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1-5. 休息
「どう、マスター。良い情報はあった?」
私の問いかけに対し、マスターは肩を竦めて返答してきた。
まぁ、せっかく帰ってきたんだし、この際のんびりしようか。ここ最近は忙しかったし、ちょうど良いかな。
マスターに一声掛けて自分の部屋へと上がると、私はベッドに横になった。
***
「おあよー……」
私の姿を見て、マスターは「もう昼だ」と渋い顔をしている。
「おっ!帰ってきてたのかい!」
「久しぶりだねぇ!仕事はどうだい?」
テーブルには常連さん達がちらほら見えており、私が看板娘らしく愛想笑いを振る舞ってみた。
まだまだぼけーっとしている頭でスマイルをサービスしていると、突然、顔面にタオルが飛んできた。
「さっさと目を覚ましてこい」
タオルを投げた姿勢のままそう言うマスターに悪態を付きながら、私は顔を洗いに行った。




