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混沌7
混沌とダクリアはその女の赤ん坊に、ガイアと名付けた。しかし、混沌とダクリアのあやそうとする試みはあまり効果がなく、ガイアは泣き続けていた。「どうすればいいの……?」「こうしてみるのはどうかな」ダクリアは大きな葉を広げ、そっとガイアの小さな体を包み込むようにして、即席の寝床を作った。そしてやさしく揺らす。その揺れが心地よかったのか、ガイアは思わず小さく笑い声をこぼした。「……よかった」しだいにガイアの呼吸は落ち着き、やがて静かに眠りに落ちていった。
「ふむ……ダクリアは、将来きっといい母親になるね」「な、何を言ってるの……」ダクリアは照れたように顔をそむけた。
参考文献
Hesiod(紀元前約700年)Theogony(=『神統記』).
推定総盗用率:およそ5–15%




