有難う
…遂に最終回!
…短っ!
「ひっ…はぁっはぁっ…!何で…?」
掠れ声で男は喋る。
男は逃げる。
蜘蛛から逃げながら。
“人を食い、巨大化しながら追う”蜘蛛から逃げながら。
「だから、言っただろ?後悔するって」
「う…五月蝿い…ひっ!」ずしゃっ
と、男は転ける。
男の目の前まで蜘蛛が迫る。
“一キロ先を三秒”で。
「い…いやだぁ!」
男は泣き崩れた声で叫ぶ。すると、蜘蛛の動きは止まる。
「…え…………?」
「…ほら、やっぱり生きたいんだ」
少年は解らう。
「う…ぁ…?」
「…いや、活きたいのか…この世界で誰も。だぁーれも。自分を必要としてくれない。そんな世の中、潰れてしまえ。と、思ったんだろう?…前に僕が言った言葉、覚えてる?…ほら、『思うだけじゃダメ。想わなくちゃ。』だよ。…あれの意味、解った?………口、無いの?…アレはね、ただ壊れろ。じゃなくて、自分も壊れなくちゃ。って意味なんだ。解った?」
「………ぁぁ」
男は、消え入りそうな声で言う。
「ぉれはゎかった…ぉれが、ゎるかったんだ…」
「…うん」
「…ぃま、ゎかった。きみは…君は…」
「じゃあ、僕は消えるね」少年は微笑った。
「君は…!」
「さらば」
「“死神”………、なんだ…!」
少年は、…否。
死神は……消える。
「ッ…!」
「はなはゆはよさやさかあたやひわまかさはわかや」瞬間。
都会のざわめきが、蘇る。「…まさかっ…!」
そう。
今までの映像は、偽物だった。
「…はっ…!面白いこと、しやがる…!」
そう。まさに。
“戯言”
だ。
「…そんじゃ、今度は……奇跡の種と…」
男は消える。
「未來の種を、蒔きますか…」
……………………
…………
……
…
「ねぇ、知ってる?」
「何々?」
「あの、“種”伝説!」
「知ってる知ってる!あの、種を蒔いてる人を見たら幸せになる でしょ!」
「そうそう!…実はね、あたし、昨日見ちゃったの!」
「えー!いいなー!」
「でしょでしょ!でね、話しかけちゃった!」
「え!?…それで?」
「あのね、何をしているんですかって話しかけたね!」
「せれで、静羅、何ていわれたの?」
「するとね…」
「種を…蒔いているんだ。」
…最後の静羅ちゃんは、次回の主人公です。
有難う〜!




