表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第三章 武闘大会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/214

第四十八話 魔法の部①

 


  フレアと合流した後、闘技場の選手用通路を歩いているとリオンと出くわした。


  「まさか、私が負けてしまうとはね、でも本当に楽しかったよ、またやろう」


  「ああ、我も楽しかったぞ、そうだリオン、お前私達の仲間にならないか?」


  フレアが突然そんな事を言いだした。


  「リオンの強さなら問題ないだろうし、仲間は多い方がいいだろ?」


  「まあ、確かにそうだが、まあ、リオンがいいなら問題無いぞ」


 

  フレアが俺に聞いてきた為、俺はフレアの言葉を肯定した。



  「仲間か、つまりパーティーを組むって事だよね?うーん」


  「どうした?我達と仲間になれない理由があるのか?」


  リオンは首を横に振って否定しながら答えた。


  「いや、私はずっとソロでやって来たが、最近は自分以上、それか自分と近い実力の相手とならパーティーを組んでもいいと思い初めていててね、それで言うとフレアは問題無いんだが、私はレンやリアナ、リーナの力を知らない、だから返事は武闘大会が終わるまで待ってもらっていいかな?」


  「ああ、分かった、魔法の部にレンとリアナは出るから、そこで確かめるといい、レーナの力はどっかで見せる時があるだろう」

 

  確かに、Sランク冒険者なんだから、仲間もそれぐらいのレベルの奴じゃないと駄目か。


  「ああ、それと、パーティーの目的にもよるかな、私は戦うのが大好きだから、あんまりつまらない目的だと、入らないかな」


  「それは後で教えよう」



  その後、一緒に外に行きリオンと別れて宿に戻った、明日からは俺とリアナが出場する魔法の部が始まる。














  次の日の朝、俺達は闘技場に向かっていたのだが……


  「全く、朝から鬱陶しい‼︎」


  フレアのイライラがピークに達していた。フレアがSランク冒険者のリオンを倒して優勝した事はすぐに知れ渡り、朝からフレアへのパーティーの勧誘や、貴族の使いからの誘いなどが多く中々進まずにいた、今もまた、新しい奴らがフレアに声をかけている。


 

  「ぜひ俺達とパーティーを組んで下さい」


 

  4人組のパーティーがフレアを勧誘している。俺達は一歩下がり成り行きを見守っていた。



  「我はすでにパーティーを組んでいるからお前達とは組まん、諦めろ」



  フレアはイライラしていて、雑に応対している。


  「パーティーを組んでるって後ろにいる人達とですか?そんな奴らよりも俺達の方が役に立ちますよ」


  「そうそう、どうせそいつら、フレアさんに助けてもらって冒険者やってるんでしょ?」



  その言葉を聞くと、フレアの顔から表情が消えた。


 

  「そんな奴ら?貴様に私の仲間の何が分かる?」


  「だってまだ、ガキじゃ無いですか?俺達はもう全員Cランクになってますし、フレアさんの役に立てますよ」


  そう言った冒険者にフレアは近づいていくと。


  ズンッ‼︎


  フレアはその冒険者の腹にアッパーを食らわせた。


 

  「うっ、うおおえええええぇぇぇぇ‼︎」



  その冒険者は胃の中の物を吐き出して、腹を抑えて蹲った。



  「不愉快だ、すぐに立ち去れ」



  それを聞いた冒険者達は、蹲っている冒険者を立たせて慌てて逃げて行った。


  周りにいた他の冒険者達も、そのやりとりを見て、勧誘を諦めた様で離れていった。


 

  「お疲れフレア」


  「全く、不愉快な連中だ」


  俺の言葉にフレアはそう返して来た。


  「あんな奴らの事は気にしないで、早く闘技場に行きましょ」


  「そうですよフレアさん、あんな人達相手にしないでいいですよ」



  俺達はフレアを宥めながら闘技場に向かった。



 








  闘技場についた俺達は、魔法の部のトーナメント表を確認していた。


  「私とレンは別のブロックだから、当たるとしたら決勝ね」


  「そうだな、でも魔法の部は少ないって聞いてたのに、格闘の部と同じで16人のトーナメントなんだな」


  「魔法は予選無しでこれだから充分少ないんじゃ無いですか?」



  そういえばそうか、格闘の部は予選を入れると、320人の参加者がいたんだから、それを考えると充分少ないな。


  「てゆうか、俺1回戦の第1試合かよ」


  「それじゃあ、我達は客席から応援してるからな、頑張れよ」


  「頑張って下さい」

 

  「お互い頑張りましょ」












  俺はリアナ達と別れて選手の控え室に向かった。

 そこでしばらく待っていると係員が呼びに来たので、俺は部屋を出て試合場に向かった。


 

  『さあ‼︎選手が入場して参りした‼︎格闘の部では大番狂わせがありましたが、魔法の部では誰が優勝するのか‼︎Aブロック1回戦第1試合は、レン選手対アルネア選手です‼︎』



  正面を見ると、赤みがかった長い髪をなびかせた、20代ぐらいか?の女性が入場してきていた。

 俺とアルネアは距離をとって、向かいあった。



  「貴方も不運ですわね、1回戦からこのわたくしと当たってしまうなんて」


  「不運なのは、どっちだろうな」


  俺の言葉にアルネアは反応して、聞いてきた。

 

  「わたくしが貴方に負けるとでも?」


  「さあな、だけどあんまり油断しない方がいいぞ」


 

  すると、係員がマイクを持って出てきた。


  『Aブロック1回戦第1試合始め‼︎』


  その声と同時にアルネアは手を前にかざして魔法を唱えた。


  「ファイヤーっ」


  ヒュンッ‼︎


  だがその詠唱は完成せずに途中で中断された。


 

  ドサッ‼︎



  アルネアは眉間に穴が開いており、そのまま前のめりに倒れると、光の粒になり消滅した。



  観客達は何が起きたのか分からずにざわついている。俺がしたのは簡単な事だ、開始と同時にマジック・ゲート・ショットアイアンで鉄を飛ばして、倒しただけだ。それでアルネアは反応出来ずに死亡した。


  『レン選手の勝利です‼︎』


 

  客席から歓声が上がり、俺はそれを聞きながら退場した。



 




 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ