イラスト資料(コスプレ衣装)は豊富に取り揃えてあります
「おかえりなさいませ、ご主人様♪」
あれれー、間違ってメイドカフェに来てしまったのカナー?
オフィスに入ったはずの俺が目にしたのは、白と黒の王道メイド服に身を包んだ柚季だった。
「ご主人様、どうかしましたか?」
「な、なんでもねーよ!」
目を離せず固まっていたところに声をかけられ、慌てて返事してしまう。
「それより、その呼び方なんとかしろよ……。さすがに恥ずかしいわ」
「え〜? 今日の私はカズマ先輩のメイドなんですよ! つまり、カズマ先輩をご主人様と言わずしてなんと呼ぶんですか!」
「普段通り名前でいいだろ!」
「いいえ、今日はご主人様と呼ばせていただきます!」
断固として譲らない柚季。
クソッ、呼ばれるたびにドキッとするだろ……。
だが、相手は柚季1人だ。直視しなければ威力を半減できるだろう。
今日1日くらい耐えてみせる!
玄関からオフィスに移動した俺は、自分の目を疑った。
胡桃もアリスも、あろうことか水希先輩までもコスプレしているのだ。
……俺、妄想のしすぎで幻覚でも見てんのか?
「カズマくん、おはよう♪」
「あっ、お、おはようございます、水希先輩……?」
可愛いJK、もとい制服を着た水希先輩に挨拶を返す。
良かった、会話できるなら幻覚ではなさそうだ。
「ふふっ、なんで疑問系なのよ」
「先輩までそういう格好するとは思わなくて」
「こんな格好する年じゃないってこと?」
「そんなこと言ってません! ……正直、メチャクチャ似合ってます」
「よろしい♪」
ご満悦な先輩。見た目は完全にJKのそれだ。
制服のサイズが小さめなのか、胸の部分がはち切れそうなほど強調されている。
以前来ていたサイズの小さいスーツも体のラインが浮かび上がっていたが、今回はさらに刺激が強い。
このまま直視していたらまずい、早く座らなくては。
席に着くと、斜向かいにいる胡桃が目に入る。
「おはよう、カズくん♪」
胡桃の格好はチアリーダーだ。
薄着の衣装で肩や首元が露出しており、お腹のあたりも丸見えになっている。
そんなチアリーダー・胡桃への第一印象は「珍しい」だった。
胡桃が普段運動なんかしない人物であることは学生時代から知っている。俺と四六時中ゲームしていたのに、運動する時間があるわけない。
現に肌は真っ白で、全く焼けていない。
だが、その様子が着せられた感を演出しているようでもあり、それはそれでアリだと感じる。
「胡桃がそういう格好してるの、なんだか新鮮だな」
「変、かな?」
「変じゃない。すげえ似合ってる」
不安そうに聞く胡桃に、俺は力強く答えた。
「良かった、嬉しい♪ お礼にカズくんのこと応援してあげるね」
応援? フレーッフレーッみたいな感じなら見てみたい気もする。
妄想を膨らませていると、胡桃が俺の隣にやって来た。
さっきまでは机で見えなかったが、下着が見えそうなほど短いスカートをはいていると知り、隣に立たれるだけでドキドキしてしまう。
すると胡桃は後ろ手に隠し持っていたメガホンを取り出し、俺の耳をすっぽり覆うようにメガホンを構えた。
「……カズくん。頑張って♡」
ゾクゾクっと全身に電流が流れるような、高音質のASMR音声を聴いた感覚を味わった。
これはマズい。早く意識を切り替えねば。
「ありがとな、もう大丈夫だ」
「ふ〜ん? そういうことにしておいてあげる♪」
長年の付き合いだけあって、俺が興奮しているのはお見通しのようだ。
ご機嫌な様子で席に戻った胡桃と入れ替わりで、今度はアリスがこちらにやって来た。
「カズマ、私には何もないわけ?」
「すまん! ……アリ……ス?」
アリスの格好は王女様そのものだ。高級そうなドレスやティアラなどを身につけている。
だが、他の3人と違いが一つ。
「似合いすぎだろ……」
コスプレ感がまるで無く、ただ普段着を着ているような自然な雰囲気を感じる。
「余の美しさに惚れたか?」と冗談めかして聞いてくる。
「アリスが一番似合ってて驚いた。なんつーか、自然体って感じだ」
「それはそうだ。この服はーーーー、なんでもない」
何かを言いかけて口をつぐんだが、特に詮索はしない。誰にでも隠し事くらいあるだろう。
「さて、そろそろMTG始めましょうか」
制服を着たままの水希先輩が皆に声をかけ、MTG用に向かい合わせになった席に移動する。
「ご主人様も早くー!」
メイド柚季が手招きしている。
って、ちょっと待て。マジで皆その格好で仕事すんのか!?
お読みいただきありがとうございます!
高評価やブックマークもお願いします!
(★5いただけると特に嬉しいです!!!)




