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登録した後、私は受付から採取者のマニュアルを貰った。
「採取出来る物は薬草から魔石まであるのね、結構幅広いわね……」
マニュアルによると最初は街の近くの森で採った方が良いらしい。
「まずは依頼を受けないといけないわね」
早速、依頼が貼ってある掲示板へと向かった。
「薬草関連の依頼は……、あったあった。まずは簡単な奴からよね」
薬屋からの依頼を手にして受付に行き受ける事を言って早速森へと向かった。
街を出て数分、森へとやって来た。
「野草は生えているけどどれが薬草なのかわからないわね、似たような形もあるし……」
間違えて毒草を摘んでしまう可能性があるから適当に摘む訳にはいかない。
「そういえば家庭教師の先生に野草の見分け方を教えて貰った事があるわね」
幼い頃から家庭教師が付いて貴族のマナーを学んでいた、その時に野草の見分け方を教えて貰った事がある。
その記憶を頼りに私は薬草である野草を詰んでいった。
カゴの半分くらいを摘み終えギルドに戻り鑑定してもらった。
「エマさん、素晴らしいですよ! 全て薬草で毒草は交じっていません。初めてにしては上出来ですよ!初心者は大体毒草を間違えて摘んでしまうのですが……」
受付嬢が興奮したように言った。
(まさか貴族時代に得た知識が役に立つなんてね)
その後もコツコツと薬草摘みに励んだ。