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異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第五章 魔法国メイカー

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第八十二話 登場

 


  暫く待っていると、リオン、サーラ、フレア、コル爺の4人がやってきた。



  「お疲れ様、そっちは無事に終わったみたいだな、最後のアジトも潰したのか?」


  「うん、私がいった時にはリオンちゃんが、潰し終わった後だったよ」


 

  俺の質問に、サーラがそう答えた。



  「リオンは自分の担当のアジトは早く終わったんだな」


  「うん、数人が外に出てたんだけど、アジトを潰し終わった時に、ちょうど帰ってきたから、探さずにすんだよ」


 

  リオンがそう答えた。今は戦闘狂モードではないんだな。そんなに強い奴がいなかったのか?



  「捕まえた奴らはどうしたんだ?」


  「それなら、1箇所にまとめて、儂の魔導兵に見張らせておるよ」



  コル爺がそう答えた。


 

  「それなら、そこに行って、そいつら、回収して、メイカーに戻るか、そういえば、アジトの中の確認をしてないな」


  「洞窟の中から、生き物の気配も音も聞こえないから、中にはもういないぞ」


  「それなら、後日メイカーから、数人を調査に向かわせるから、大丈夫じゃよ」



  流石フレアだな、洞窟の外からでも分かるのか。コル爺は俺にそう言ってきた。



  「それじゃあ、こいつを連れて、さっさと行くか、ん?そういえば、リアナとレーナが戦った奴らは?」



  俺は気絶しているエイブを見た後に、リアナとレーナにそう聞いたら、2人は俺から気まずそうに目をそらした。



  「まあ、幹部がいれば充分なんじゃないかしら?」


  「そうですよ、きっと幹部の人なら色々知ってますよ」



  リアナとレーナが、目をそらしながらそんな事を言ってきた。



  「全員倒したんだな?」


  「うっ、はい」


  「すいません」


  2人は項垂れてそう言ってきた。



  「はぁ、まあ、こいつがいれば大丈夫だと思うから、気にすんな」



  リアナとレーナは、反省しているようだし、問題ないだろう。俺達は移動を開始した。














  暫く進むと、別の洞窟にたどり着きそこの前には、4体の2mを超える体躯の、黒いフルプレートアーマーの戦士に囲まれた、男達がいた。



  「あれがコル爺の魔導兵か?」


  「そうじゃ、なかなかじゃろ?」



  コル爺は自慢気にそう言ってきた。



  「ああ、凄いな、今はこの4体だけなのか?」

 

  「コストが、かかりすぎてのう、今はどうにか量産出来ないか、色々と検証中なんじゃ」



  コル爺は、魔導兵を見ながらそう言った。



  「おい‼︎さっさとこの縄を解きやがれっ‼︎」



  突然の怒鳴り声に、何事かと振り返ると、エイブが気絶から目覚めたようで、怒鳴り散らしている。ちなみにここまでは縄で縛って引きずってきた。



  「うるさいぞ、大人しくしてろ」


  「てめえら、裏ギルドに喧嘩売ってただで済むと思うなよ、俺が捕まったって他の支部の奴らに知れたら、てめえらは終わりだ」



  エイブは俺達全員を見ながらそう言ってきた。確かに、他の裏ギルドの奴らにずっと狙われるのは、勘弁してほしいな。



  「それは無理だと思うよ」

 

 

  俺がそんな事を考えていると、上から声が聞こえた。見上げると、そこにはゲームなどでよく見る、ワイバーンがいた。俺達はすぐに臨戦態勢をとったが、リオンとサーラは、なんでもないようにワイバーンを見ている。


 

  「大丈夫だよ、あれは敵じゃないから」


  「敵じゃない?」



  俺は疑問を口にした。

 すると、ワイバーンが降りてきて、地面に着地した。真下からでは、見えなかったが、その背中には、1人の男が乗っていた、細めな体格で、顔には優しそうな笑顔を浮かべている。



  「やあ、リオン、サーラ久しぶり」


 

  その男は、ワイバーンから降りると、リオンとサーラにそう声はかけた。



  「うん、久しぶりだね、元気にしてた?因みに私は元気だよ〜」

 

  「だいたい1年ぶりくらいかい?」

 


  2人も知り合いのようだ、自然な感じで挨拶をしている。



  「無視してんじゃねえぞ‼︎それとてめえ、さっきのはどういう事だ‼︎」




  するとまた、エイブが声をあげた。



  「ああ、それは僕がほとんどの裏ギルドのアジトを潰しちゃったからだよ」

 

 

  突然現れた男は、そんな事を言った。



 


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