2-一回目のプロローグっていうか
とりあえずプロローグ。始めの主人公はパニック。
やっぱり冷静に判断できるほどチートはまだなしでつ
「ここは・・・・?」
見渡すと一面の青い世界。いや緑?なんていうか目に優しい
ピ!
現在位置・・・狭間
「へ?」
突然視界に文字が浮かんだ。というか何だ今の機械音?
ピ!
サウンド・・・SEは標準です。変更しますか?
「えっと?選べるの?」
いやそんなことではなくてというか色々と気になることはあるんだけどとりあえずここは狭間ってこと?とか何この文字?とかそれなのにというか誰におれは声をかけて・・・
ピ!
状態異常・・・混乱を確認。明確な判断は不可能と推測。自立AIによる判断を求む。・・・・AI回答(混乱してるんならまずそれを解かないと話になんないでしょ)・・・混乱回復推奨と判断・・・混乱回復のため魔力を使用し“鎮静”を使用実行・・・RUN
「あれ?なんだか急に落ち着いた。何今の?」
ピ!
魔法“鎮静”です。しかし状況に変更なし。主の疑問に全て答える為に使う“鎮静”の回数を推測・・・力の不足を確認。現状を改善するために取れる最善策を自立AIに判断を求む・・・AI回答(じゃあ力を使わないで説明できる人がいるんだからその人に説明させればいいじゃない。ちょうど目の前にいるんだし)・・・判断推測。能力不足のため助力を求む。前方に女神。助力に十分と判断。結論・・・
すいません。主。女神の話を聞いてください。
そんな文字が目の前に浮かぶ。というか女神?“鎮静”?AI?なんだ今の電子音声みたいなのとこの文字は?つかここどこだ?
「あー。いいかな。女神だが?」
「え、女神?」
そういえばなんか銀髪の女の人がいた気がする。なんだか顔も見たぐらいでココドコ?ってなって忘れていたけど
「うんその女神。最初くらいは厳かに女神っぽい女神をやろうと思っていたけど、あなたに無視されてた女神。なんか面倒になってきたから下手な演技はやめて手短に話そうかなと思ってる女神。」
へ?女神?
「いや、思考がエンドレスでそれしか考えられないのかってくらいだから。さっきからここどこ?くらいしか考えられないみたいだし。ハズレ勇者でも召喚したのかな?」
え?ハズレ勇者?召喚?
「お、やっと他の事が考えられるようになったのかな?でもまだ全然ダメだ。おっかしいなぁ?一瞬だけ力を感じて知性を取り戻したように見えたんだけどなぁ?」
あれ?この人なに?なんでこんなに綺麗な人が?っていうかココドコ?
「だからもうここドコはもういーから!!うっさいなぁ!!人じゃなくて女神!!綺麗はありがとう!!ここはアンタの世界から召喚された世界に行く途中の“狭間”ってところ!!で、アンタは勇者召喚されて異世界バレイドンに行く途中!!“鎮静”」
あ、はい。
急に情報が入ってきたと思ったら落ち着いた。少し整理しよう。勇者召喚。狭間。女神。なるほど。つまり異世界召喚とチートをもらえる場所ってことかな?
「やっとそこまで来たか、全く。時間もあんまりないしもう手短どころか理解してもらうぐらいしかできないよ。チートは不明。異世界補正あり。スキルあり。ステータスあり。剣と魔法のファンタジーあり。これだけわかれば十分だろ。あとは自分の持ってる知識で保管してくれ。もう一回言うぞ。チートは不明。異世界補正あり。スキルあり。ステータスあり。剣と魔法のファンタジーありだ。“鎮静”」
「え!それだけ!!」
早すぎる!!えっと・・・チートはわからない。異世界補正ありってことは強くなったりとかはあるかもしれないな。スキル制か・・・スキルを使うのはポイント制?レベル制?熟練度制?ステータスあり?ステータス魔法みたいなものがあるのか?それともステータスプレート的なアイテムが?剣と魔法?時代設定は中世ヨーロッパ的な?テンプレ的な勇者召喚ですか?
「頭の回転は良さそうなのに馬鹿っぽいなアンタ。少しは落ち着け。あんまり頭を動かしてなかったんだろ。だから急に補正が入って混乱してる感じかな?せっかく心を読んで疑問に答えながら導く優しい女神とかやりたかったけど・・・やっぱり無理かな?」
え?心を読む?
「もう時間もないし、来たから“ようこそ”ってしたかっただけだから気にスンナ!!別にこんな“狭間”にいたから暇だったんで声かけただけだよ。こっから大変だろうけど“頑張れ”ってな!」
やっと顔を見るような余裕が出来た。自称女神さまは初めに見たような悲しそうな顔をして、それでもすごい笑顔だった。
「じゃーな!!あとは向こうで説明してもらえ!!ゴメンな説明下手で!!でも忘れんな!!“落ち着け”!!これだけでいい!!お前にやるチートより大事なもんだ!!」
そういうと自称女神さまがすごい勢いで遠ざかっていく。なんだか急に引っ張られていく
「自称女神ゆうな!!(狭間の女神カッツ)てんだ!!じゃーな!!」
それが最後に聞こえた言葉だった。それが聞こえ終えたぐらいにまた急に景色が変わった。御城みたいだ。それもシン○○ラ城みたいな。足元には魔法陣みたいな文様があって目の前にはお姫様?みたいな綺麗なドレスを着た金髪の女の子。
「お待ちしておりました勇者さま。どうかこの世界をお救いください。
・・・・・テンプレ?
再起動・・・・・・確認。
読んでいただきありがとうございます。
ひと区切りまでは書き続けますが。基本はテンプレです。
不快に思ったらすいません。