前へ目次 次へ PR 104/195 ローブの男 「ふう、あの精霊はかなり敏感みたいだな」 屋根の上に立つローブを深く被った男はやれやれと首を左右に振る。 下手に近づけば、精霊に見つかり、追いかけられてしまうだろう。 表舞台に出るつもりのないローブの男はそれを望まなかった。 「もう少し近づいて、色々と調べようと思ったけど、ちょっと難しいか。まあいい。ここでの行動もほとんど終わりだ。そろそろ報告もしに行かなきゃならない」 ローブの男はそう呟き、その場から姿を消した。