↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/3

プロローグ 久々のお仕事

「あー、暇だなぁ……」


白い雲の上、特大のクッションに身を沈めながら、俺――神様ことテクロナスは盛大なため息を吐いていた。


神様というと、後光を差しながら世界を管理する神聖な存在……なんてイメージを持つかもしれないが、実態はただの万能ニートである。毎日が日曜日。好きな時に寝て、好きな時にダラダラする。これを8500万年も続けてきた。まあこれでも神だ。あと2億年くらいはダラダラしようと考えていた。


だったのだが。


「テクロナス様ー! いつまで寝こけているのですか! 上層部からの通達ですよ!」


「うおっ!? びっくりした……なんだよ従者のルナ、俺はいま『宇宙の平和について深く考察する』という重要任務の最中なんだが?」


「ただの二度寝ですよね? 屁理屈をこねないでください! ほら、これ! 新しい担当案件の資料です!」


バサッと顔面に叩きつけられた一枚の紙。そこに書かれていたタイトルを見て、俺は思わず目を丸くした。


【新規案件:文明育成計画(対象:惑星『地球』)】


「……なんだこれ? 文明育成……?」


「はい! テクロナス様には今後、この『地球』という生まれたての若い星を担当し、そこに棲む『人類』という種族を導いて、立派な文明を築き上げていただきます!」


「はぁぁぁあ!? 俺に文明育成とか無理に決まってんだろ! そもそも人に教えるような立派な知識なんて持ってないぞ!?」


「大丈夫です! 育成の進捗に応じて神力が還元され、さらに『神様専用通販サイト』のポイントも貯まりますよ!」


「……マジで? 通販のポイントつくの?」


「つきます! 高級アイスもゲーム機も買い放題です!」


「よしやるか!!(即答)」


こうして、自堕落な神様である俺と、まだまだ未熟な人類の『文明育成』という名の暇つぶし――もとい、ポイント稼ぎの物語が幕を開けたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。