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「エマさん! ご指名依頼が入ってますよ」


「わかりました! え~と薬草2種類ですね、すぐに向かいます」


 採取者として活動を始めてから3年が経った現在、私は指名をいただけるほどの腕を持つ採取者になっていた。


 この3年間はひたすら薬草摘みに没頭し更には薬草の種類を覚え知識を得ていった。


 コツコツと活動をした結果、直々に依頼をいただける程の信頼を得る事が出来た。


 かと言って贅沢な暮らしをしているか、というとそんな事はない。


 そもそも冒険者の中では底辺地位にある採取者、当然だが賃金が安い。


 いくら指名をいただくようになったとはいえ、貰えるお金はわかりきった物である。


 なので無駄遣いせずにこちらも貯めている。


「さて、行きますか」


 準備をしてギルドを出ていつもの森へと向かい早速薬草を摘み始めた。


「これは形よし、これはまだ採らない方がいいわね、まだ成長途中だから」


 ずっと通っていると大体どこに何が生えているかがわかるようになる。


 木の近くに生えていたり湿気の多い所や水辺の所とか生息地の環境により薬草が違っていたり。


 図鑑で見るよりもこうして実戦で学んだ方が脳に染み込み易い。


  

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