脱出?
注意!!
人が死ぬシーンがあります。
「蜘蛛女ァァァ!!」
「まだ生きてたのか……あいつ…」
「貴様らァァァ!!絶ッッッ対逃がさァァァん!!」
すると、蜘蛛女は残った長い手で這いずって窓から落ちてきた!!
「目の前なんだァァァ!!あいつらの敵を取るんだァァァ!!」
千咲は叫び、サニーと残った力で走り出したッッ!!
「こんのォ!!ドチビどもがァァァァァァァ!!」
蜘蛛女は血眼で千咲を追いかけた!!
「ちくしょォォォ!!なんであんな重症で這えるんだ!?」
「丸焦げにしたのに、足を全部潰したのに…どこまで追いかけて来るんだ……」
「千咲!!走るのを止めるな!!」
千咲とサニーは、無我夢中で工場を駆けた!!
すると
「気球だ!!千咲!!気球だぞ!!早く乗ろう!!」
「どうやって飛ぶの?」
「乗ってから考えろ!!」
千咲とサニーは、気球に飛び乗った。
「上にレバーがある!!千咲、俺に乗れェ!!乗って飛べェェェ!!」
「させるかァァァァァァ!!」
蜘蛛女は、ジャンプした千咲を、空中でキャッチした。
「さァ、どうしてくれよォかァ!!?」
「千咲ィィ!!蜘蛛女貴様ァァァ!!」
「まずはあの死んだジャンと同じようにィ、片手折って、片足切り取ってくれるゥ!!」
「離せェェェェェェェェ!!」
千咲は必死にのたうち回った。
「やだよォォん!!」
蜘蛛女は手を伸ばした。
「千咲を離せェェェ!!」
「どけ」
蜘蛛女はサニーを片手であしらった。
「ゴエェェェェェッッ!?」
軽くあしらったとは言えど、内蔵に傷を負ったサニーには、とてつもなく痛く感じた。
「クソォ……」
その時!!
「キェァァァェェェェァァァァァァァァァァッッッッッッ!!」
突然に蜘蛛女が燃えあがった!!
「このクソ蜘蛛がァァァァァァ!!」
千咲の手には、残った木炭と少量のランタンの燃料があった。
「逃がす…も…の…か……」
蜘蛛女は気球から落ちていき、工場のシュレッダーに巻き込まれた。
「当然の報いだ、何人も殺したんだからな、お前は。」
すると、サニーは安心したように気絶した。
千咲は気球を出発し、肩を撫で下ろし、ボソッと呟いた。
「ラタン…ジャン…終わった…全部終わらせたよ…」
千咲は疲れ、ドッと寝てしまった。
しかし、千咲は知らなかった。
この気球に、穴が空いていることを…
〜SEASON Ⅰ 完〜




