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難しいことは置いといて  作者: 蔵 篤夫
3/5

参 幼児でも出来る事

 身体を動かすこと、それは現状最高の御楽にして目標である。


 あれから、身体が出来上がるにつれて目も耳も聞こえるようになり。覚える気もないお父さんやお母さんの言葉が理解できるようになてきました。なんと、私の名前がわかりました。アーサー・ウエイトというのがこの世界での私の名前であり父はロビン・ウエイトこの町の兵士長の一人です。おじい様はキロ・ウエイトは男爵位を持つ騎士で一代限りの爵位の為、父は一般兵になったとか。母はメリッサといい冒険者をしていたが、怪我の治療に休んでいたところを父が口説き今日に至る。


 こんな話が、幼児にどうすればわかるのかと言えば飲んだくれた父が言う愚痴や。母親の家族には言えないひとり言の中の惚気や、たまにいちゃつく時の昔話なんかも聞いてましたよ。


 あと鍛えれば乳飲み子にも筋肉がつくようです。ハイハイができるようになり、活動範囲が広がった私は早々に捕まり立ち立ちを覚え。腕立ての様なもの、スクワットに似ているもの、腹筋に見えなくもないトレーニングを重ねることにより。身体にうっすらと筋肉が付、腹筋に割れ目が出ております。乳幼児の体験が有るため身体を動かすことが楽しくて仕方ありません。


 最近は歩けるようになってきたので出来るかわかりませんが、昔聞いた忍者のトレーニングなんかもし始めています。若木を飛び越える奴と布をはためかせて走る奴ですね、ストレッチと筋トレバランスを取って行っております。


 母は、細かいことを気にしないタイプの様で。私が身体を動かすのを好きとみると、稽古をつけはじめました。三歳からの鍛錬は母の慧眼に感謝しています。肉弾戦が大好きな母は自分の知っている格闘術、捕縛術、東の地で習った柔術を教えてくれます。魔法っぽいものが有るようでこれからが楽しみです。


 母が「あたいはあんまり好きじゃないけど、前衛も身体強化とか簡易魔法くらい出来た方がいいわよ」というので、魔法も習っています。


 身体が出来上がるまでは下手なことすると身体が耐えきれないので先ずは魔法に慣れる訓練と、宣言され魔力を練り上げる練習を始めます。母曰く、身体の奥から湧き出る魔力を形作るんだ。「こう、なかの魔力をギュウってだしてグッグッと固めるんだよ、慣れてきたらモニュっと別けて掌からグバーって出すときにビビッてイメージを伝えるんだ。だから先ずはグッグッって出来る様になりな」……本当にこんな風に言われました。幸い身体の中に恐らく魔力であろうものは感じる事が出来ていましたので、前世のチャクラや気功のイメージで血液の流れに沿って全身を廻るように練習していました。


 成果を見せに行くと、驚いた顔した後ニヤリと笑い「さすが私の子だ、此れからは無意識でもそれが出来る様にしてみな」と言われ、実際の魔法は10才になるまでお預けされました。


 やってやりましょう。



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