表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第四章 エルフの里

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/214

第五十七話 二つ名

人物紹介を載せました。他の登場人物の紹介も後日載せる予定です。

 

 

  「サーラ、とりあえず落ちついてくれ」


 

  俺の言葉を聞いて、サーラはとりあえず、落ち着きを取り戻した。



  「ふぅ、ごめんね、少し興奮しちゃって」


  「少し?」


  「それで、さっきの魔法はなに?」



  俺の言葉は、普通にスルーされて、サーラはさっきと同じ質問をしてきた。



  「うーん、どっから話せばいいのか」


  「全部教えちゃっていいんじゃないかしら?魔法に詳しいなら、何かアドバイスが貰えるかも知れないし」



 

  俺はリアナに返事をして、サーラに俺が異世界人でさっきの魔法は神様から貰った物だと説明した。



  「神様から貰った魔法‼︎何それ私も覚えたい‼︎あっ!でも異世界の魔法も知りたい‼︎」


  「だから落ち着けって」




  また、ヒートアップしてきたサーラを宥めながら、答えた。




  「そもそも、俺の世界に魔法は無かったから教える事が出来ない」


  「魔法が無かった?」



  それに、サーラは驚いた顔をした。



  「ああ、俺のいた世界は魔法の変わりに科学が発達してたからな、まあ、この話しは後でいいだろ」


  「まあ、気になるけど、それじゃあ、あの魔法の事を教えて」




  俺はサーラに説明を始めた。



  「あの魔法に俺は魔力を使ってないんだ、そもそも俺が魔力を持ってないからな、だから多分サーラがあの魔法を使うのは無理だと思う、俺自身あの魔法の事を全ては把握出来てないんだ、だからサーラに見せてみたんだ、何か新しい発見があるかもと思ってな」


  「え〜、私じゃ使えないのかぁ、残念だなぁ」



  サーラはかなり落ち込んでいる。



  「ははっ、魔法蒐集家としてはほっとけないかい?」




  リオンがサーラにそんな事を言った。




  「魔法蒐集家?」


  「サーラの二つ名だよ、有名な冒険者には二つ名がつく事があるんだ」


  「それが魔法蒐集家か」



  リオンは頷いて答えた。




  「魔法蒐集家サーラ、サーラは、火、水、風、土、光、闇、の基本属性と、その派生の属性も色々使えるんだよ、サーラは自分の知らない魔法や使えない魔法を見つけると、その人に頼んで教えて貰ったり、金で買ったり、勝手に真似して使えるようにしたりして、魔法をなんでも集めるから、ついた名前が魔法蒐集家ってわけ」


  「私その名前あんまり好きじゃな〜い、それにリオンちゃんだって、狂戦士リオンって呼ばれてるじゃん」




  リオンの言葉にサーラが不満げに答えた。




  「私もそれ好きじゃないんだよ、別に私は戦いが好きなだけで、そんなおかしな戦い方はしてないよ」


  「リオンちゃん、戦闘中に怪我しても気にしないで、声上げて笑いながら戦ってるのは、充分おかしいよ」



  まあ、それを見た人が狂戦士って名前をつけても不思議はないよな。




  「とりあえず、その話しはその辺で、俺の魔法の話しに戻っていいか?」


  「ああ、そうだったね、それじゃあリアナちゃんとレーナちゃんの特訓をしてる時にでも一緒に色々試して、調べてみよう、私も興味あるしね」



  サーラは笑顔でそう言ってきた。



  「それと、リアナとレーナには身体能力強化も教えてあげて欲しい、できるかは分からないけど、これからの戦いでは必要だと思う、だけどレンは魔力がなくて出来ないから、私と特訓かな」


  「リオンと?」



  それに、リオンは笑顔で答えた。



  「私がマンツーマンで近接戦のやり方を教えてあげるよ、何かあった時の為に覚えておいてそんはないからね」



  狂戦士って呼ばわれてるSランク冒険者のマンツーマンか、有難いような、遠慮したいような。




  「それじゃあ、リアナちゃんとレーナちゃんは午前中は私が出した課題をこなして貰って、その間にレン君は、私とレン君の魔法を調べよう、それで午後は、リアナちゃんとレーナちゃんは私と引き続き魔法の特訓で、レン君はリオンちゃんと特訓だね」


  「分かった」


  「分かったわ」


  「分かりました」


  俺達はサーラに返事をした。


  「それじゃあ、今日はもういい時間だから、明日から特訓を始めよう、皆泊まる所無いでしょ?部屋は余ってるから好きに使っていいよ」



俺達はサーラの家の中に入った。

 




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ