溜めはしていないので完全に不定期です!!

1週間に1回か2週間に1回とか色々で〜す。

まぁこれから暴れ散らかすやつらを可愛がってあげてください。


「お嬢様は特にですよ!!!!」

「あぁそうだ。うちの妻は絶対にだ!!!!」

「…………は、はずかしい、です……。」

「いえいえ恥ずかしがらないでください。

お嬢様は世界一、いえこの空間一可愛いで、いっ」

「はいはい、仕事サボるな〜。はよ行くぞ〜」

「あぁ、もっとお嬢様の事を語らせて〜。

いや〜〜」

「ふっ、これで2人きりだな……。ごほん、ではかわりにお前の良さを言ってあげよう。」

「はっ、はい…………」



はい、2人はちょっと別の空間に行っててくださいね〜。

それとネタバレ&イチャラブやめてね〜。

という事でよろしくおねがいしま〜す。

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