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異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第五章 魔法国メイカー

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第八十話 特訓の成果

俺はダガーを構えた。


「レン、収納魔法は使わないの?」



俺がダガーを構えたのを見て、隣にいたリアナが不思議そうに聞いてきた。



「ああ、特訓した成果を試してみたくてな、収納魔法はヤバそうだったら使うから大丈夫だ」


「そう、それじゃあ、私達は少し離れるわね、レーナ」


「はい、リアナさん」



そう言うと、リアナとレーナが手を前にかざした。


「フロスト・ランス」


「ライト・ディゾルブ」



すると、リアナの魔法で氷の槍が1人の男に刺さった、別の男もレーナの魔法で首を落とされて頭がずり落ちた。



「それじゃあレン、そっちは任せたわよ」


「レンさん、お気をつけて」



2人はそう言うと、森の中に駆け込んだ。



「待てやこら‼︎おい逃すな‼︎追うぞ‼︎」



森に入ってリアナとレーナの後を、エイブと一緒に出てきた、 70人ぐらいの武装した男達がその後を追った。



「おい、いいのか?お仲間の2人、あいつらに殺されるぞ?」


エイブがニタニタと笑いながらそんな事を言ってきた。


「あんな奴らに、2人は負けねえよ、それじゃあ、こっちも始めるか‼︎」



俺はいい終わると同時に地面を蹴って、エイブに斬りかかった。


キンッ


「とおっ、いきなりか、よっと‼︎」



エイブは腰にさしてあった、2本の剣を抜いて、片方の剣で俺のダガーを受け止めると、そのまま、斬りかかってきた。俺もメイカーで買った、2本目のダガーを抜いて、それを受け止めた。



その後、数回の斬り合いをして、俺は一度距離をとった。俺もエイブも、ダメージは受けていない。



「思ったよりやるな、だがこれはどうだ?身体能力強化」



そう言うとエイブは、俺との間合いを詰めると、さっきまでよりも、かなり早い剣速で、斬りかかってきた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




<リアナ視点>



レンから離れる為に、森を少し進むと、木が無い少し開けた場所を見つけたので、私とレーナはそこで止まった。



「やっと、止まりやがったか、囲んで逃げられないようするぞ‼︎」



すると、私達を追いかけてきていた、男達も追いついた様で、私とレーナを中心に丸く囲む様に広がった。70人ぐらいの人数で囲っているので、結構広い円ができている。



「これで、もう逃げられねえぜ」


「ちゃっちゃと、捕まえて楽しませて貰うか」



男達は下卑た笑いを浮かべながら、私達を見ている。ひどく不愉快な視線ね。



「レーナそっち、半分は任せても大丈夫?」


「はい、大丈夫です」



私とレーナは、背中合わせになり、男達を見た。



「なんだ?この人数相手にやるのか?ウィザードって言っても、貴族の娘のお嬢様じゃ、この人数差はどうにもならねえだろ?魔力切れでおしまいだ」



なるほど、私の事を貴族の娘で、楽な魔法も使えないと思って、舐めてるのね、前までの私でも、こいつらぐらいは倒せたでしょうけど、魔力切れは起こしていたと思う、だけどサーラの特訓を受けた、今の私ならなんの問題も無い。



「そうなるといいわね、フロスト・アロー」



すると、私の周りに100を超える、氷の矢が出現さした。



「なっ‼︎なんだよその矢の数は‼︎そんなの見た事ねえぞ‼︎」


「ふざけんじゃね‼︎貴族の娘じゃ無かったのか‼︎」



私のだした、大量の氷の矢を見て、男共が驚愕して、悪態を飛ばしているが私には関係無い。



「くらいなさい」


氷の矢は、私達を囲んでいた、円の半分の男達を貫いて殺した。



「なっ‼︎」


「ひぃっ‼︎」


それを見ていた、残りの男達が、驚愕の表情を浮かべた、中には小さい悲鳴をあげている者もいる。



「そんなに、じっとしていて、いいんですか?ライト・ディゾルブ」



私の後ろでレーナがそう言って、魔法を発動した。



「あ…が……」



すると、残っていた半分の男達の全員の首が、溶けて頭がずり落ちた。30人以上の生首が転がっているのを見ると、流石に気持ち悪いわね。それにしても、本当にレーナの魔法は強力ね。



「お疲れ様レーナ、よく、一度に倒せたわね」


「リアナさんが、注目されていたおかげで、魔法の発動の位置調整をゆっくりする事が出来たので、それにあの人達があまり動かないでいてくれたので、楽に魔法を使う事が出来ました」



レーナに労いので言葉をかけると、笑顔でそう言ってきた。



「レーナの魔法は、相手に動かれると、発動が難しいからね」


「はい、相手に動かれると、この人数を一度に倒すのは、難しいです」



私達は、レンの元に移動を開始した。



「魔力は大丈夫?」


「はい、まだまだ大丈夫です、リアナさんも大丈夫ですか?」



レーナは、歩きながら、横から私の顔を覗き込んできた。



「私も大丈夫よ、レンの方はどうなってるかしらね、幹部は出来れば生け捕りって言ってたし、他にも数人は生け捕りにっ…て……」


「あ………」



私とレーナは後ろを振り返った。そこには、氷の矢が突き刺さった死体と、首がとれた死体が転がっていた。生きている者は1人もいない。



「ま、まあ、幹部が生きてれば情報は、充分集まると思うわよ」


「そ、そうですよね、大丈夫ですよね」



私とレーナは、レンの元に向かって歩き始めた。





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